さるフェスはオリンピックだった!?
河井 とはいえフードは今年もすごいですよ。「六大陸目のカレー」ということで6種の食感のキーマカレーが登場します。ロクリンピックの方はコンセプトがふわふわしてますが、カレーの方はちゃんと「さるハゲカレー大会」で優勝したメニューですから。そこは自信を持っておすすめします。
おオはし カレーの金メダリストですね。あれ、ホントにおいしかった。
しりあがり やっぱり今年はカレーだな。
──結局行きつく所はカレーですか!
ヴィンセント でも真面目に言いますけど、オリンピックの大会ビジョンって多様性と調和でしょ。さるフェスも色んな所の代表が集まるってだけで、もう既にオリンピックとして成り立ってるんです。これだけたくさんのバンドが出てるんですから。
しりあがり そんなこと言ったら毎年そうだけど(笑)
河井 毎年同じことをやってたのを、今回わざわざ改めてロクリンピックと名乗ったわけだ。
ヴィンセント だから今年はいつも以上にバンドの名誉をかけて戦います。少なくともスリーメンは戦う気満々。遊びじゃない。
おオはし 戦いだったのか。
村山 確かに演奏時間20分という同じ条件の下ですべてのバンドがしのぎを削って戦ってますね。
河井 さるフェスはすでにオリンピックだった。
しりあがり そうか〜。それは驚きだね。
村山 我々、いつもスポーツマンシップに則って正々堂々と勝負してますから。
ヴィンセント まあうちらはドーピングしますけど(笑)
お客さんも全員選手!
しりあがり しかし、こんな状態からどうやってロクリンピック気分を盛り上げていけばいいんだろう。
河井 そこはほら、やっぱりメダルですよ! 今回ちゃんとメダルを作りましたから。
──あのー、去年もメダル作ってませんでした? さよなら平成記念メダルとか。
おオはし でも今年のメダルには首掛け用のリボンも付いてるんです!
村山 しかもプレミアムチケットを買ってくれた人は、もれなく金メダルがもらえるんです。
しりあがり 金さえ出せばね。
河井 まあ、出来レースですよ。
──じゃあ表彰式とかもやるんですか?
しりあがり ああ、そうか。確かオリンピックではそういうこともやってるよねー。
おオはし ランニング着こなし選手権で表彰式やりますか。
しりあがり その時だけは君が代流しましょう。
おオはし 外国人が優勝するかもしれないですよ。
しりあがり それは我慢してもらうしかないな。
村山 せめてYouTubeかなにかで検索して、その国の国歌を流してあげましょうよ。
(ここでグッズ担当のあきやまみみこさんがメダルの試作品を持って登場)
ヴィンセント (メダルを手に取って)おおー、思ったよりいいねえ。
おオはし これは見たら欲しくなりますよ!
しりあがり 今年はグッズとカレーだな。
──でも金メダルは事前にプレミアムチケットを申し込まないともらえないんですね。
みみこ 大丈夫です。当日も会場では「取るに足らないこの世にひとつだけの賞メダル」という31個限定メダルを用意しますから。すべてデザインと賞の名前が違う一点物です。
──じゃあ、お客さんは早めに来たほうがいいですね。
ヴィンセント まさにレースですよ。早く会場に到着すれば欲しいメダルが選べる。
みみこ そうかー、自分が欲しい賞を獲るっていいですね。まあ買うんだけど。
ヴィンセント だから、お客さんも選手なんです!
しりあがり みなさん、当日はお金を握りしめて走って来て下さい。