優しくするために、フィンドムを使う
──性感染症についてお聞きしたいです。現状はどういった感じなのでしょうか?現場でお話をされている当事者の感覚としては…。
シオリーヌ:性感染症については、そもそも知識も曖昧ですし、自分の事として捉えている人が限りなく少ない印象です。
まきむぅ:国立台湾大学の黃俊豪さんと梁曉藍さんによる研究、2013年の時点だと、女性を愛する女性が約400人、その内、男性との性行為経験のない女性が約40%だった中で、5%の方が細菌性膣炎にかかっているそうです。5%って結構高いですよね。ちなみに、異性愛者に関しては全体の21%だそうですよ。
シオリーヌ:なるほど…。膣炎だって、ちょっとした免疫低下でも簡単に発症しますし…。「性器と触れることは結構リスキーな行為なんだ」という認識が、もっと広まると良いのですが…。怖がらせたいわけではなく、実態を明らかにして対策を手にしてもらいたいんです。
──フィンドムをどういった人に使ってもらいたいですか?
まきむぅ:特に「自分はなんらかの穴を攻める側だけど、誰かからなんらかの穴を攻められたことはない」人! 絶対に「あ、こういうことなんだ」って、実感を伴って上手くなると思うし、自分にも相手にも優しくできると思うんです。性別や性的指向に関係なく、とにかくオナニーに使ってみて欲しい。
シオリーヌ:安全に性行為を楽しみたい全ての人に、使ってもらいたいです。性行為は、他者とする行為であり、自分だけでする行為でもありますよね。なので、相手にも自分にも優しくできる人が増えてくれたら良いです。
──イベントに興味持ってくれた人にメッセージをお願いします!
まきむぅ:「下ネタにせず笑い合える性の話」に出来たらいいなって思うんです! だからネイキッドロフトさんっていう、ちゃんとご来場者の皆様一人ひとりの表情や反応を見ながらできるトークライブ会場でやりたい。変に真面目くさらなくても良い、かといって下品にも露悪的にもしない。「本当はしたかったけどできなかった話」をきちんと、できる場にしたいです!
シオリーヌ:そうですね! 私自身の活動のテーマが「性の話をもっと気軽に、オープンに」なんですけど。ネタとして消化をすることも、真面目に講義をするだけにも終わらず、”自分ごと”としてそれぞれの性の話を明るくヘルシーに語り合える場にできたら嬉しいです!
まきむぅ:「こんなシチュエーションでフィンドムつけてくれたら燃える」シーン集やりたいんです。実用性あるに違いない(笑)。
シオリーヌ:良いですね! ときめく場面考えましょう。
まきむぅ:性って、望む望まざるにかかわらず、肉体を生きる上で必ず関わることなので、それにちゃんと向き合うことは「怒られる」どころか「褒められる」ことですよね。イベント来てくれる人のこと、ぼくめっちゃ褒める!
シオリーヌ:本当に。めっちゃ褒めます。考えて、行動するのえらい。
シオリーヌさんとまきむぅさんとの対談インタビューは、ここで終わりになりますが。レズっ娘クラブ東京店ひなたさんからフィンドムについてメッセージをいただきました!
レズっ娘クラブ東京店ひなた メッセージ
装着がとても簡単でサクッと着けられます!
爪を切っていてもケアをしていても、腟内は繊細なので傷つけてしまったら…という不安を軽減させたり。
ローション付きなので指を入れる際に痛い思いをしたことがある、もしくはさせてしまわないか…など、様々な不安も軽減できるアイテムだと思います!まずは気軽に使ってみてください!
興味を持った方。ぜひ、こちらのリンクから「フィンドムナイト」イベント情報をチェックしてください! 当日、ネイキッドロフトでお待ちしています。