2月3日公演への意気込み
——最後に2月3日の2マンライブへの意気込みをお願いします!
卓偉:新曲はどうするんですか? やる?
椎名:どうする?
卓偉:そういう所だけ投げるの、止めなさいって(笑)。
——あっ、4月3日に新宿LOFTで2マンした時に、次の2マンの時にはまた2人で新曲を作るってステージでおっしゃってましたね!
卓偉:この人ね、本当に言うだけ番長なんですよ。で、「どうする?」って言うんですよ。「やろうぜ!」とは言わないんですよ。
一同:(笑)
椎名:でも俺、最初に卓偉がバラードの曲を作ってくれて俺が詩を書いた、「未来へ」って書いて「あすへ」って読む共作曲の前に、「一緒に曲を作らないとまずいですね」っていうやりとりをしてる時に、実はアッパーな曲を作ったんですよ。
卓偉:本当!?
椎名:あるの。あるんですけど、それやる?
卓偉:それでもいいし。
椎名:えっ、でもそれ作るの面倒くさい!
一同:(笑)
椎名:今でも頭に描けてるんですけど、これをフル尺にして詩を書くのが面倒くさくて。
卓偉:それって、僕が作ってきた曲を渡して詩を書く方が楽なんですか?
椎名:そうだね。
一同:(笑)
卓偉:何じゃい! じゃあ今の話をすんなや(笑)。
椎名:いやいや、あいつはいつも投げっ放しジャーマンだって言うから、俺は投げっ放しじゃないジャーマン・スープレックスしてるよっていうね。
卓偉:プロレス技いらないし(笑)。
一同:(笑)
椎名:投げっ放しじゃないんだよって。俺も作ったんだよ、1回。格好いい曲になるよっていうね(笑)。
卓偉:でも『未来へ』って曲も、結構お互いに忙しくて切羽詰まってる時に、やるのか、やらないのかってなったけど、やった方がいいだろうってなって曲を渡したら、その月末の最終週で一気にやるからちょっと待ってくれって言われたんですけど、本当にそこまで待ったらやってくれたんですよね。
椎名:早かったですよね。
卓偉:僕も詩を書く人間ですから、送られてきた詩で、ここをちょっと変えて欲しいっていうのがあるのかと思ったら、何にもなくて一発で出来たのが、やっぱりさすがだと思いました。
椎名:いやいや。なので、曲が来たら書きます。
卓偉:じゃあ、ファンキーなのをやりましょうよ! 16ビートの。
椎名:やろう、やろう! 格好いいやつね。2曲あれば俺たちマジで何か考えなきゃいけなくなるから。
卓偉:そうだよね。
椎名:名前をくっつけちゃって、『中島慶治』なのか、『椎名卓偉』なのか。
一同:(笑)
椎名:『未来へ』のデータの時、どっちだったか忘れちゃったのよ。
卓偉:違う、違う。『椎名卓偉、または中島慶治』ですね。
椎名:そうそう! っていう名前でユニットで。
一同:(笑)
椎名:じゃあ最後にセッションで『未来へ(読み:あすへ)』と新曲を披露しよう! 楽しいライブにしようね。
卓偉:そうですね! 椎名さんのファンってすごくいい人たちですよね。
椎名:卓偉のファンもね。俺たちファンには恵まれてるよね。派閥がないもん。
卓偉:空気がいいんですよね。
椎名:入り混じってるんで。普通、前と後ろでがっつり分かれたりするんですよ。卓偉の時は卓偉のファンしか前にいなくて、俺の時は俺のファンしかいなくてじゃなくて、譲り合いながらちゃんと混在しているのをアンコールで見るんですよ。みんな楽しそうなのを見ると、ここのファン同士は関係性がいいですよね。
卓偉:いいですよね。当然最初に僕がライブをやると僕のファンが前にいるわけですよ。で、今度は椎名さんがライブをやってる時にステージ横から見たりすると、椎名さんのファンと入れ替わってるわけですね。ということは、僕のファンが譲ってるわけですよ。
椎名:ちゃんと譲ってるよね。
卓偉:それでアンコールセッションで出てくじゃないですか。そうすると上手い具合に混ざってるんですよ。
椎名:本当に、本当に!
卓偉:椎名さんのファンは、僕は下だし、譲らなくてもいいはずなの。椎名さんは先輩だし、僕は全然それでいいと思うんですけど、椎名さんのファンは僕のファンに譲ってくれてるの。
椎名:有難いね。
卓偉:その空気だなって。それはいいイベントになるし。
椎名:ここは特殊ですね。対バンって普通はこうじゃないなっていつも思いますもん。卓偉とやってると、何か違うなっていつも思う。
——お客さんも2人の関係性を見て、そうなっていくんじゃないですかね。
椎名:それはあるかもな。
卓偉:ですね。あと昔、真夏のOTODAMAのイベントで1回対バンをやらしてもらったんです。その時はセッションはなかったんですが、僕の次が椎名さんだったから、椎名さんとの楽屋トークを話して盛り上げたりとかしてて、その時すでに、同じボーカリストと見てて空気がいいって、椎名さんのファンが思ってくれたっぽいんですよね。そこから時間が経って最初に対バンさせてもらった時に、結構ウエルカムっていうか、待ってましたみたいなことを言ってくれたりとか。
椎名:俺のファンは、卓偉大好きですもん。
卓偉:うちもそうですよ。
椎名:本当に。あの人との対バンだったら見たいって言われる。
卓偉:嬉しいですね。
椎名:だから楽しみですよね。そこは全然心配してないし。
卓偉:椎名さんのファンだって、絶対に目は厳しいはずですよ。自分で言うのは何ですけど、椎名さんを見ているわけですから、椎名さんより力量が下がるような人と椎名さんはやってくれるなと思ってると思いますよ。
椎名:あっ、そうか。見られてるわけだ。あー、まあ、今日の卓偉はOKだね〜。
一同:(笑)
卓偉:でもそれはいいことですよね。レベルってことで言うと。
椎名:確かに意外と見てるかもね。厳しいね、そこは。でも頑張るしかないですよね。もっと楽しく出来るように頑張ります!