見所
——この日のライブの構成はどんな感じなんですか?
mitsu:実は内容はまだなんです。ハロウィンなんで、「こういうライブにしよう」「こういう風にしよう」っていう外枠はガッチリ先に決めてるんですが、曲とかは前もって決め過ぎても、多分メンバーもそうだと思うんですけど、俺の中では変わるんで。だからそれまでに自分たちでイメージを作って、曲の候補を挙げていこうって感じで。案はちょっと出し合ってるんですけど、そんなくらいです。
——そんな中で、今お話出来る見所はどんなところですか?
風弥:コスプレはガチで見所ですね。
mitsu:仮装ね、仮装(笑)。
一同:(笑)
風弥:曲目はまだ決まってないけど、仮装とかはいち早く打ち合わせに入ってたし。
mitsu:いつもは音楽から入るんですけど、ハロウィンでやってるから仮装から入っていく音楽も面白いなと思って。一昨年の衣装チーム、メイクチームと面白いことが出来たんで、今回のこの面子だったらこうなるんじゃないかなっていうのを何となく想像した上で、皆さんの意見を聞いて考えてるんですね。この間衣装さんとも、一から一体ずつの仮装案を全員分作りあげてきたんで。世間一般的に、バンドでいいものとか格好いいものは追求してるんですけど、これは自分たちが想像して作る物で、それって未知な物の方が多いから、そっちを楽しめたらなって。自分たちもどんな物がくるかも分かってないし。曲とかもこうやって話して湧いたものから発想を得てやっていこうかなって。実はテーマ曲くらいなものですけど、曲も作ろうかなって思ってて、その中から湧いてくるものを大事にしていこうかなって。その方が直感的だし、自分的にもそれが出来るメンバーじゃないかなって思ったので。だから見所は、むしろうちらでさえまだ知らないかもしれないですね(笑)。
一同:(笑)
mitsu:ワクワクしててくれってくらいですかね。でも派手になると思いますね。そういう面子でも集めたので。
風弥:オリジナル曲を作るっていうのは、なかなかセッションとかでもやんないじゃないですか。
mitsu:めっちゃ負担ですしね。
一同:(笑)
——その日のためだけですもんね。
風弥:そう。だからそういう意味では、いかに5人が本気かっていうのを感じて欲しいですね。
mitsu:ライブって流れちゃうんで、曲があるかないかが重要ってことじゃなくて、どうなるか分からないものをやってみたいっていうのが、近いかもしれないですね。
風弥:あとmitsuが集めるメンバーって、不思議と俺も全員興味があったメンバーなんですよ。一緒に演ってみたいって思うメンバーを、mitsuがジャストで集めるんですよ。
mitsu:仲介屋さんが出来ますね。
一同:(笑)
風弥:だから今回も、Cazquiくんも実際にこうやってお話ししたりするのは初めてですけど。
mitsu:インスタを見てたんですもんね。
風弥:そうそう、インスタはずっと見てたし、俺はギターヒーローが大好きなんで。
Cazqui:恐縮です、本当に。
風弥:「やべー、格好いい!」って思いながら見てて、一緒に演りたいなって思ってたんで。今回、せっかくステージを一緒に出来るんだったら、曲をやるのももちろんだけど、一緒に制作をしたいなっていうのがあったんで。
mitsu:ワクワクしますよね。自分的には紹介とかって気はないんですけど、俺の経験上、俺がいいなって思った人って、いいなって思った同士も絶対いいなってなるって、今までそんな気がしてたんですよ。それで間違ったことがないので。
風弥&Cazqui:うんうん!
mitsu:Cazquiくんも最近出会った人の中で、一番いいなって思ったんで、風弥さんは絶対合うって思ったのもあったんで、そのワクワクをすごく大事にしたいなっていうのもあって、全員で集まってから中身をいろいろ作っていこうって思ってるんです。
Cazqui:多分、mitsuさんにしか出来ないことだと思うんですよ。ソロアーティストじゃないと、こうやっていろんな人と繋げていくって多分出来なくて、バンドをやってると、他の活動をするってなるといろいろと弊害が出てくるんですよね。単純にスケジュールの問題であったりとか、一つのバンドに一番重きを置いて欲しいっていうリスナーの方ってすごく多いので。ただ一つに重きを置くためにも、その人自身が今メインでやってることの良さを知るためにも、いろんな人と関わった方が絶対にいいんです。
風弥:超分かる。
Cazqui:いっぱい浮気をした方がいいとか、そういう話じゃないですよ(笑)。
一同:(笑)
Cazqui:mitsuさんがそういう場を設けてくれてすごく感謝してます。
mitsu:いや〜、有難うございます。元々ソロは好きだったかもしれないんですけど、実際にやるっていうのは、自分のソロ活動が始まってからな気がするんです。何でかって言うと、俺がバンドのメンバーだったら、お二人の意見も同じだと思うんですけど、バンド重きだから、誰かの足を引っ張っちゃうみたいのが嫌だったんです。でもソロになってから、バンドのためになることが出来るのは自分の強みだなって思ったんです。っていうのは、バンドがないんで。自分がバンドを組んでいて、バチバチで一緒にやってたらバンド同士でやればいいんですけど、やっぱりアーティストって、バンドのメンバーがいないところで得たものが、バンドに絶対返ってくるって気はしてるので、自分が関わった現場でみんなのバンドがよくなったら最高だし、そうしたらこっちも最高だし、相乗効果になるかなって思って。なので他ではちょっと味わえないやり方にしたいなって常に考えてます。