それぞれの音楽のバックボーン
——皆さんの音楽のバックボーンって何ですか?
風弥:俺は曲を作り始めたのが小学生で、小学校の音楽の先生が作曲をするすごい人で、毎日音楽室で曲を作っているのを見て、「曲を作りたいな」って思ったのが最初で。一番最初に好きになったのは久石譲さんなんですけど。
mitsu:おー、最高!
風弥:ジブリの音楽を聴いて鳥肌が止まらなくなって、「なんじゃこれ!」って音楽にハマったというか。ロックというよりかは、合唱の曲とか吹奏楽の曲とかクラシックとか、そういう音楽をずっとやってたんですよね。
mitsu:ドラムよりもピアノの方が先行だったんでしたっけ?
風弥:ドラムが一番最後なんですよね。ピアノは3歳から始めて、中学になってロックに目覚めた時は、最初はギターで、ギターとベースをやるようになってバンドを始めたんですね。高3とか大学1年くらいになってバンドを組む時にドラムがいなくて、仕方なく始めたのがドラムで。
一同:(笑)
風弥:だから楽器の中でいうと、始めたのが一番遅いんですよね。もちろんロックは超好きだけど、今だに映画音楽とかすごい大好きですね。
mitsu:音楽人です。Cazquiくんはどうなの?
Cazqui:僕はもう、B’zですね。
mitsu:えー、そうなんだ!
風弥:いいね! いいね!
Cazqui:最近、いろいろ考えたんですけど、B’zっていうと全部の説明がつくんですよ。
mitsu:好きだよね?
風弥:俺ね、めっちゃ聴く(笑)。
Cazqui:14歳の時、三菱のCMで、Eric Claptonの『レイラ(いとしのレイラ)』が流れてて。「ドゥルドゥルドゥルドゥ〜♪」っていうのが、「かっけー」って思って、「この音って何なんだろう?」って思ったら、エレキギターだってなって、じゃあエレキギターをやろうってなって。日本でエレキギターの音が格好いいミュージシャンって誰だ?って思って検索したら、とりあえずB’zが出てきたんです。
mitsu&風弥:おー!!
Cazqui:それでB’zが好きになるじゃないですか。そうするとB’zが影響を受けてる、Mötley CrüeとかGuns N' Rosesとかにいくわけじゃないですか。そうするとヘヴィメタルやハードロックの世界になっていくじゃないですか。んで、当時の同級生は大体SlipknotとかKornが好きなので、自然とうるさい方向にいって。
mitsu:うるさいって(笑)。
Cazqui:その流れで国産ラウドを漁ったら、『鬼葬』や『VULGAR』期のDIR EN GREYにハマり。メタルコアやエモ/スクリーモ、モダンなものに影響を受けつつ、昔から好きなオールドスクールなギターを掛け合わせたら…、ノクブラってバンドになってました(笑)。
mitsu:バックボーンはむしろそっちなんだね。やっぱ風弥さんと近いんだな〜。
風弥:俺はインスタ(Instagram)で頻繁に見る動画が、Cazquiくんのギターとシェーン・ガラース(B’zのサポートDr)だから。
Cazqui:そんな、めっちゃ恐縮っすよ!
風弥:俺はシェーン・ガラースがドラマーの中で一番好きだから、YouTubeはB’zだらけだよ(笑)。
Cazqui:僕も大体B’zです(笑)。
——10月31日はB’zが聴けるかもしれませんね(笑)。
mitsu:あるかもしれませんよ(笑)。
風弥&Cazqui:やりたいね〜。
mitsu:元々自分もヴィジュアル系ロックじゃなくて、J-POPが大好きで。俺は楽器は出来ないので、歌っていうものにかなり影響を受けたのが、90年代のテレビで観ていたものと同じっていうのがあって、2人は音楽人なのにポピュラーでメジャー的なものを勝手に感じてたので、「あっ、合うかも!」って。バンドマンって結構バンドオタクで、それは良いことなんですけど、俺はあんまり分からないんですよね。そんな中でも「最終的にそこだよね」みたいなところに辿り着いている2人がいたから、「あっ、いける! なんか面白い!」ってなったかもしれないですね。そう考えると、やっぱり音楽って繋がってるんですね。