普段のアルバムツアーでは見れないライブ
——上田さんにとって下北沢SHELTERや新宿LOFTってどんな印象がありますか?
上田:新宿LOFTは憧れでしたね、やっぱり。小僧の時から、ここでライブをやりたいって思いはありました。だからやれたときは嬉しかったし、初期の頃はホームのようによくやってました。横浜ではあまりやってなくて、新宿LOFTをメインでやってたぐらいですね。SHELTERは新宿LOFTの持つリアル感が受け継がれているんだけど、よりハードコアだし、下北沢っていう土地柄もあって。なかなかそういうものを感じれる場所は少なくなってきてると思うので、なくてはならない場所じゃないですか。
——トイレも洋式になりましたし。
上田:大ニュースですよ、周りはざわつきました(笑)。おめでとうございます。
——小滝橋の新宿LOFTでの思い出やエピソードが何かあったら教えてください。
上田:お客さんで見に行ったりもしてるし、自分の中では青春のイメージですね。LOFTって思い出すのはやっぱり小滝橋のほうなんで、記憶は消えないですね。アナーキーの茂さんとかスターリンのミチロウさんに会ったのも小滝橋のLOFTですし。自分がライブを始めた当時も小滝橋の記憶ばかりなんで。
——今回のツアーは新宿LOFTのワンマンライブを含む5箇所のツアーで、楽しみにしている人もたくさんいると思います。意気込みを教えてください。
上田:『(re:Rec)』というアルバムを出したので、10年分のAA=をまんべんなくやっていきたいなと思います。普通、アルバムツアーはそのアルバム中心でやりますが、そういう意味では今回はベスト盤なんで、1つのアルバムに縛られることなく自由にやりたい曲をやっていきたいです。なので新鮮ですね。普段のアルバムツアーでは見れない、そんなツアーにしたいと思ってます。
——最後になりますが、今回のベスト盤『(re:Rec)』を待っているファンにメッセージをお願いします。
上田:今の、最新形のAA=がパッケージされてるのでオリジナルを聞いてきた人も新鮮に、ある意味新曲のように聞けるアルバムになっているので楽しんでください。そして一緒に暴れましょうという感じです。