ライブ中に楽しいと感じること
——みなさんがライブ中に楽しいなって感じるのはどういう時ですか?
合田:お客さんが楽しそうな時ですかね。
小高:そうですね。すっごい声が出る時。
卓偉:わかる! 僕もそれを言おうと思ってました。コンディションって絶対にあって、ボーカリストは特に。体調も良くて、声も枯れてなくて、音も良くて、モニター状況の環境がいい時は…。どうしてもそういう環境に左右されてしまうんですよね。どんな時でも200%を出せなきゃいけないのがプロだって分かってるんですけど。モニターが聴こえづらい時は苦しいんですよね(笑)。
小高:声を張っちゃいますしね。
卓偉:そうそう。聴こえない分、張っちゃうし。で、自然と消耗してしまって。声が出づらくなると、ボーカリストって、どうしても神経質になるんですよ。この後に高いメロディが来るぞってことを考えるじゃないですか。この後に裏声を出せるのかとか。いろいろそういうことを考えれば考えるほど、ジレンマなので。そういうことを何も考えずに歌い切れた日っていうのは、楽しいですね。
小高:体力的に声が出ない時に一生懸命声を出すと、さらに体力的にしんどいし苦しいんですよね。すごく調子がいい日って、楽に歌えるんですよね。このまま何十曲でも何時間でも歌い続けられるなあっていうくらいの軽さで声が出る時は、やっぱり楽しいですね。モニターが悪い時は悪いなって思うんですけど、いい時ってライブが終わるまで気付かないんですよね。
卓偉:あっ、そうですね。
小高:終わってから、「そう言えば、今日は何のストレスもなかったな。今日の中音、すごくよかったな」って、後で気付くんですよね。やってる時はすごい無敵感と言うか、それがすごい楽しいんですよね。あと、ふと横を見た時に、悟がびっちゃびちゃになってるのが面白いですね。
一同:(笑)
合田:しゃーないやん! 汗かきなんやから(笑)。
小高:壮の方を見ると、全然汗をかいてないんですよ。でも反対側を見るとすっごいびちゃびちゃで、同じステージなのになって(笑)。
一同:(笑)