アイドルになったのは悪口がきっかけ
小林:学生の頃から、波瀾万丈だったの人生?
絵恋:クラスのサイトに私の悪口を書く専用のスレがあって、「可愛いからって調子に乗ってる」って、書かれてたんですよ。それで、私って可愛いんだと思って、アイドルになりました。
小林:この話は有名だよね。それを書いているツイートを見て、面白い娘がいるなって思って興味持ったんだよ。他にはどんな事があったの?
絵恋:家庭環境も普通だし、そんな波瀾万丈でもなかったんですけど、なんか色々なものに馴染めないっていうのは性格的な問題なのかな。そういうのはずっとありました。
小林:集団行動が苦手、一緒の事が出来ないっていう感じ?
絵恋:そうですね。体育祭とかは帰っちゃって、いられないんですよ。無理で。一番最初の引きこもりになったのは幼稚園です。幼稚園いけなかったんですよ。
小林:幼稚園で愚れてたの!?(笑)
絵恋:そうです。あいつらと付き合ってらんないって思って、行ったら楽しくないのに皆で遊びましょうみたいな空気あるし、そういうのちょっと勘弁してくれって思って行かなかった。
小林:その子が成長して大人達をフロアで踊らせるなんて、数奇な人生だね(笑)親は心配してなかった?
絵恋:親は「それでいいよ」っていう親だったから。
小林:それは良かった。じゃあ小学校で親御さんが観に来てもうちの子帰っちゃったみたいな感じだ。
絵恋:初めての運動会で、パパとママがうかれて観に来てくれたのに、私が帰るって言い出して、親的にはめちゃくちゃショックだったらしいんですけど、パパが結構おおらかで、まあじゃあ、皆で帰ろうかって言って運動会行かないで3人でピクニックしたんですよ。その時にママは子育てどうやっていこうって悩んだらしいけど、パパに「この娘は二十歳になった時に成人出来てないかもしれないけど、21才でも22才でも遅れていいから俺たちのペースで育てていこう」って言われたらしくて、それからは親に全く期待をされなくなった。
小林:お父さんが面白いのは有名だよね。
絵恋:変わってますよ。
小林:道歩いている絵恋ちゃんに、車からお父さんが声かけたエピソードあったよね。なんて言ったんだっけ?
絵恋:可愛いよーっ!!って
小林:実話だよね?(笑)
絵恋:実話です。ピンチケみたいな感じで叫びながら去っていきました。
小林:凄いね。本当にそんな娘だったの?ちょうど幼稚園の娘とかいるから心配だな(笑)うちの娘も集団行動苦手なんですよ。
絵恋:それはきっとカリスマになりますね。
小林:カリスマになるかな?(笑)レジとアンパンマンが異常に好きなんだよ。
絵恋:えっ、私と話が合いますね。飲みに行きたい。
自分が聞きたかった言葉をくれる
絵恋:勘違いオタクみたいだけど、戸川さんのライブは毎回、自分が聞きたかった言葉をくれるんですよね。答えや気づきをいつもくれて。自分はもう大学も出てて、アイドルイベント出てる中では大人枠になっているんで、それで悩んでた時期もあるんですけど、戸川さんのライブに行くと、戸川さんはロリータ服着て私達を迎えてくれるんです。本人は恥ずかしがってて。いい歳してこんな服なんてって言ってるんですけど、それでも、いつでもファンに可愛くして迎えるよっていう姿勢を見せてくれるんですよ。そういうのを見て、適当な恰好をしてステージに上がっちゃいけないなって学んだり、自分が嫌だなこんなフリフリの服、大人なのにって思っちゃいけないなとか、戸川さんから沢山学んでます。
小林:今日はもらった服着てたけど。。。(笑)
絵恋:今日は俺たちのDUESだから(笑)
小林:そのDUESだけど、無事に動員も増えていって、毎回ソールドが続いて観たい人が観れないような状況になって、キャパはちょっと大きくしようかっていう段階で、次がネイキッドロフトさんなんですけど、どんな事やりたいですか?
絵恋:基本的にはDUESでやってた事と変わらず、自分のイベントだから自分目当てのお客さんばかりだし、そこは甘えさせてもらって、好き勝手に喋れる場だしなんか自由にやって行きたいなと。DUESでやってた時は結構後半はすぐソールドしちゃって、ずっとツイッターとかに張り付いてる熱心なファンの人しか入れないっていう状態だったんですけど、キャパがちょっと大きくなるから、ライトな層の人にも来て貰えたらいいな。椅子もあるし、ご飯もある場所だから、本当に緩い気持ちで楽しんでほしいなって思います。
小林:フードが出るそうですね?
絵恋:フード楽しみ。今迄なかったし。
小林:ご飯とかつくれるの?
絵恋:ご飯つくれません。私の左手はマイクを持つため、右手はレジを打つためにあるので。
小林:でもせっかくオリジナルのフードとかも出せそうだから、なんかやってみたらいいんじゃないですか?
絵恋:お絵描きは得意なので、装飾したい!オムライスとか!
絵恋:ライブハウスにライブ観に行くのって、ハードル高いかもしれないけど、絵恋ちゃん会は緩い会だから、ご飯食べに行くついでみたいな気持ちで、ライブ来た事ない人も絵恋ちゃん会から、絵恋ちゃんファンをスタートするっていう場になってほしいと思います。
小林:多分、絵恋ちゃん会にしか来ていない人もいると思うんですよ。色々ライブ行ってても最優先に絵恋ちゃん会をもって来ている人がいる。
絵恋:えれ会のファンみたいな人はいます。
小林:そもそも企画の発端が、15分とか20分の対バンイベントだと表現出来ない部分を出して行くっていう感じだったよね。
絵恋:はい。