16周年に向けてのKra
——では最後に、16周年に向けての展望や意気込みをお聞きしたいと思います。ちなみに昨年のインタビューで15周年に向けての展望や意気込みをお聞きした際はざっくりとですが、景夕さんは「より活動的になって、9月11日は2015年よりも成長しているものになれれば」、タイゾさんは「バンドがお客さんを引っ張っていく空気をもっと出したい。いい意味で裏切って、毎回ドキドキさせる存在でいたい」、結良さんは「『ツギノモノガタリ』『ベツノモノガタリ』のツアーで何かをやりたい。爪痕を残すことに最近は命を掛けている」、靖乃さんは「ライブ・バンドとしてステージから自分らのパフォーマンスや言葉を生の言動で伝えていくのが使命だと思っている。15周年に向けて一緒に作っていって欲しいし、まずは俺らが走っていかなければ」とおっしゃってました。
靖乃:それを踏まえて、1年の抱負みたいな?
——そうですね。15周年を終え、そこからツアーが始まって16周年に向けてどうですか?
景夕:全く一緒のことですね、俺は。やっぱりブレない男っていうのは、そういうことですよ。
——(笑)…えー!!
景夕:何?
——先に言わない方が良かったですね、これ。
景夕:そうだね!(笑)
——じゃあ、今のはなかったことにしてもらって。
一同:(笑)
靖乃:聞いてるから、なかったことになれへん(笑)。
景夕:う〜ん…。15は切りのいい数字だったりしたけど、16はその第一歩ってだけであって、次は20っていうところを目指してっていうので、今の自分よりもまた別の考えを一つ持てるようにはなっていたいかな、視野としては。
——今回も大人に一歩近付きましたしね。
景夕:やっぱね、有言実行っていうことだね。そういうところがありますからね。このまま行ったら俺、仙人になっちゃうかもしれないですからね、20年後。
——みんな無反応ですよ(笑)。
景夕:みんなね、感動して言葉が出ないんですよ。
一同:・・・
景夕:次!
——(笑)タイゾさん、お願いします。
タイゾ:基本的には去年言ったことと変わらないんですけど…。
——ワンマン・ツアーの意気込みでも「ライブの最後の曲をいつもと変えたい」って言ってましたもんね。それは「いい意味で裏切って毎回ドキドキさせる存在でいたい」ってことですよね?
タイゾ:そうですね。自分も昔、好きなバンドのライブとかに行っていて、いっぱい行ってると、同じ流れだとどうしても人間飽きてくるんですよね。現状いっぱい来てくれてる人もいるんで、「あっ、今回こうきたんだ」みたいな、そういう無言のキャッチボールじゃないですけど、そういうのができたらいいかなって。あとは大まかに来年に向けてっていうところでは、もう一皮バンドとして剥けたいなっていうのはありますね。Kraってどうしても、演奏時間が短いイベントとかだと見せ切れない部分もあるんですけど、そこはもういい加減見せていけないとダメだなって思うんで、そこは考えていきたいかなと思います。
——では結良さん、お願いします。
結良:動画撮影って形で爪痕は残せてると思うので。どうせこれ、来年もまた聞くんですよね?(笑)
——(笑)来年は、今年のは先に言わないようにします。
結良:なので、16周年に向けて筋トレします。
——(笑)あっ、でもそうですね。
結良:体的に成長してるはず。
——筋力を計っておけばいいんじゃないですか?
結良:筋力って計れるんですかね?
靖乃:体脂肪が一番下の筋肉じゃない?
結良:体脂肪は、10%切ってるくらいです。
——わー、少ない!
靖乃:マジで!
結良:ずっとそうだよ。ずっと10%切ってる。
——じゃあ、メンバーが常に触って、チェックしたらいいですね。
結良:いや、単純に見たら分かるんじゃないですかね。
——あっ、そうですね。今って腹筋割れてます?
結良:まだ割れてない。縦線は多少は入ってますけど、何とかパックになるくらいにはなってない。どんなに痩せてても、多少乗ってくるんですよ、お腹の皮下脂肪って。それをなくしたいなって。ここ(お腹)がなくなれば、多分他も出てくるから。一番ここが最後に落ちるところだから、そこの皮下脂肪が来年落ちてるかなってところですね。
——来年はパックリと?
結良:あんまり鍛えすぎてもね。
——ムキムキマンになっちゃいますね(笑)。
結良:なってもね、それはそれで嫌だから(笑)。ほどよく、ちゃんと健康な男子だなってなっている16周年に。
——体が資本ですもんね。
結良:ちゃんと鍛えてれば健康ですよね、絶対に。
——でも結良さんって、健康そうですよね?
結良:それがこの間、ちょうど食中毒になったばっかりで。まぁ、そこは健康、不健康は関係ないところだけど(笑)。風邪はあんまり引かない方ですよ。
——睡眠とか、しっかりとってそうですよね。
結良:いや、時間はあんまりとってないけど、起きる時間は早いです。大体7時〜9時の間に起きるようにしてるんで。
——よく起きれますね!
結良:河西さんは夜が長い仕事だからあれですけど、朝早起きすると、本当1日が長いんですよ。時間を有効活用してるなって思うから、今までどんだけ無駄にしたんだろうって思うんですよね。早起きして、いいことばっかりですよ。した方がいいですよ!
——みなさんは早起きしてます?
景夕:してないです。
タイゾ:早いのかよく分からないですけど。
——何時ですか?
タイゾ:9時くらいです。
——早いですよ!
タイゾ:早いですか?
——早いと思いますけど。景夕さんはお昼くらいですか?
景夕:俺は眠りが浅いから、7時、9時、10時、11時、12時って目が覚めるんですよ。
——それって熟睡できないですね。
景夕:うん。
——靖乃さんは?
靖乃:俺はこじらせちゃって、おじいちゃんみたいな生活になってる。
——ということは、朝早いってことですか?
靖乃:めちゃ早い時間に寝てしもてて、起きたら4時とか5時とかで、「あれっ!?」みたいな(笑)。
景夕:完璧おじいちゃんじゃん!(笑)
靖乃:そうそう(笑)。なんかね、多分夜更かしが1周くらいしたんでしょうね、きっと。
——じゃあ健康体ですね(笑)。
靖乃:健康体なんかな(笑)。Twitterとかで、「ちゃんと寝てます?」って聞かれることがあったりする(笑)。
——あっ、でも、夜中に起きてるイメージがあります。
靖乃:変な時間にリツイートがあったりとかするでしょ。その時間に起きちゃってるっていうね(笑)。
——そうだったんですね(笑)。では靖乃さん、16周年に向けてお願いします。
靖乃:1年前の自分がしゃべっていた「みんなと一緒に作っていきたい」みたいなのが予言書に近い感じで、2016年の上半期は結構いい感じにいろいろと回ってこれたと思うし、いわゆるイベント・ライブとかっていうのの中でも、一緒に対バンしていたバンドだったりとか、そのツアーを追っかけてくれてたファンの人たちと、どのバンドのファンとか関係なく、客席にいた人たちと一緒に楽しい空間を作れてきてる気はしていて。その中でKraっていうバンドがおると、楽しい時間ってできあがるよねっていうところは、ある程度、形は示せたのかなっていう気はするので。その先で、より俺らっていうバンドだったり、そのバンドが作る時間とか世界とかっていうものに、どんどん飛び込んできてもらえる形を、より積極的に作っていける年にしていけたらいいのかなって。その足がかりが、15周年を踏まえての16年目に踏み出してすぐにある秋のワンマン・ツアーであり、クリスマス・イブに初めてライブをやらせてもらう浅草公会堂っていう場所であったり。面白い試みっていうのは、今までも絶えずやってきてて、今年の後半でやれることも、すごい面白いことはラインナップされてると思うし、それは来年も変わらないので。気が向いたら気軽に遊びに来てもらえて、来たらやっぱり面白かったな、楽しかったな、感動したなっていうおみやげを持って帰ってもらえる、そういう場でありたいかなって気はしますね。
——有難うございました! 16年目のKraさんも期待してます!!