Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュータイゾ&靖乃(Kra)×MIKI&AYA(Mix Speaker's,Inc.)【完全版】

V-ROCKを基軸とした新宿LOFT主導の企画「master+mind」が主催するROCKフェスティバル【Rock is Culture 2016】にKraとMix Speaker’s,Inc.が出演!

2016.01.29

ステージ上からも伝わる仲の良さ

——10月からのKra主催のイベントツアーで一緒に地方を回って、お互いのバンドから学んだこととか、ここが良かったなってことはどんなことですか?
MIKI:何曲かセッションで、お互いに出たり出てもらったりっていうのをしたんですけど、俺は単純に景夕くんが、歌もそうだけど、しゃべりも含め全部が無茶苦茶やり易かったですね。ステージに立った時に、やり合いが凄く波長が合うと言うか。2人でNIKAちゃんをいじめるっていうのが決まってたからかもしれないけど、すげーやり易かった。
AYA:身長はどっちが勝ったん?
MIKI:それは俺やん。
一同:(笑)
AYA:良かったな(笑)。
靖乃:あのね、後ろから見てたらどんぐりやから(笑)。どんな靴を履いてるのか知らんけど、あんまり変わらないよ。
MIKI:「一緒やん!」って(笑)。
靖乃:そう(笑)。2人が並んでて、それよりもNIKAくがちょっと上かなってくらい(笑)。
一同:(笑)
靖乃:今回のツアーでね、MIKI&景夕とNIKAの2対1みたいなのが、MCの流れの締めに向かう形の1個のパターンとしてできたと思うんですね。これを「一番強かったのはNIKAやんけ!」みたいな感じになるとか、真ん中に割って入ってくるとか、じゃんけんみたいな感じで引っくり返していける形を、次のそれこそ2月1日のLOFTの2マンとかに向けて作っていけると面白そうな感じが、予感としてはしましたけどね。
MIKI:どっちのバンドも誰がしゃべって誰がしゃべんないとかないし、こうやってのってぃが入ってきたりとか、みんなが入ってきたりとかで成立するから、全然何にも困らないと言うか。俺はそういうふうに感じて面白かった。
靖乃:そういう意味で言うと、本番中に「わー、全部持ってかれた!」って衝撃を受けたのは、Sさんの動きだった。
一同:(笑)
靖乃:Sさんとは、ドラムセットをちょっと触らせてもらったりすることはあっても、楽屋とかでしゃべったりしてた時は、太鼓の話をあんまりするタイミングがなかったんですね。今回の2マンツアーでは、お互いの曲に出て煽りパートを10人でワッと盛り上げるみたいなタイミングがあって、俺らがMSIのステージに出させてもらった時は、ワッて散らかして帰ってくるだけやけど、4人(Kraのメンバー数)の所に6人(MSIのメンバー数)が出て来た時に、6人の立ち位置的にどうなるのかなって思ってたら、Sさんが一番飛び抜けて輝いてて、「わっ! 全部持ってかれた!!」って思って(笑)。Sさんがステージの前っつらまで走っていって、ワーって飛び跳ねたら、さすがの俺も見えへんくなるから(笑)。あのスイッチの入り方は凄かったですね。マイクを渡された時、「めちゃ煽ってるやん!」って思って。
AYA:めちゃ煽ってましたね。珍しいっすね(笑)。
——2バンドとも、みんな相性がいいんですね。
靖乃:凄いやり易かった。
——AYAさんはKraのここが良かったとかってどうですか?
AYA:めっちゃ良かったなって思ったのは、のってぃが僕らのステージに出てきて、ずっとしゃべってた時に景夕さんがバって入ってきて、のってぃを引きずって帰っていった時は、「これが14年間の重みなんや! このコンビネーション凄いな!」って(笑)。
一同:(笑)
MIKI:俺らのステージの場合、景夕くんがやったことって、大体気づいたらseekがやんの。「長ない!」って言って、「ははは(笑)」ってなってその場が終わるっていうのがよくあるパターンなんだけど、それを楽屋から出てきてやったから「おぉ! ピッタリ」って。
AYA:あれ、凄いよね! あのコンビネーション。これ全部持っていかれたなって(笑)。
靖乃:タイミング的にはバッチリやったなって(笑)。出番に関係ない奴が出てきてずっとしゃべって、さらに出番に関係ない奴が連れていくってね(笑)。
AYA:お互いがお互いの立ち場が分かっててね(笑)。
一同:(笑)
靖乃:それは確かにあるかも。
タイゾ:その時、楽屋にモニターがあったんでステージが見えてたんですね。のってぃが出ていって少しした後に、俺、トイレに行ったんですね。で、トイレから戻ってきたら、まだしゃべってて(笑)。「あれ? これまだのってぃがいるよな」ってなって、そしたら景夕が「あ〜、もう俺行ってくるわっ」って言って、「はーい、行ってらっしゃーい」って(笑)。そういう流れがありました。
——ちょっと突っ込みを待ってたりするんですか?
靖乃:う〜ん、どうだろ。空気の中で自然にっていう感じになっちゃってるかもしれないですね。変な芸人根性じゃないけど、どっかで1個落としてかなあかんってしちゃってる所が多分お互いにあって、落とせるのが自分やなって思ったほうが動いてるっていうのはあるかもしれないですけどね。でも、珍しくきれいに決まったほうかな(笑)。
MIKI&AYA:あっ、そうなんや(笑)。
靖乃:大体ね、良かれと思って振ってみたことを、あいつはサラッと流したりするんですよ(笑)。だからあれはタイミング的にも改心の出来でしたね(笑)。
——この場面を凄く見たかったです! あっ、今回のツアーのライブのおもしろ映像集を2月1日のオープン中か転換で流しましょうよ!
一同:いいですね!
靖乃:今回のツアーで思ったのが、お互いに自分らが濃いことをやっている自負ももちろんあって、お互いに異世界からやって来た人たちみたいな空気感を纏っているのも自覚している上で、もちろんライバルではあるけど、友達として一緒に回れているバックステージの空気感だったりを見てもらっても全然楽しんでもらえる感じはあるかなって。
MIKI:それも面白いかもね。
——バックステージの映像も撮ったんですか?
靖乃:いや、撮ってないけど(笑)。それこそさっきから話に出てたようなことだったり、出番前のバタバタしている感じとか、総じて全部が凄い温かい空気の中で起こってたんですよ。殺伐とした瞬間とか全然なくて。
MIKI:部室だよ、部室! 最後なんて完全にそうだったよね。
靖乃:あんまり真面目じゃないサッカー部の部室みたいな感じ(笑)。
MIKI:あー、そうそう。そんな感じ。
靖乃:でもみんなで1個のことに向かっててっていう感じで。
タイゾ:ライブ中も、お互いのファンの子が両方のバンドを楽しんでくれてる感があって。「私はこっちしか応援しない」っていう空気は全然なかったのが凄い良かったですね。
——どちらのバンドもいいお客さんですね。
タイゾ:はい。自然と混ざった感じがしました。言葉で伝えるのが難しいですけど。
——メンバーさん同士の仲のいい雰囲気がお客さんに伝わったから、お客さんもみんなそういう感じになったっていうのもあると思うんですよね。2バンドの仲がいい空気感が凄くステージ上で出てたんじゃないですかね?
靖乃:それはあるかもしれないですね。このツアー中にステージ上であったんですけど、AYAさんが結良とハイタッチをしようとしたら、結良が全然無視して帰っちゃったっていうくだりとかは、人によっては「おぉ、ふざけんなよ」ってなるのかもしれないんですけど、それを踏まえて次のライブの時に笑いの一ネタとして盛り上がれるっていうね。
MIKI:次のライブの時はちゃんとハイタッチをしたもんね。
AYA:お客さんがハイタッチで「ワー!」って沸いたんですよ(笑)。
靖乃:流れとして10人で1個のものを作ってる感は凄いあったよね。結良の真面目さがどんどん空回っていく感じが面白いですね(笑)。で、全部seekさんに持ってかれるっていうね(笑)。
 
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LIVE INFOライブ情報

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SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY
master+mind presents【Rock is Culture 2016
2016年2月1日(月)新宿LOFT
OPEN 18:00/START 18:45
前売り 4000円/当日 4500円(共にD別)
【出演】
Kra / Mix Speaker’s,Inc. (A→Z順表記)
【チケット発売】
LOFT店頭(Bチケット)・ローソン(Bチケット/L:78504)・e+(Cチケット)にて発売中!
【入場順】
Aチケット(受付終了)→Bチケットの並列→Cチケット
【スペシャル企画発表!!】
※ 最後にスペシャル企画有り!
※ OPEN時と転換中にスペシャル映像の放映有り!
※ 各メンバー考案のオリジナルドリンク販売有り!
【主催・企画・制作】
新宿LOFT
【後援】
テレ玉
【協力】
HOT STUFF PROMOTION/TOWER RECORDS 新宿店/ライカエジソン/自主盤倶楽部/little HEARTS./ZEAL LINK/ブランドエックス
【問い合わせ】
新宿LOFT 03-5272-0382
 
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