2013年から「master+mind」の拡大版として【Rock is Culture】をスタートし、4回目の開催となる今回は、新宿LOFTが通年で行なうオープン40周年イベントの第1弾として開催!
今号では1月20日に開催するdefspiralと中島卓偉の2マン・イベントのボーカル対談を決行!!
意外にもこれまであまり接点がなかった2人だが、お互いのボーカル力を認め合っているのが会話の中からとても伝わってきた。お互いの出会いやボーカリストとしての興味深いお話をたくさん語ってもらった!
この激熱2マン、次はいつ観られるか分からないので、お見逃しなく!!
(interview:河西 香織/新宿LOFT)
しっかりとした交流は今回が初!?
——まずはお2人の出会いからお聞きしたいと思います。
卓偉:レコード会社のレーベルが一緒だったんですよね。
TAKA:そうですね。
卓偉:TRANSTIC NERVEさん(TAKAの以前のバンド)が先にデビューされてて。1998年ですか?
TAKA: 1999年の始めですね。ほぼ同じくらいですよね?
卓偉:僕は、デビューのシングルが出たのは1999年なんです。でもそのレーベルに所属したのは、2000年だったと思うんですよね。
TAKA:じゃあ、先にデビューしてて、その後に所属して?
卓偉:そうですね。最初にSONYで2枚シングルを出して、1stアルバムの時にそのレーベルになったんで。なので、TRANSTIC NERVEさんが先にいらっしゃって、後々で僕が入って、って感じですね。
——では、初めて出会ったのは2000年ですか?
卓偉:hideさんの“Cafe Le PSYENCE”っていう番組や、横須賀のhide MUSEUMでライブがあったりした時に、初めてご一緒させてもらったのが、2000年か2001年くらいだったと思うんですよね。
TAKA:そのくらいですかね。番組で一緒だったり、レーベルが一緒だったりとか凄い近い距離にはいたんですけど、当時は1回も話してないですよね? 同じ番組だったけど、別々の収録だったりで。
卓偉:そうですね。あのレーベルで対バンとかって全然なかったですよね。
TAKA:全然なかったですね。
——初めて話したのはいつ頃だったんですか?
卓偉:近くにいるんだけど、面識や紹介がない状態だったんですよね。若い時だったので、それぞれ自分のツアーとかで年に何本も回ったりとかしてて、東京にいても入れ違いみたいな感じだったと思うんですよね。
TAKA:一昨年に対バンがあって、その時に楽屋で、「シャワー借ります」「あっ、どうぞ!」みたいなことがありましたね(笑)。
卓偉:そんなノリくらいでしたね(笑)。
——じゃあじっくり話すのは?
TAKA:今日が初めてですね。
卓偉:なので、こうやって対バンを決めていただいて凄く有難いなって思ってます。
TAKA:そうですね。
——そんな中でのお互いの印象は?
卓偉:僕はとにかくTRANSTIC NERVEさんが怖かったですね(笑)。
TAKA:えっ、マジっすか!? そういうの、面白いね〜、今明かされるみたいなね!(笑)
一同:(笑)
TAKA:いや〜、怖くはないと思うんですけどねぇ。
——無口な感じだったんですか?
TAKA:あんまり社交的ではなかったですね。俺らも田舎から出てきて、事務所に入って、レコード会社も全然分からないし、あんまり外に出なかったですね。バンドでも当時は絡まなかったし。でも卓偉くんの情報はバンバン入ってきてたから存在感はずっとありますね。その頃にリリースした『NUCLEAR SONIC PUNK』とかももらって聴いてましたし。
卓偉: 1stアルバムですね。2000年くらいってなると、すげー前って感じはそんなにしないんですけどね。当時のヘア・メイクさんが同じ人だったりっていう繋がりもあったり。スケジュールの確認とかで「あっ、この日はTRANSTIC NERVEがあるから」とかがあったりしましたね(笑)。
——お互い、名前は知ってるけど…っていう感じだったんですか?
卓偉:そうですね。やっぱり僕は後から入ったんで、先輩って感覚が凄く強かったですね。
TAKA:実は俺、ライブを観に行かせてもらったこととかあるんですよ。卓偉くんの歌はすげー好きで、ずっと聴いてるんですけど、バンドのスタッフが卓偉くんのライブを観に行くって言ってて。
卓偉:当時のスタッフさんですか?
TAKA:いや、最近の話ですね。SHIBUYA-AXでのアコースティックのライブですね。去年でしたっけ?
卓偉:ゲストがいっぱい出たライブですよね? 2〜3年前ですね。
TAKA:あっ、結構経ってた(笑)。スタッフが「行く」って言ってたから「あっ、じゃあ俺も行く!」って、フラッと一緒に行って観させてもらって。
卓偉:あっ、そうなんですね。有難うございます! あのライブは、僕からすると良い意味でイレギュラーなイベントだったんです。今までと違って、ゲストも呼ぶっていう形で。
TAKA:当時からね、いろんなシンガーの友達がいますけど、同世代で卓偉くんのことを意識してる人は多かったですね。
卓偉:本当ですか!? TAKAさんって僕より上ですよね?
TAKA:年齢はね。でもまぁ、レーベルとかも同じだったんで、同期って感じで。
卓偉:90年代後半とか、2000年をまたぐところでデビューしたって点で、先輩ですけど同世代って言わせてもらえるところもありますかね。ファンの方とかも嬉しいんじゃないですかね。当時、同じように聴いてたりしてた人とかもいたでしょうし。
TAKA:多いと思いますね。お互い長いですからね。
——今回を機にお2人もグッと交流を深めていただけたらと。2マンがとても楽しみです!