それぞれの新宿LOFTの印象
——今回のツアーで『ベツノモノガタリ』の公演を11/28に新宿LOFTでも開催しますが、Kra主催というのは今回が初めてだと思うんですが。
景夕:初めてですね。
——新宿LOFTの印象とか思い出はどんなことがありますか?
景夕:あー、なんかブッキングの人がちょっと変っていうイメージがありますね。
——ほんとですか!?
景夕:よくいつもライブを観に来て下さるんですよ。
靖乃:おやつを持ってね。
景夕:そう。いつも差し入れをくれるんですよ。レッドブルと、「歌舞伎町から来たんで」って言って、歌舞伎揚げをくれるんですよ。あっ、この人、変な人だなって(笑)。
——面白い人ですね(笑)。
景夕:変な人だなって(笑)。その印象が一番強いですね。
——ほんとですか!? それは変えていかないと!
一同:(笑)
景夕:でも、ライブに関しても、客席は凄く見やすいし、やりやすいし、変な緊張がないっていうのが個人的にはありますね。お客さんからうちらに対してどう見えてるか分からないけど、俺はあんまり気兼ねなく毎回できてる感じがしますね。
——結良さんは?
結良:LOFTはもう、ザ・ライブハウスっていうイメージが僕の中ではありますね。AREAとかもライブハウスですけど、何か違うんですよ。もしかしたら、僕が一番最初にライブを観に行ったのがLOFTだったっていうのもあるかもしれないんですけど。
——誰を観たんですか?
結良:MUCCのワンマンです。僕がライブハウスっていうの自体が初体験で、それがLOFTだったっていうのもあるかもしれないけど、楽屋の作りから、ライブハウスの作りから、何かライブハウスだなって。「ライブハウスってどんな所?」って聞かれたら、「LOFTみたいな所」って言うのが一番しっくりくるかなって。
景夕:他のライブハウスでも、こういう雰囲気はあるんだけど、LOFTってその中でも凄いでかいじゃないですか。ザ・ライブハウスっていうライブハウスにしたら。だからそういうのもあるかもしれないよね。
結良:うん、ねっ。11/28の対バンって誰でしたっけ?
——NAOKIさんとやまぴかりゃーです。
結良:あっ、勝手知ったる。
——NAOKIさんはLOFTにはアコースティックですが、何度も出演して下さってるんですよ。
結良:多いですよね。何度も出てますよね。楽屋が怖いんですよね、NAOKIさんと。
——うるさそうとかですか? あっ、嘘です!
一同:(笑)
結良:そう、うるさそう(笑)。
——本番前に集中して気分を作ったりしますか?
結良:僕は作らないです。いつも通り、何をやっても緊張するんで。作り込んだり、考えすぎると余計に駄目になっちゃうから。ライブ中に夕飯のこととかの考えが出てきちゃう時がたまにあるんですけど、そういう時は一切駄目なライブなんで。「ショータイム」中に眠くなることは多いんですけどね。
——えっ!?
結良:酸素がなくなってきちゃって、多分、意識が低下してくるんでしょうね。あんだけガーガー言って、ガンガン弾いてるのにすっごい眠くなってくるんですよね。まぁ、それはいいか。LOFTでもっとライブが出来たらいいんですけどね。お願いします!
——じゃあ、月1でいきましょう!
結良:月1ね!
靖乃:逆に、いいんですか?
——もちろんです! 今、公言しましたからね!
景夕:自分で言ってるだけじゃないですか!(笑) まぁ、「いいっすね」って言いましたけどね。
靖乃:ニューロティカと常に並んで名前があるみたいなね(笑)。
——あっ、最多出演を狙っていきましょうよ!
景夕:今から!? ニューロティカにお休みしてもらわないと(笑)。
——ではこの話は追々(笑)。ではタイゾさん、LOFTの印象ってどんなですか?
タイゾ:一度、移転しましたよね? いつ移転したんですか?
——1999年4月から今 の歌舞伎町LOFTがオープンしました。
タイゾ:昔、黒夢のLOFTでのライブ・ビデオをよく見てて、あれの印象があったんでもっと狭い所かと思ってたんですけど、移転する前も広さってあんまり変わらないですか?
——移転前のLOFTは今のLOFTの正面だけって感じでした。
タイゾ:なるほど。あの印象があったんで、ホールに入った時に結構横に広がってる感じで、「あっ、広い」って思いました(笑)。あと楽屋が不思議だなって。ライブホールと違う場所にあって、部屋みたいな感じで。
——ホールと同じフロアの楽屋って入ったことなかったんでしたっけ?
タイゾ:入ったことはあるんですけど、あっちをメインで使ったことは多分ないかもしれないですね。あとは、歌舞伎町にあるんで、入りする時とかが怖いっすね。
——今もですか?
タイゾ:ホストの人とかが多いじゃないですか。
——たまにベンツとかも停まってますしね。
タイゾ:そうですよね。あとは、終わった後にそのままLOFTでお酒が飲めるのがいいですね。
——じゃあ、11/28は打ち上げも楽しみにしてます!
景夕:やりましょっ!
靖乃:是非是非!!
タイゾ:次の日って何もなかったっけ?
靖乃:先にスケジュールを押さえちゃえばいいんじゃない!(笑)
——お願いします!(笑) では、靖乃さんのLOFTの印象は?
靖乃:お盆とかお正月とかに親戚の家に遊びに行かしてもらってるみたいな空気感にちょっと近くて。それこそさっき話に出てた打ち上げでって所だと、オムライスにメッセージを書いてくれてたりで、「お帰りなさい」みたいな感じやったりするあーいうのが、箱全体としても、みなさんスタッフさんの心意気としても、「お帰り」って言ってもらえてる感じがあって。実家っていう感じとはまたちょっと違う空気感な気がするので。どっちかっていうと俺らはAREAで始まって、折に触れ、初めてのワンマンとかをAREAで重ねさせてきてもらってて、あそこに行く時の空気感とはちょっと違った距離感なんですよね。でも、凄い温かい心で迎えてもらえてるみたいな感じはずっと変わらないので、そういう意味で、親戚の家に帰らせてもらってる感じがするなっていうのが強いですかね。タイゾじゃないけど、新宿LOFTって名前で構えてたけど、逆に中へ飛び込ましてもらったら、その中で好きにやらしてもらえる温かい場所やなって感じがしてますね。