本当にミュージシャンとして生きていくのだなという気持ちになりました。
── レコード店での大きな展開や各地の反響を聞いてどうですか?
鮪:念願叶ってのリリースだったので嬉しいです。リリースしたばかりの頃は全然実感がなかったのですが、お店廻りや色んな遠方のお客さんの反応を聞いて実感が湧いてきました。
飯田:ライブをしていると1番感じます。聴いてくれているんだなって。今までは鮪がリフを弾いているだけでお客さんが盛り上がる事はなかったのですが、今ではリフで盛り上がってくれて知られているのだなって(笑)。
── 皆さんがツイッター等でちょっとした事を呟くと、フォロワーからの反応も凄そうですね(笑)。
鮪:最近は凄い感じます。
飯田:鮪が檀蜜の事を呟くと反響が凄い(笑)。
鮪:先日「情熱大陸」で檀蜜の特集をやっていて、その事を呟いたら、「大丈夫ですか?」って心配されました(笑)。
── リリースしてから少し時間が空きましたが、今はどんな心境でしょうか?
鮪:やっと次のステップに踏み出しているのだと思います。やらなきゃいけない事も沢山見えてきたし、このCDのおかげで環境も変わってきたし。本当にミュージシャンとして生きていくんだなという気持ちになりました。
── 環境だけじゃなく、自身の心境の変化も皆さんにとってはとても大きそうですね。またライブのチケットも軒並みソールドアウトだったりしますし、最近だと新宿ロフトで開催したレコ発ライブもソールドアウトでしたしね!
飯田:めっちゃ早く売り切れたのでびっくりしました。そうなったら良いねって話していたところだったので(笑)。
鮪:どのライブにしても言える事なのですが、僕らの事を知らないお客さんと向き合う時に凄い勘違いされやすいバンドだと思うんですよ。凄い楽しくて、盛り上がれてというだけじゃない所を今後は見せていきたいですね。
── フェスでも入場規制になったというニュースも聞きました。
古賀:ステージから見た景色が凄かったです。
飯田:雑誌でしか見た事がない景色だったね。本当にこういう景色があるんだなって。
古賀:逆に鳥肌立ったね。
── フェスに出演するのは初めてだったのですか?
鮪:見に行ったこともなくて、出演の時が初めてだったので凄く嬉しかったです。
── ステージ上から見るその光景はミュージシャンの特権ですね!
鮪:辞められないなって。
── またバックヤードも豪華だったりしますよね(笑)?
鮪:到着した途端、早速ご飯を食べました。
飯田:バーキングとラーメン!
鮪:食べ過ぎて動けなかったりして(笑)。
古賀:寿司もあったね。クレープもあったし。一言掛けたらすぐに食べ物が出てくるという。お金がいらないって(笑)。
── 存分にフェスデビューを楽しんだみたいですね。
飯田:あと色んな方々に会えたりもしました。
── この夏はフェスにも沢山出演するからまた楽しめそうですね! 食べ過ぎて太らないようにしてくださいね(笑)。
鮪:それ、KANA-BOON内では死活問題なんですよ(笑)。
古賀:みんな痩せないと。
鮪:着々と太ってきていますね(笑)。
── KANA-BOONの皆さんにとってライブはどんなものでしょうか?
飯田:僕は高校の時にバンドを始めて、ステージに立ったら、「あっ。これは普通じゃないな」って。いけない事じゃなくて、普通じゃない事ってあがるじゃないですか? こういう所じゃないと僕は自分が出せない事に気付いて、唯一ヒーローになれる場所だなって。
── なんか皆さんが笑われているようですが…。
飯田:バンドがなかったら普通にDVDを借りに行ったりしているだけだし(笑)。自分がいてお客さんがいて、自分の事を思ってくれるのはいいなって。どんな小さい場所でも自分の事を見てくれてるっていいな。
古賀:バンド活動をしている中で、ライブをしている時が1番バンド活動をしているなという感覚になりますね。取材だったりレコーディングがあったりする中で、ライブとなると気合いの入り方が違います。毎回毎回ライブによってお客さんも違うし、自分たちの演奏が良かったり悪かったりと成長出来る場でもあるので生き甲斐のある時だと思います。
小泉:私生活で自分の気持ちをあんまり出さない方なのですが、ライブで1番感情が出せる。笑顔になれる。
鮪:元々人前に出るのが苦手なタイプで、昔は楽しい気持ちだけで演奏をしていましたが、去年位からは周りの人の目も変わってきて凄い緊張してしまい、ステージに立つのが怖いと思ったりもしました。今でも変わらなかったりするのですが、同時に救われる場所だなとも感じています。お客さんが音楽で救われるのと一緒で、バンドマンもあの光景を見て救われる。最近は自分が救われる為の場所であるような気がしてきています。
── 初めてロフトに出演した時の印象はどんな感じでしたか?
鮪:僕は個人的にとても聖地だったので、ずっと行きたい場所でした。初めて出演する日のちょっと前からずっと嬉しくって。
── 初めてロフトに出演した時は緊張しましたか?
鮪:緊張しました。
古賀:何か普通のライブハウスと違うなって。床も高さもだし、全体的に「木」を感じました。大体ライブハウスって地面が黒でフラットな感じがするのですが、ロフトは木があったりアットホームな感じがして、凄く親しみやすい小屋だなと思いました。
飯田:もっと頑張らないとと思いました。
小泉:凄く大きいなと思いました。初めて出演した時のバンドも雰囲気が違う感じがして、いけるかなという不安があって。中音もとても難しいという印象がありました。
── 2回目に出演した時はどうでしたか?
鮪:あっ、帰ってきたぞみたいな感じがして嬉しかったです。
── 今後の活動はどうですか? 新曲もガシガシと出来ている感じでしょうか?
鮪:絶賛次の準備をしています。新曲も今までと変わらない感じで出来ています。作る曲もテンポ落ちていないです。
── 上京してからも?
鮪:曲の質は来てからすぐに新曲ラッシュがあって。その時の曲は良い曲だらけですよ。
── 近いうちライブで聴ける日はあるのでしょうか?
古賀:最近は既存曲を強化しているので、新曲はどうだろう…。
── 東京の生活は慣れましたか?
鮪:電車とかはまだ慣れないけど、住んでいる場所から駅までの道のりは慣れました(笑)。
── 最後に締めの言葉をお願いします。
鮪:大好きな新宿ロフトで2マンも無事終え、次はワンマンが出来たらな。ホームにしたいです。