今後のバンド人生10年にかかってくるだろうなと思います。
──以前Web Rooftopで取材をさせてもらった時は『Sister』のリリースタイミングでした。2012年は皆さんにとってどんな1年になりましたか?
森:僕らは自分達だけでずっと活動していましたが、初めてパートナーを迎えて一緒に制作やライブの組み立てをするようになりました。任せる部分と自分達でやっていきたい部分と慣れない事や変に壁を作っていた事もありましたが、ようやく1年やってきて慣れてきたと思います。少しずつ信用出来るようになってきたかな。
── 2013年はまだ始まったばかりですが、どんな1年にしたいですか?
白山:僕らはまだまだバンドだけじゃ生活が出来ないのですが、嬉しい事にバンド活動のスケジュールも増えてきて、丁度転換期だったりするんですよね。
森:レーベルが付いている訳じゃないから、ここでこのぐらいお金がかかるとか凄くリアルに分かりますね。なので東京へ来てライブが出来るありがたみを凄い感じます。
白山:自分の頑張りが反映されるので、今年の頑張り次第でバンドだけになるのか、まだバイトしながら活動するのかが分かりやすいバランスになっていると思います。今後のバンド人生10年にかかってくるだろうなって思います。
── 今の年齢に10年プラスすると30代になってますが、もしかしたら結婚して家庭を作っているかもしれないとか、今想像出来ます?
白山:今、丁度その年辺りの皆さんってフェスの大きなステージに何年も立ち続けている人達が多い印象があって。自分達も10年後そのステージにいけているのか、まだバイトしながら活動をしているのかが、今年左右される年だと思います。
── 今から2〜3年前はそういう事を考えて活動していましたか?
森:元々僕らは独立心が強かったので、人に何か言われてやるのがとても苦手で、俺は音楽をやっているのだというのがあって。それが今はより明確になったというか。例えばお客さんにちゃんと伝える事は大前提で、見に来てくれる人を増やすにはどういうライブをしたら良いのか等、細かい部分が見えるようになってきたましたね。
色んな土地の空気を吸ってライブが出来るのは凄く嬉しい
──ツアーもあったりしますが、最近はどんな感じに活動していますか?
白山:今はアルバムを絶賛製作中です。発売するべく作っています
森:アルバムを制作しつつも、ツアーに向けてのイメトレしつつ、、、。
──今回のツアーは前回のツアーより本数が多いですね。
森:僕らはやっぱりライブを大事にしている部分もあるので、ライブをしたいと思って前回よりは増やしました。
白山:前回はワンマンがあったので、そこに照準を合わせていました。
── どんなツアーになりそうですか?
白山:今回4連チャンでライブとか久しぶりなんですよ。自主でやっていた時は、1週間出っぱなしとか5連チャンライブとかやっていましたが、ここ2年位ツアーがあまり出来ていなくて。行って帰ってきてばかりだったのでしたね。
── 3月後半はもうライブだらけですもんね。
森:色んな土地の空気を吸ってライブが出来るのは凄く嬉しいです。
── また最近は、皆さんとあまり年齢が変わらない方達も多く活躍されていますが、他の皆さんの活動は気になりますか?
森:僕自身があんまり他のバンドの活動に興味がないのもあるのですが、まわりの活動がプレッシャーになったりはしないですね。
白山:単純に音楽がかっこ良いか良くないかで僕らは見ていますね、共演してみたいバンドは沢山います。
── 3/26に下北沢シェルターでレコ発ライブが控えていますが、シェルターに出演するのは初めてですよね。東京公演はPAGEとBlueglueを迎えての開催となりますが、面白い組み合わせですよね。
白山:不思議な組み合わせですよね。元々Blueglueとは知り合いで、前からずっと一緒にやれたらいいねと話していたので、このタイミングで初めて一緒にやります。そこにラッパーが入るという(笑)。
森:凄い楽しみです! 偶発的に面白い事をやりたいと思って作った企画でもあるので、予測出来ない方が面白いかなって思って作りました。
──その後は名古屋UP SET、大阪福島2nd Lineと続きますよね。どんな方と一緒に共演するのですか?
白山:3カ所ともPAGE君が参加してくれます。名古屋UP SETはphononというバンドが参加してくれますね。
森:とてもメロディーが綺麗なバンドで。どんなライブをするのだろうって気になっています。
白山:今回が初対バンなんですよ。後はUP SETの推薦バンドが1組入ります。
── 大阪福島2nd Lineはどんな感じなですか?
白山:京都にピアノガールというだいぶソリッドなバンドを迎えます。
森:人間性も音楽性も大分ソリッドですよ(笑)。
白山:ピアノガールは僕らと同世代で関西でずっと一緒にやってきたバンドですね。
森:ピアノガールのボーカルとはもう親友みたいな感じです。凄い仲良です。
白山:今回各所ゲストのカラーが違うので、それぞれ触発されて僕ら違うライブになると思います。同じ曲でも聴こえ方が全然違うと思うですよ(笑)。
僕らにとっての伝えたい人になって欲しいです。
── 最近は皆さんがロフトであったり、シェルターで企画を開催してくれたりととても嬉しいです。
森:ロフトはとても雰囲気が楽しいです。
白山:やっと慣れてきたね(笑)。
森:搬入からロフトだな、、、って感じがします。バーカウンターの雰囲気もロフトだな、、、って感じがしますね(笑)。
── 将来的には新宿ロフトでワンマンを開催してくれると嬉しいです。
森:そうですね!
白山:あの広さをお客さんで埋めたいですね。
── それでは最後にお伝えしたい事を教えてください。
森:さっきも言ったのですが、自分が伝えたい人に伝えたいという心意気で歌っているので、僕らにとっての伝えたい人になって欲しいです。届けにいくので受け取ってください。こういう考え方になって、今すごくライブが楽しいんです。
── そんな考え方になったのはいつからなの?
森:『Sister』を出した後ぐらいかな。でもずっと前からそんな事を思っていました。なんか良いライブが出来ないなという時期が続いた時って、誰に対して歌っているのだろうと分からないテンションで歌っていて。だから目の前にいる人に伝えると思ってから凄い歌いやすくなりましたね。そんな事に去年1年で気付きました。
白山:2012年に変化して、2013年に成長して、来年に躍動するみたいな感じにしたいですね!
Brian the Sun『Baked Plum Cake』YouTube PV