面白い事をやりたいなって。これに尽きるよね。(オサム)
── 特別なリラックス方法はあるんですか?
オサム:うーん、特に無いかな…
佐々木:え、それ自覚無いんですか? オサムさんの必殺技ありますよ!
オサム:え、そうなの?
佐々木:好きなのが、「次もう1テイクお願いします」って時に「ほいなー」って言ってくれるんですよ。あれだけで場がリラックスするんですよね。
オサム:あー、なるほど(笑)。あれは癖だね。
佐々木:あれ、良いですよ。人柄だと思うんですけど。オサムさんとは世間話でも楽しく出来るし、一緒にテーブルを囲んでご飯を食べるのも楽しいし、音楽についても深いところまで話が出来るし。でも、意識的にやってた訳じゃないんですね。より好きになりました(笑)。
オサム:でも、何を考えているのかなってのレコーディング中は常に気にはしている。リラックスしてる時のテイクって絶対に良いから。力が抜けた上に、ガン! と来た時のパワーって、“無”みたいな感じで来るから。それには心を掴まれちゃう。
佐々木:そういうリラックスと緊張感が1番良いタイミングでクロスする瞬間は最高ですよね。
── そういう瞬間が生まれるのはレコーディングスタジオならではですよね。最近はレコスタを使わなくても自宅やリハスタなどでレコーディングを出来る環境がありますが、そこに関して思う事はありますか?
オサム:レコーディングスタジオは、人と出会う事で、新たなものが回り始めますよね。インナーにいって突き詰めるのも悪い事では無いと思いますけどね。俺も若い頃に4chのカセットとかで音源をすげーいっぱい作ってたし。だから、その良さもすごく分かる。でも、人と人が会う事によって作品が回りだすっていう瞬間が好きで。そこがレコスタに来る1番の意味なのかなって思ってるんだけど。
佐々木:そうですね。スキルとか技術的な部分もあるけれど、結局は人と人ってところだと思いますね。自分たちだけでやっていると、どうしても閉じこんでしまいますから。そこで、誰かとやって生まれる事もあるし。オサムさんは4chの世界で悩んだ事があるから、そういう経験があるからこそバンドがスタジオに来ても広げるポイントを直ぐに分かってくれるし。その辺の信頼感っていうのはなかなかあるもんじゃないですよね。お金をかければ良いって訳でもないですから。
オサム:面白い事をやりたいなって。これに尽きるよね。
佐々木:発想を外に持つという事は大事だと思います。
オサム:ここの環境が最高に素晴らしいものかと言われればそうでないかもしれないけど、磨いて磨いて、ここの環境でもどんだけ録れるんだって毎日すごい考えて育ててきたから。そこには自信がある。まだまだやりたい事はたくさんあるんだけど。やれる限りやってみたい。そこに関しては負けねえぞって。誇りをもってるので。インパクトは愛情で育ててきたから。
佐々木:そう、愛情スタジオですよ。音に気持ちを込めるための場所だと思うんですよね。
オサム:ここの環境でこれだけ色々とやってきて面白いものが作れてきたし、愛情かけて育ててきたから、これからも良い感じで皆に使ってもらえるようにやってきたいなって。最初に始めた時からそこは全く変わってなくて。ただ、スキルとかそういうのはどんどん上がっているし。またインパクトで録りたいな、って思ってもらえるようにやってきたし、これからもやっていく。単純に、愛情を持ってやってきたんだよ、っていうのが伝えたい事の全てですね。
















