「FOOL'S MATE」と「びじゅなび」がタッグを組み、次世代シーンをリードするバンドを発掘&応援していくファン参加型企画「DIG UP」の第2期の覇者のALSDEADとxTRiPxが、来たる5月1日(日)に新宿LOFTにていよいよ激突!! スペシャル・ゲストにDuelJewelを迎えての3マンライブ!
当日は、転換中のスペシャル映像の上映や、バー・フロアに設けられる出演バンドのギャラリー・スペース、そして新宿LOFTと各出演者とのコラボのFOOD&DRINK MENUの特別販売など、普段と違った催し物が多数仕掛けられている。
そんなイベントを目前に控えたMAKIとYo-shiTに単独インタビューをしちゃいました!! 同じシーンの中でも違ったカラーを持つ両バンドの互いの音楽観をとくとお楽しみください!
(文・構成:新宿LOFT 河西 香織/photo by:o-mi)
〝ベース以外は地元から〟
——では、まずはかんぱーい!!
MAKI&Yo-shiT:かんぱーい!! [ウーロン茶で乾杯する]
——毎月目黒鹿鳴館で開催されている「DIG UP」のイベントの、第2期の第1位と第2位を見事獲得した2バンドですが、お互いに対バンをしたことはありますか?
MAKI:ないんですよ。初対面ですね。
Yo-shiT:そうなんですよ。
MAKI:僕は、以前からxTRiPxさんをYouTubeとかでいろいろ観させてもらっていて、これまでに僕が観たことがないヴィジュアル系のタイプという印象を受けました。結構ポップ色が強いですよね。
Yo-shiT:そうですね。
MAKI:完全にフリーなミクスチャーな感じで、その中でもヴィジュアル系とのバランスが取れていて、なかなかいないバンドだと思いました。純粋にすごいなと思いましたし、脅威も感じましたね(笑)。僕らはヴィジュアル系にそんなに詳しくなかったので、たくさんのバンドの音楽を聴いたんですが、中でもxTRiPxさんは確固たるものを感じましたね。
Yo-shiT:本当ですか?
MAKI:はい。九州出身というのも聞いていたので、地方から来ているバンドというのは独自の強みというものが強いなっていう印象もあり、このジャンルで芯の音を持っているバンドさんという印象があります。
Yo-shiT:有難うございます! 僕は、今回「DIG UP」という企画を通じて、ALSDEADさんとは雑誌(FOOL’S MATE)の同じページに載ったり、こうして今回対バンもすることになって、僕もYouTubeやホームページでALSDEADさんを観させてもらっていたんですが、めちゃめちゃヘヴィでハードな印象を受けて、すごい格好良いなと思いました。僕らに無い部分だったり、出来ないことをやられていて。ちょっとエモいなっていう印象もあります。
MAKI:エモいです(笑)。
Yo-shiT:僕はエモーショナルやスクリーモとかも好きなので、そういう音楽の印象をすごく感じました。ハードロック系の本をよく読むんですけど、そういう音楽を結構聴かれてるんだろうなって思いました。
MAKI:そうですね。ルーツが同じ所にあるっていう印象がありますね。
——お二人のルーツはどの辺りですか?
MAKI:僕はメタルからエモい方向へ派生していってる感じですね。
Yo-shiT:僕は音楽の入りはL’Arc~en~Cielさんだったんですけど、その後いろいろヴィジュアル系のバンドを組み、高校生頃からミクスチャーのバンドを組んだりしていたんです。それでお化粧をしてラップをやってもおもしろいんじゃないかと思って今の音楽を始めました。聴くのはすごいハード系からR&Bまでいろいろですね。
MAKI:そうですよね。生半可で出来るレベルじゃないなという感じはしてました。
Yo-shiT:その音楽の良い所を上手く組み合わせて曲を作ったりしてますね(笑)。
——今のメンバーとはどのように知り合ったんですか?
Yo-shiT:うちは、僕が元々下手ギターのKと専門学校が一緒で、それで一緒にバンドを始めたんです。そしてドラム(ena)が弟で。
MAKI:あっ、そうなんですか。
Yo-shiT:そうなんですよ。兄弟で一緒にやってるんです。上手ギター(将吾)は中学校の後輩で地元が一緒なんです。僕は元々ギタリストだったんですけど、それを見て将吾はギターを始めたらしいんですよ。
MAKI:へぇー。
Yo-shiT:xTRiPxは長く活動しているんですけど、去年に今のベース(ちょび)に変わって今の編成になりました。ベース以外は地元の福岡でバンドを一緒に組んで、2年程前に上京してきました。
MAKI:僕らの元々のルーツは高知県なんですよ。僕は兵庫県なんですけど、高知県で結成されたバンドに僕が加入して、そこから大阪で活動していたんです。大阪で活動している時にベースが抜けて、東京に出てきてから今のベース(玲人)が入って今の編成になったんですよ。だからベース以外とは16歳の頃からずっと一緒にやってきてるんです。17歳かな? 18歳かもしれないです(笑)。
——(笑)ALSDEADさんもxTRiPxさんも偶然ベースだけが地元じゃない方ですね。今のベースとはどうやって出会ったんですか?
Yo-shiT:うちは紹介で知り合いましたね。
MAKI:僕らはメンボみたいな感じですね。
Yo-shiT:あっ、そうなんですか。ヤンキーバツ(って書いてある)みたいな(笑)。
MAKI:ヤンキーバツ、ロンゲ希望! みたいな(笑)。ネットでそういうサイトがいろいろあって、そこで知り合ったんですよ。
Yo-shiT:ネットなんですか! 昔は「BANDやろうぜ」の雑誌の中のメンボでしたよね!
MAKI:そうなんですよ。昔はそういう雑誌でのメンボだったんですけど、最近はネットで大規模なメンボのサイトがあるんですよ。でもあんまり「これだ! 」って人はいなかったですね(笑)。xTRiPxさんはメンバー・チェンジって結構あったりしました?
Yo-shiT:うちは、めっちゃ変わってましたね。ベースは10人以上変わってるんですよ。ドラムは、最初のドラムが2〜3ヶ月で辞めてからは、もうずっと弟なんです。そして上手のギター(将吾)が新しく入った形ですね。東京に出てきた時は地元からのベースだったんですけど、去年から新しくちょびが加入しました。
MAKI:新しいメンバーを迎えるっていうのは刺激がありますよね。
Yo-shiT:ですね。うちのバンドは、ヴォーカルとドラムが兄弟ということに加えて、幅広い音楽をやっているので色々なメンバーと出会って成長している感じです。