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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ニューロティカ×まちゃまちゃ(2008年2月号)- 最初はあっちゃんが「一緒に日本酒飲みましょうよ」って

最初はあっちゃんが「一緒に日本酒飲みましょうよ」って

2008.02.01

昨年11月にTIGER HOLEから、新宿ロフト縁のバンド達をカバーした初カバーアルバムをリリースしたニューロティカ。 それに続き、これまでに参加したトリビュート曲、提供した曲、さらにはライブの人気曲のセルフカバーまでもを一気に集めたカバーアルバムをリリースしてしまうのだ! どの楽曲もロティカ色満載で、遊び心とロック魂に火がついた楽しい一枚になっております。今回は、そんなアルバムのジャケット写真のモデルを務めた、ニューロティカと親交も深いピン芸人・まちゃまちゃと、ニューロティカのメンバー4人に話を訊いた。       (interview : 鈴木恵/北村ヂン)

最初はあっちゃんが「一緒に日本酒飲みましょうよ」って

──では始めに、まちゃさんとロティカの出会いというのは?

ナボ : 最初の出会いは、西荻の中華屋に食いに行ってて……。

まちゃ : あはは! そう、バイトしてたの!

ナボ : 「変な髪形の女がいるなー」って思ってた。全然交流はなかったけどね。俺がロティカに入ったばっかりの頃かな。

アツシ : その頃、もうコメディアンだったの?

一同 : コメディアン(笑)!

まちゃ : 面と向かってコメディアンって言われたのはじめてかも知れない(笑)。普通は「もうお笑いやってたの?」とか言うもんだよー。

──まちゃさん、ニューロティカは知ってたんですか?

まちゃ : 知ってましたよ。中一位の頃、オーケンさんの深夜番組でプロモーションビデオを見たのがはじめて。でも当時は田舎だったから音源買うのに東京まで出たり、通信販売しなくちゃならないような時期で。……ま、だからCDを買うわけでもなく。「そんなに必死になんなくてもいーや」って。

一同 : (笑)

まちゃ : お小遣いもらっちゃあカステラに費やすのに精一杯で(笑)。

──初めてライブを観に行ったのはいつなんですか?

まちゃ : それが……カステラと一緒にやった時(笑)。中三の頃かな。

──じゃあまだ前のメンバーの時ですね。

まちゃ : このメンバーになってからライブに行ったのは氣志團が絡んでから。あたしコメディアン(笑)になってからは、知り合いのライブくらいしか行ってなかったから。で、氣志團とニューロティカがやるって聞いて「マジかよ!」って。それは今のロフトで。

アツシ : あー、じゃあ初めて(氣志團と)やった時だ。

まちゃ : もう家からレコード引っ張り出してきて、サイン書いてもらったりして。

──でもレコードって、前のメンバーの時のヤツですよね。メンバー変わってるのにそれにサイン書いてもらっちゃったんですか。

まちゃ : もうしっちゃかめっちゃかになってたんで(笑)。

──知ってるメンバーが全然いないぞと。

まちゃ : もう「どうなってんだ?」って。「あっちゃんしかいねーっの!?」って(笑)。でもまあ、その辺は女子みたいな気持ちで「あっちゃんしかいないなら観に行かない!」みたいなのはなかったんで。

ナボ : ……でも、当時はそういう子いっぱいいたよね(笑)。

一同 : (笑)

カタル: その頃から打ち上げとかにも来るようになったの?

まちゃ : んー、その時じゃなくって、また他の時に氣志團と一緒にやってて、その打ち上げであまりに飲みっぷりが良いから「お前こっち来い」って言われて輪に入れてもらえるようになったの。

カタル: あぁ、覚えてるわ。個室みたいなトコだ。

まちゃ : なんか女子に運ばれていく甘そうな酒を見て、「あんなの酒じゃねぇ!」って文句言ってたらあっちゃんが「一緒に日本酒飲みましょう」ってなって。

──そこからおじさんチームにまざって(笑)。

まちゃ : でも「日本酒飲むと台無しになっちゃうよ」って言ったら、カー君(カタル)が「どうなっても大丈夫だから」って!

──そこで白馬の王子が現れたと(笑)。

ナボ : セリフ覚えてんだ!

まちゃ : その一言で、カー君はあたしにつきまとわれる地獄の数年が続いてるわけです。

カタル: そうだったっけ? 不覚にも忘れてるなぁ……。

アツシ : 記憶にないなぁ。

ナボ : あっちゃんは、先週のことも記憶ないじゃん(笑)。

まちゃ : あっちゃん、最近ひどいんだよ! 一人で酔っ払って一人で爆笑して、「

まちゃ : 今言ったこと携帯にメモリーしといて、明日メールで送って」とか言って。で、そのネタを何度かライブで使ってんのを観たけど、酒入ってるテンションでは面白かったことが、MCで言ったらシーン……みたいな(笑)。「なんだよ! あんなに必死になってメールしたのに滑りちらかしてるんじゃねーか!」と。

──逆にロティカの皆さんは、まちゃさんのことを最初は何の人だと思ってました?

カタル: 最初……、ねえ。奇抜な人だなと(笑)。この髪型だからね。バンドやってる人かと思ってた。

アツシ : お笑いやってるなんて全然知らなかったもん。でも、去年ロフトのライブが終わって居酒屋で飲んでる時、ギャルが寄ってきてさ。「俺も人気あんなー!」とか思ってたら、あれみんなまちゃ(目当て)だったんだよなー。「まちゃも有名になったなぁ」って! あれは良かったよー、嬉しかったよ。

──昔は、仲が良いからニューロティカのDVDにちょっと出してあげる……みたいな関係だったのが、今やジャケットにズドーンですからね。やっぱり、まちゃ :さんが売れたからそれに乗っかってこう、みたいな。

ナボ : やな言い方するねー(笑)。

──なんでこういうジャケットにしようと思ったんですか?

アツシ : カバーアルバムっていうことで、まちゃ に俺の顔をカバーしてもらおうかと。

まちゃ : その話を最初に電話で説明してくれたんだけど、喋ってる途中であっちゃん一人で爆笑し始めて。「想像したら面白くなちゃったよ」って(笑)。

シズヲ : 頭の中でオチまで言っちゃうから(笑)。

まちゃ : だから、最初はあんまり意味が良く分かってないまま……。ジャケットの写真を撮るっていうのだけは分かってたんだけど。「まちゃが俺の……衣装を……好きなの選んでいいから」って言ってんだけど最後笑っちゃって言葉になってないの。

一同 : (笑)

シズヲ : でもそういうこと、良くあるよー。

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