さぁ、世界にキスをしろ!
──これだけの会心作を生み出すことができた今、後はもう世界に向けて前進あるのみですか?
TANNY:ホンマに今まで話したことを集約したら、必然的に『KISS THE WORLD』というタイトルになってもうた感がありますね。
U-tan:去年、海外の方々と触れ合うことが多くて、音楽って凄い力を持ってるなと改めて肌で感じたんですよ。ライヴのオーディエンスとプレイヤーっていう立場でも、対バンでもそうですし。言葉通じへんからそれしかないですし、その意味でも『KISS THE WORLD』っていうタイトルなんですよね。
TANNY:韓国とかアメリカへ行って、数少ない海外経験やけど、どんな人種でも誰もが音楽に対してはフラットになれるんちゃうかな? って。音楽の持ってるパワーっていうのは、ホンマに肌で感じてきて思ったんですけど、フラットなんちゃうんかな? って。
──GOOD 4 NOTHINGの場合は英語詞の強みもありますけど、それをひとまず置いておいても、音楽が世界の共通言語であることがバンドの中で確信の域に達していることが今日話を伺ってよく判りました。
TANNY:大袈裟なこと言うと、僕らは音楽で会話ができるんですよね。音楽だけで通じ合えた仲間も去年凄く増えたし。もちろんサポートさせて頂いたアーティストとも、音楽で繋がったわけやし。
──レコ発のツアーもまた凄まじい本数を廻りますね。
U-tan:残念ながら多いです(笑)。
──ファイナル、6月ですよ。2007年の幕が開いたばかりなのに、1年の半分のスケジュールが既に埋まっているという(笑)。
U-tan:でもね、残念ながら楽しみでしゃあないんですよ(笑)。こればっかりはホンマに。
TANNY:今回のアルバムが自分達の中でも以前と全く別次元でいい作品にできた感覚があって、早くそれを届けたいんですよ。僕らが100%の持ち味を出せるのは、やっぱりライヴだと思うんで。
U-tan:僕らはライヴが命なんで、音源にはない、巻き戻しても同じ曲は二度と聴けないライヴを1本1本大切にやりたいし、ライヴハウスならではの大きい音で、身体を使ってライヴをオーディエンスと一緒に楽しみたいですね。