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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】アナログフィッシュ(2005年3月号)- BGMには決してなり得ないロックの本懐

BGMには決してなり得ないロックの本懐

2005.03.01

直接的なエロスと間接的なそれとの違い

──アナログは佐々木くんと下岡くんの2人が唄うじゃないですか? お互いの曲を試しに逆に唄ってみるってことはなかったんですか?
 
佐々木:昔はあったよね、(下岡)晃が作った曲を俺が唄ったり。
 
下岡2人唄うし、2人作る、そういう方向もあるよね? っていう感じでやってみてた。でも、僕の歌をこいつ(佐々木)が唄う理由がなくて。だから自分で唄ったほうがいいなって。
 
佐々木:全く一緒ですね。やっぱり自分が作った歌を自分が唄うのが一番いいと思う。
 
──お互い作り手でもあるわけですが、ライバル心とかはないんですか?
 
佐々木:でも、すごい触発されたり、こいつ(下岡)いい曲唄っててすごい悔しいなって思うことはあるんですけど、どっちの曲もアナログフィッシュのものだから。
 
下岡そんな感じですね。ほんとにその通りです。
 
──斉藤くんにとって2人の曲はどうですか? それぞれ作っている世界があると思うのですが、それをドラムとして後ろから見ていて感じ方が違ったりしますか?
 
斉藤:いやー、違わないですね。やっぱりアナログフィッシュとして聴くっていうか。あんまり考えたことないんですけど、いつも作ってくる新曲に感じるだけで、それはどちらの曲でも一緒ですね。こっちが作ってきたからこういう曲だとか、そういうのは考えたことないし。
 
──むしろ2人が作ってきた曲をアナログフィッシュにするのにすごい重要なポジションだと思っているんですが。
 
斉藤:あ、それは僕は自負していますよ(周りを見回した後)……そんなことないです(笑)、ごめんなさい。
 
──(笑)お2人ともそれぞれ世界があって、そこがアナログフィッシュの面白さだと思っているのですが。真逆じゃないけど、逆? くらい違うような気もしますけど。
 
下岡結構似てる、くらいに思ってました。似ているっていうか、根本的に違わないっていうか。
 
──根本は一緒だと思う。でも描き方が違うな、と思いました。これは勝手な印象なんですけど、やっぱり日本語の歌として聴いているんで、メロディと一 緒に言葉も入ってくるんですが……直接的にエロい(?)というか、エロス感があるのは佐々木くんなんですけど、でもそういう気はないのになんか空気がものすごくエロいのは下岡くんなんですよ。
 
全員:(笑)
 
斉藤:どっちに転んでもエロい(笑)。
 
──エロい、っていうのもなんか違う感じもするんだけど(笑)。
 
下岡エロいっていう言われ方は初めてしました。
 
──ホントですか。あれー、間違ったかな(苦笑)。
 
下岡初めてしましたけど、なんか言っていることは判る感じします。
 
斉藤:僕も判ります。
 
──なんか、あの感じ。あれはなんだろう? と思って。
 
下岡……僕はモザイクがないとエロいのが見れなくて、こいつ(佐々木)はないほうがいいって。
 
──あぁ! その差が。その差があるんですね、って(苦笑)。そういえば、佐々木くんはロフトプラスワンのエロ・イベントに来たいって言ってましたね。
 
下岡そんなところで。
 
斉藤:行けよ、普通に。
 
──ありますよー、“おっぱいエロエロ祭り”とか。
 
佐々木:マジっ!?
 
下岡喜んでるなー(笑)。
 
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