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INTERVIEW

トップインタビューアナログフィッシュ - みんなに喜んでもらえたらいいなと思います

みんなに喜んでもらえたらいいなと思います

2019.10.03

 今年活動20周年を迎えるアナログフィッシュがLOFT HEAVEN初登場! しかもアニバーサリーイベント「聖地巡礼-town meeting-」でやってきます! インタビューを行なった私もアナログフィッシュと出会って20年ということもあり、ライブや音源などをうろ覚えの引き出しを思い出しつつ凝縮した形でお届けします。[interview:山本 修一(LOFT HEAVEN)]

2人の目で合わせてた

──アナログフィッシュ20周年の記念イベント「聖地巡礼」の最中ですが、いつから始まりましたか?

斉藤:ライブは今年の2月ぐらいからですが、昨年の年末ぐらいから聖地巡礼のグッズは作っていて、今年は1年かけてやるって言って。

──誰が名付けたのですか?

斉藤:名前をつけたのは晃(下岡晃)です。

佐々木:ゆかりのあるスクービードゥやフラワーカンパニーズ、ASIAN KUNG-FU GENERATION、GRAPEVINEにHINTOなどお世話になったバンドと共演していく感じです。

──バンドを20年間続けるってすごいですね。20年前の東京初ライブは新宿JAMですよね。

下岡:まだ、上京する前でジュテーム・ダンスフロア(『水中、それは苦しい』のジョニー大蔵大臣のソロユニット)と対バンでした。

──その現場に自分もいましたが、曲によってギターとベースを持ち替えていた時期ですね。

佐々木:あの頃、チューナーを持ってなかった。

下岡:2人の目で合わせてた(笑)。

一同:爆笑

──ドラムは違っていたのですよね。

佐々木:地元の先輩にお願いして。

下岡:全然ドラムを叩いたことがない人を誘ってやっていた。

──上京してきたのはいつ頃ですか?

下岡:ライブ終わって家に帰ったあとに同時多発テロのニュースをテレビで観たのを覚えてるから2001年頃かな。

──東京に出てくるときに家はどうやって決めたのですか?

下岡:高校の同級生だったバロンが東京に住んでいて、当時アナログフィッシュのドラムを叩いてて、その紹介で。

──バロンさんは1年ぐらい叩いていましたよね。

下岡:バロンは自分でやりたいことがあるから1年ぐらいで辞めることになって。そう言えばバロン、改名して「上の助空五郎」になっていた。

──そして、2002年に斉藤州一郎がドラムで入りますね。

斉藤:ボロキチというバンドでアナログフィッシュとも対バンしてたんですが、辞めることになったタイミングぐらいにお話をいただいて。

──今のアナログフィッシュが完成されましたね。

斉藤:そこからライブ活動しながら2003年にインディーズでCDを2枚出したり。

──お客さんも増えてきた頃ですね。

下岡:インディーズで出したぐらいから下北沢シェルターとか秋葉原GOODMANにお客さんがいっぱい入るようになってきました。髭とか対バンするようになってきた頃です。

──2004年にセカイイチ・髭とのツアーも。

佐々木:「トットコトットコ」スプリットツアーのファイナルをO-nestでやりました。

──その後にもスパルタローカルズやフジファブリックとも。

佐々木:メジャーデビューした後の2005年。

下岡:そこから2年ぐらいEPICの時期。

みんな暖かく迎え入れてくれた

──ただ、2007年に斉藤さんがバンドを離れるのですよね。

斉藤:2007年に半年間ぐらいかけて月1で行っていたイベント「SIX PISTOLS-extra」というツアーの途中からいなくなりました。

下岡:2007年の冬から2008年春にかけてやっていたイベントだ。

斉藤:2008年2月京都磔磔のライブ直前で体調を崩してバンドを離れることになって。

佐々木:あぁ、磔磔だった。思い出した。

斉藤:だから磔磔は僕抜きの2人で演奏してもらって。

──その時にお客さんの反応はどうでした?

下岡:みんな暖かく迎え入れてくれた。

佐々木:盛り上がってくれた。

──突然のドラム抜きのライブは大変だったのではないですか?

下岡:いやぁ〜、演奏ちゃんとできてなかったなぁ。お互いソロのライブもやってなかったし。今だったら余裕で出来るんだろうけど、当時は本当に大変だった。

佐々木:PAの方が気を使ってくれて、足踏みすると音がなる楽器を作ってくれたり。なんとか乗り切った。

──そこからサポート探し始めるのですよね。

佐々木:ドラムはMO'SOME TONEBENDERの藤田勇さんにビッツくん(菱谷昌弘・HINTO)を紹介してもらったり。サポートを探している時に鍵盤も入れたいとなって、高野勲さんに相談したり。

下岡:鍵盤にクリンゴンの木村さんに入ってもらったね。

佐々木:ギターが弾ける鍵盤ということもあって。

下岡:そうだ、木村さんにギターも弾いてもらってたね。

──鍵盤が増えて、あの時期は今までスリーピースのスタイルとは違うアプローチがありましたね。

佐々木:演奏が4人になって、新たな部分が出たのは良かった。

下岡:「平行」って曲はビッツくんがいて出来た曲だしね。木村さんと一緒に演奏してみて凄い刺激にもなったし。

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LIVE INFOライブ情報

聖地巡礼–town meeting –

2019年10月10日(木)
OPEN 18:30 / START 19:00
THANK YOU!SOLD OUT!
ADV ¥3,800 / DOOR 未定※椅子席(全席自由)ドリンク代別¥600
【出演】
Analogfish
 
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