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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】MAD3(2004年12月号)- 心に秘めた小さなR&Rを集結して偉大なるR&R KINGDOMを築くのだ!!!

心に秘めた小さなR&Rを集結して偉大なるR&R KINGDOMを築くのだ!!!

2004.12.01

 祝・結成15周年! BORN MADなMAD PEOPLEのためにMAD MUSICを創造し続ける3人のMADクリーチャー...MAD3。この度、自らの主催するレーベルROCK' N' ROLL KINGDOMを旗揚げし、12月25日に2曲入りシングル『KING PYRAMID SPECIAL』をリリースすることとなった(なんとジャケはピラミッド型!)。なにかの映画のサントラ? っと疑わずにはいられないほどドラマチックでプログレッシヴなこの2曲は、文字通 りロックンロールの進化形とも言える。おっと、心配はいらないぜ。こいつは決して難解なものではなし。即効性あり。瞬間発狂必須の必殺ナンバーだ。このような最新型どころか未来型のロックンロールをひっさげて帰ってきたMAD3に15周年の心境と、12月23日のシェルター・ワンマンへの意気込みなどを語ってもらった。

MAD! CHAOS!! GALAXY!!! な「KING PYRAMID SPECIAL」

──まず、今年で結成15周年とのことですが、心境から教えて下さい。
 
EDDIE LEGEND(G;以下 EDDIE):“絶対の今”を生きることの積み重ねでしかないね。でも、今まで支えてくれた協力者たち、マッド・クルーのみんなには心から感謝します。
 
HARUTO(B):15年たっても今が一番良い! きっと来年もそうだと思う。やっぱり皆には感謝してます!
 
KYO(Ds):あっという間ですね。まぁ常に現在がベストでいようと思ってるからね。
 
──今回のシングルは自分たちのレーベル(ROCK' N' ROLL KINGDOM)からのリリース第1弾ということですが、自らのレーベルを作ったきっかけはなんだったんですか?
 
EDDIE:人生には冒険が必要だからね。
 
HARUTO:やってみなくては判らないことってのを判ってみようとね」 KYO「100%自分たちで納得がいくものを一回やってみたかったからだね。
 
──ジャケットも自分たちで作られたそうですね。
 
EDDIE:そうそう。ジャケットも全部D.I.Yで作った。ジャケがピラミッド型なんで、業者がやってくんなくて。切ったり貼ったりをメンバー3人でやりました。
 
──そうなんですか! それは手にしたファンにとっては感慨深いですね。さて、まずタイトル曲の「KING PYRAMID SPECIAL」ですけど、1stの『JACK THE VIOLENCE』にも「KING PYRAMID」という曲がございますよね。今回はソレに“SPECIAL”が付いております。関連性は?
 
EDDIE:もちろんあの曲の続編なんだけど、この曲にはピラミッドの宇宙的世界観や土俗的シャーマニズムなどが更に融合して、よりマジェスティックな魔術が込められている。
 
HARUTO:まさにその通り。あの世界感をより強力かつ壮大に表現したんだ。
 
──あぁ、確かに。より壮大になってますね。
 
KYO:今の俺達のピラミッドはこんな感じってとこかな。
 
──なるほど。で、この曲はキリング・ジョークを思わせるんですが、意識されましたか?
 
EDDIE:おっ! するどいねぇ。キリング・ジョークは小学生の頃から大好きだね。最近気付いたことがあってさ。それは俺が『次はプログレ・パンクだ』ってよく言ってたけど、実はキリング・ジョークこそが元祖プログレ・パンクなんじゃないかってこと。
 
──お2人はいかがです?
 
HARUTO:キリング・ジョークはやっぱ好きだね。でも、フレーズ的には特に意識してはないかもしれない、が、無意識に出ているかもしれない。
 
KYO:俺はキリング・ジョークとブラック・サバスを意識して叩いてみました。
 
──この曲はどういうイメージで作ったんでしょうか?
 
EDDIE:“狂い”だね。無意識の闇から突き上げるマグマの如く人智を超えた魔境の精神的危機をMAD3流ロックンロールの法則で表現した。
 
HARUTO:MAD! CHAOS!! GALAXY!!!」 KYO「いや~本当に狂ってるよ、この曲。
 
──もう一方の『IL“MATT”』という曲はどういうところからインスピレーションを受けたんですか?
 
EDDIE:古き良きイタリア映画と偉大なるマエストロ、ニーノロータから。
 
──あぁ、そういう雰囲気ありますね。で、そもそも『IL“MATT”』というのはどういう意味なんですか?
 
EDDIE:直訳すると『狂人』。でも、泣いてる少女に『きみにだって神様がくれた役目がある』と言って慰めるやさしい男。
 
──途中、ギターだけになる部分が凄く印象的ですね。
 
HARUTO:思う壷だね、ここを印象づけるために音響的にも凝ってるよ。聴いたらみんなちょっとびっくりするかもね。
 
EDDIE:いつも家のソファーで愛猫に聴かせていた一節だね。そもそもこのフレーズが元になって出来た曲です。
 
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