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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】KENZI(2004年11月号)- 今回のアルバムはライブの印象とはかなり違うと思うんで覚悟して

【復刻インタビュー】KENZI(2004年11月号)- 今回のアルバムはライブの印象とはかなり違うと思うんで覚悟して

2004.11.01

 KENZI&THE TRIPSのKENZIが地元札幌で高校時代にやっていた伝説的パンクバンド、スマ・ロ子。なんとそのスマ・ロ子が今回、セルフカバーという形でまさかの大復活!? しかも、初のスタジオレコーディング盤「スマ・ロ子BABY」を携えて! 日本のパンクロック史においても重要なバンドの一つであるスマ・ロ子の楽曲を、まさか新録で聴くことができるなんてッ!! 今回は、全パンクロックファン必聴のアルバムを完成させたばかりのKENZIを直撃した (interview : 北村ヂン)

やっぱり原点のスマ・ロ子しかなかったんだよ

──まず、今回スマ・ロ子を再びやろうと思ったきっかけってなんだったんですか。
 
KENZI:今回スマ・ロ子をやるに当たって経緯が色々とあったんだけど。当初の予定ではケントリでニューアルバムを出したいなって思ってたんだよね、もう二年間くらいニューアルバムを出してなかったんで。ただ、急遽メンバーチェンジがあったんで。まあ、他にサポートを入れてアルバムを作れない事もなかったんだけど、それもちょっと無理があるんで、そのケントリのニューアルバムっていうのは一時延期にして。でも、この時期何にもやらないっていうのもアレなんでね。それでスマ・ロ子っていうアイディアが浮かんだんだよね。スマ・ロ子をもう一回やってみたいっていう構想自体は結構前から持ってはいたんだけど、なかなかタイミングがなくって実現できなくって、今回こういうタイミングでやることが出来たって感じだよね。
 
──最近では「青春BABY」なんかでも、初期ケントリの曲のカバーをしたりしていましたけど。
 
KENZI:そうだね。今年、オレが東京に出てきて活動し始めてから20周年だったんだけど、そういうアニバーサリーっていうことで、去年辺りからセルフカバーを色々とシリーズ的にやってきてたんだよ。そういう意味では今回のスマ・ロ子がその最終章っていう感じだよね。過去を振り返ってみて、どこまで戻れるかっていったら、やっぱり原点のスマ・ロ子しかなかったんだよ。オレが一番最初に高校時代に北海道札幌で組んだスマ・ロ子、それを20周年の締めくくりとしてやってやろうっていう思いだったんだ。色々なタイミングが重なって、今回それを実現出来てよかったな。
 
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