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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ニューロティカ(2004年4月号)- 結成20周年トリビュートアルバム発売記念!  BIG4対談!

結成20周年トリビュートアルバム発売記念!  BIG4対談!

2004.04.01

ニューロティカ・トリビュート

──ニューロティカ・トリビュートってことなんで、ちょっとはアツシさんの事を褒めていきたいと思うんですけど…。
 
錠:そういう事ね(笑)…あっちゃんも20年かぁ~。
 
仲野:あっという間って言えばあっという間だよな。でも、みんなタフだよね。残ってるっていうことは。
 
錠:ロティカは昔五人組だったんだけど、ロフトで十日間とかやった後に辞めちゃったじゃんか。それであっちゃんとジャッキーだけになっちゃって…。
 
アツシ:メイクも取ってな。
 
錠:その時、あっちゃんは結構ションボリしてたわけよ 事務所も倒れちゃって、言い方悪いけど一時期お客さんもガクッと減っちゃって。
 
アツシ:メイク取ってカッコつけたと思ってたんだけど、周りから見たらダサかったんでしょうね。
 
仲野:色々考え方があるんだろうけど、ロティカってやっぱりKISS的だよね。メイクを取って人気が落ちちゃって、またメイクをして人気がグーンって上がって。そういう事に対して照れててもしょうがないからね。自分達がやってきたことっていうのは、誰が何と言おうと自分達の物だし、リバイバルだなんだって言われても、自分の実績なんだからそれをどう利用しようが勝手だもんな。
 
錠:まあ、それからカタルとナボが入って、ジャッキーが辞めて。シズオが入ってもう一回出直しっていう感じになって。でもその頃もまだライブやって満員っていう感じじゃなかったよね。
 
仲野:シズオは最初の頃は静岡から中央高速で通 ってたんだよな。オレ、サービスエリアで会ったもん。「これからリハなんですよ!」って。スタジオまで中央高速で通 うなよって(笑)。
 
──シズオさんが入ってから何年になりますか。
 
シズオ:六年目ですね。
 
錠:六年かー。がんばったよね。それでまたこんなに人気出ちゃってさ、トリビュートだってこんなに豪華メンバーでやって。…アナーキーを復活させるくらいの勢いだからね(笑)。
 
──アツシさんの周りの巻き込み方の上手さってすごいですよね。
 
錠:この笑顔の裏に隠された野心がね(笑) 。
 
仲野:意外に物考えてる策略家だからね。一つ考えるたびに毛が一本抜けてるから。 
 
アツシ:だからこんなにハゲちゃって(笑)。
 
──普通トリビュートっていうと、後輩とかが参加するもんだと思うんですけど。なんで大先輩を誘ったんですか?
 
アツシ:イヤー、一応ちょっと電話してみたらいいって言うんで(笑)。
 
──今回トリビュートに参加してみてどうでしたか。
 
仲野:面白かったね、久しぶりにアナーキーで集まってスタジオ入って。
 
──久しぶりにスタジオ入ってやったのがニューロティカの曲っていう(笑)。
 
仲野:でもアナーキーでやったら、ちゃんとハードコアになったからね。
 
錠:(藤沼)伸一さんがまた格好いいギターを弾いてるんですよね。
 
仲野:曲を選ぶのが大変でさー。ここから選んでくれって曲を送ってきたんだけど、MD三枚で60曲くらい入ってるんだよ(笑)。多すぎるっての! 
結局、一番オレたちらしいのを選んだんだけど。
 
錠:オレらは「アイキタ」っていう曲をやったんだけど、それ以外に四曲の要素を混ぜて一曲に仕上げたんだよ。
 
小林:自分の曲がこうやって色んな形になって演奏されてるのを聴くのって嬉しいでしょ。
 
アツシ:本当に感謝感謝ですよね。もう嬉しいを通り越してますよ。
 
──普通のトリビュートみたいにファンだったバンドが集まったっていうよりは、ロティカと非常に関係性の高いバンドが集まったっていう感じですよね。
 
小林:気持ちも入ってるしね。
 
アツシ:最近色々出ているトリビュートアルバムの中では、群を抜いて本当に素晴らしい世界一の出来だと思いますよ。言葉ではマジ語れません!
 
小林:ロティカっていうバンドをちゃんと理解している人たちがやっているからこそ、音だったりパフォーマンスだったりにもこだわりを感じるし。
 
仲野:トリビュートって普通は勝手にやられるもんなのに、自分でメンバー集めて、自分でプロデューサーだもんね。
 
錠:普通だったら、これが入ったら売れるんじゃないか、とかこれが入ったら面白いんじゃないかみたいな感じでレコード会社が選んで作るから、なんでコイツが入ってるんだよ、ホントに知ってんの? みたいなトリビュートが多いからね。
 
アツシ:今回はレコード会社にお金だけ出してもらって、中身に関しては本当に自由にやらせてもらったんで感謝してますね。
 
錠:メンバーも豪華だしね。パフィーの曲なんか、すごくいいんだよ。あの曲を選んでるあたりもいいよね。
 
アツシ:パフィーちゃんの時は、エグゼクティブ・プロデューサーとして、歌入れに立ち会ったんだけど、二人ともピエロのメイクして歌ってくれてたんですよ! ホント嬉しかったですね。参加してくれた他の人たちにもみんなすごく感謝してます! ホントに毎回曲が上がってくるたびにメンバー全員正座して聴きましたからね。
 

あっちゃんこそロックだ!

仲野:ロティカを見てるとさ、面白いよね。アナーキーなんかが典型的なんだけど、バンドがバンドであり続けられる時期ってどうしても短いと思うんだよ。パンクなんか特にそうで、ピストルズがまさにパンクだと思うのはそこなんだけど。クラッシュなんかはパンクとして出てきたけど「サンディニスタ!」の頃にはもうパンクっていうよりは、完全にロックになってるじゃん。そういう意味でアナーキーも、アナーキーとしていい時期だったのは三枚目くらいまでだと思うんだ。それをもう一回やってるロティカってタフだと思うよね。
 
錠:あっちゃんの中で20年間やって来て、迷いみたいなものってなかったの? このままでいいのかな、みたいな。
 
アツシ:イヤ、ないですね。
 
錠:それはすごいよね。方向性とか音楽性にも迷いはなかった?
 
アツシ:もう常に楽しくてしょうがなかったんで。
 
錠:でも、一時期メイクとってたのは何でだったの。
 
アツシ:…やっぱり…石橋陵になりたかったんで(笑)。
 
仲野:陵になりたかったんだ。
 
錠:その頃、ブラックジーンズ履いて、革ジャン着たりしてたもんね。ちなみに、オレは最初アナーキーになりたかったんだけど、すぐに「あ、これは違う」って思ったもん。
 
仲野:(笑)。でも、ARBを目指した結果 こうなったっていうのも凄いよな(笑)。やっぱり、あっちゃんのすごい所って、全然音楽的じゃないところなんだよ。普通、バンドを長く続けてたらどうしても上手くなりたいとか、器用にやりたいとか思っちゃうもんだけど、それがバンドをダメにしてくんだよね。リスナーがバンドに期待することって、変に上手くなる事なんかじゃないからね。バンドの魅力っていうのはそんなの関係ないから。でもやっぱり楽器持ってる人は上手くなりたいんだよな。そういう事がダサイんだよ。日本人って教本とかマニュアルとかがどうしても好きでさ、上手くならなくていいヤツが上手くなってたりとか、本当はそんなこと必要ないじゃない。上手くなり方がちょっと違うんじゃないかなって思うよ。その点あっちゃんは全然変わらないからね。他のメンバーが上手くなって行ってもあっちゃんだけは全く変わってないから。それってすごいよね、本当の意味でのロックだと思うよ。
 
アツシ:イヤー、本当にありがたいお言葉です。今日はありがとうございました!
 
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