バイオレンス・イン・ロフト
仲野:やっぱりオレ達だろ、ロフトに一番迷惑かけたのは。
小林:…う~ん、やっぱそうかな~(笑)。ケンカもよくしたしねー。錠もよくしたけどね。
仲野:でも一番暴れてたのはキースだよ。
小林:ロティカはそういうことってないよね。
アツシ:朝方、諸先輩方から電話がかかって来て「ごめんあっちゃん。あっちゃんの知り合いぶん殴っちゃった」って(笑)。そういう被害報告はよくありましたけどね。
──ああ、関係者が被害にあっちゃってたんですね。
錠:シゲも結構ケンカしてたよね。
小林:ケンカなんかしてないよー。
アツシ:「あっちゃんのせいでシゲさんにボコボコにされちゃったよ」っていう苦情もたくさんもらいましたよ。
──なんでアツシさんのせいなんですか?
アツシ:打ち上げで酔っぱらっていい感じになると、「ちょっと演奏させてよー」とか言っちゃうんだけど、PAがいないと出来ないからね。それでシゲさんがPAを電話で呼び出すんだけど…。
小林:家からね。
アツシ:一回ウチに帰ったのに来るわけないじゃないですか。で、気が付いたらPAの人がボッコボコの顔してオペレーターしてたり(笑)
錠:シゲはよく店員さんをぶっ飛ばしてたよねー(笑)
小林:そんなことないよ~。
──しかし、ロティカって武闘派じゃないのに、そんなデンジャラスなロフトの中でよく生き延びられましたね。アツシさんが巻き込まれたとかはないんですか。
アツシ:巻き込まれたことはないですね。ただ、苦情とかは全部ボクに入って来ますけど。
──世渡り上手って感じしますからね。
小林:うまいんだよね。飲んでて「あいつよくねーよな」とか言い出すのは大体あっちゃんだったりするんだけど…。
錠:シゲには遠回しに「あんなバンドロフトに出しちゃっていいの」って言ったり、オレには「アイツ生意気なんでやっちゃって下さいよ」とか(笑)。
アツシ:アブネーアブネー!(笑)
──出る杭は怖い先輩達に頼んで打っておくと。
ロフトの掟
小林:当時お客さん達に「クラブなんかと違って、ライブハウスって独特のルールがあるよね」ってよく言われたんだけど、確かにロフトってそういう所があって、法律とは違うルールが誰が言うでもなくあったよね。
アツシ:柴山さんが来るとみんなが博多弁になるとか(笑)
錠:仲野茂の語りにはちゃんと付き合わなくちゃいけないとか(笑)。85年くらいかな、みんなで楽しく飲んでるの所に茂さんがいきなり来て「日本のロックは…」ってはじまっちゃって…(笑)。始まったのが夜中の三時くらいだったんだけど、帰るに帰れないじゃない、話が終わらないから…。それで延々付き合ってたら朝の10時半くらいまで続いたからねー。つらかったなーあれは(笑)。
仲野:飲むとしゃべるんだよなー…。だから、ロフトに「これから行くから!」って電話してから行ったら、扉が閉められてたことがあったよ。耳をあててみたら明らかに中に誰かいる気配はするのに…オレが来るから閉めやがったんだよ!
アツシ:そういう話でいうと、ある時シゲさんに夜釣りに行こうって誘われて二人で夜釣りに行ったことがあるんですよ。それで何匹か釣れたんで「じゃあこれ、ロフトで料理しよう」ってことになって。自分で釣ったのをロフトで料理するなんてすごいステキじゃないですか。十二時半かな「じゃあこれから行くから」ってシゲさんがロフトに電話したら、誰も出ないんですよ。シゲさんが釣りに行くってわかってたから店員がもう早めに店閉めてたんですよね(笑)。「なんだよ、誰も出ねーよって」…しょうがないから自分で店を開けて、二人で魚を食べましたねー…。それでも「一応女来るかもしんないから電気つけとこうぜ」って、ネオンだけは点けておいたんだけど(笑)。
錠:ロフトのネオンって不思議だったよね。営業時間中なのに消えてたり、途中から点いたり(笑)。
アツシ:誰の都合だっちゅうねん(笑)
錠:中の女の人数と男の人数が合うと消えてたんだけどね。
アツシ:でも、その釣りの時は結局誰も来なかったんですよね。これじゃあロックじゃないと二人でキャバクラ行ったんですよね(笑)。
小林::よく覚えてるね~。















