解散とかがあるとしたら、2人の間でブライアンに対しての見解が大幅に違うとかそういう理由(笑)
——このアルバムのカヴァー曲の選曲なんですが、ブライアンとポールのカヴァー曲のみで構成されてますけど、これは何か理由があったんですか?
健一:いえ、これは健'zが形になってきた頃にたまたまポールやブライアンの来日があったりして、それで健太さんがそういう時期にここのCRTやTVやラジオの番組とかで語り部&唄い手として僕をゲストに呼んで下さる機会が多くて(笑)。そこでポールやブライアンの曲をやはり何曲か演奏することになるので、結果的にポールとブライアンの曲が健'zのレパートリーとして一番多かったし、何度か練習してた分やはり一番まとまってたので必然的にこうなっただけで、ポールとブライアンのカヴァーしかやらないとかそういうのでは全然ないです。
健太:この前なんか、CRTで遂にL⇔Rのカヴァーやっちゃったし。健'z初の邦楽のカヴァーですよ(笑)。それ以外に、まあ驕った言い方だけど、ブライアンやポールに恩返しができればって気持ちもどこかにあって。例えば健'z聴いて“初めて聴いたけどイイ曲だったんですが、誰の何て曲なんですか?”って訊かれたら“これはブライアンのこのソロ・アルバムに入ってるから買って聴いてみてよ”なんて教えてあげられるし、それでその人がブライアンのそのアルバムを買ったら、ブライアンにほんのちょっとでも何か恩返しができてる感じがするじゃない? それも目的の一つだよね。
——健'zのライヴを観てると、MCがライヴの半分以上の時間を費やしたりして(笑)たっぷりお客さん達を笑わせたり楽しませてくれるし、グッズも色々と作ってタダで全員に配ったりするし(笑)、エンターテイメントとしてお客さんを楽しませてくれるという部分でも非常に優れてると思うんですが、いざ演奏が始ると2人とも急に表情が変わってガチンコで、会場にも突然緊張感がみなぎったりしますよね。
健一:それは一つには、僕もいちミュージシャンとして、健'zでライヴをやるとなった時に演奏するカヴァー曲を2人で色々選ぶんですけど、僕自身はその2人で選んだカヴァー曲は当然大好きなんだけど、もしかしたら今後一生人前で唄うチャンスなんかないだろうなと思われるような誰も知らない楽曲ばっかりなので(笑)、唄う前に“この曲を人前で唄うのはきっとこれが最初で最後かもしれない”と思うと、やはり物凄い真剣に集中して唄えるんですよね。
——そんな健'zというユニットは今後一体どういう方向に進んでいくんでしょうか?
健一:ふと振り返るともう3年ちょいこのスタイルでやってて、やっぱり楽しいことは無理せず楽しくやれてるなぁと思うんで、このまま進んでいくんじゃないかなと。
健太:うん、私生活で何か凄いケンカでもしない限り、別にやめる理由もないしね。
健一:例えば凄いケンカするとしたら、2人の間でブライアンに対しての見解が大幅に違うとか(笑)、そういうことですよ。
健太:この曲のベースラインの解釈をお前は間違えてる!とかね(笑)。
——では最後に、健'zで現在決まってる今年の予定があれば教えて下さい。
健太:2月にロンドン行ってブライアン・ウイルソンの『スマイル・ツアー』を2人で観るというのが今年決まってる健'zの唯一のスケジュールです(笑)。
——(笑)
健一:そう、健'zとしてかなり最重要な仕事です(笑)。
黒沢健一:健'z ヴォーカル担当。
萩原健太:健'zギター担当。
















