沖縄へ行ってみたくてライヴを強行!
——設立から5年、やはり激動の日々でしたか?
曽根:あっという間ですね、ホントに。最近は年のせいか、一日が終わるのも早いしね。もう夕方?みたいな(笑)。
渡邊:踏んだり蹴ったり、擦った揉んだで何とかやってきましたね。俺はバンドが変わってるけど、ある意味ずっと3P3Bを見てきてるわけで。まぁ、よくやれたなっていう。ヘンなとこで堅くて、ヘンなとこでユルくて。
曽根:一応、A型なんで。
渡邊:僕もA型なんで。ホコリとか大ッ嫌いなんですけど。
——事務所も横浜の曽根さんの自宅から渋谷へ、昨年末にはここ下北へと転々として。今やSHELTERと目と鼻の先。
渡邊:曽根さんが下北に引っ越してきたのは、絶対SHELTERで呑みたいからだと思うんだよね。
曽根:それは最初気がつかなかったけどね。来てからそういうこともできるかって。でもこっちに移ってだいぶ狭くなっちゃったから、捨てるものが物凄くて。
渡邊:ASPARAGUSのアナログまで捨てられちゃいましたからね。
——エエッ!? 何て勿体ない…。
曽根:捨てられちゃったも何も、調子こいて作りすぎたんです。
渡邊:むしろ俺はあの盤を、溶かしたりして何かに利用したかったな。
西村:溶かすんすか?レコードを(笑)。
渡邊:溶かして何かに再利用。ペットボトルとか洋服に。
曽根:だけど、お金かけて作ってお金かけて捨てるんだからね。ゴミの回収にもお金がかかるんだから冗談じゃないよ。あんなに悲しいことはないよな。
渡邊:ある意味ハードコアだよね(笑)。
西村:俺が一番印象深いのは…確か、3回目の〈3P3B MEETING〉って始まる時間がえらく遅かったですよね。
曽根:リハが押しちゃって、8時スタートとかだったんだよね。
西村:で、終わったのが12時過ぎくらいでしたっけ。
渡邊:そうだ。もう終電なくなった人とかもいて。
曽根:だってSHELTERのスタッフまで帰っちゃったからね(笑)。
渡邊:今度も最終日はわざとやりますけどね、もう散々ムカつかれるまで(笑)。
曽根:でも、終わりの時間はちゃんと決まりがあるんだよね?
西村:ホントは10時で音止めなんです(苦笑)。
渡邊:でもそれで遅くまでやるイメージが付いちゃったみたいで、こないだなんか、チャッとライヴ終わったらお客さん的には不服だったらしいよ(笑)。時間通りに終わったら終わったで怒るし…みたいな。でも一度、客が最後の1人になるまでライヴをやってみたいね。長渕剛が今度桜島でやるじゃないですか、俺が勝つか客が勝つか、みたいな。ああいうのやってみたいですね。
——同じく3周年の沖縄での〈~MEETING〉でも遅くまでやったんですか?
渡邊:沖縄は始まる時間がもともと遅いんですよね。沖縄時間があるんで。
西村:沖縄と北海道はライヴの始まる時間が遅いらしいですよ。そもそも何で沖縄だったんですか?
渡邊:何でだろうね。ただ沖縄に行きたかっただけじゃねぇの?
曽根:3周年の〈~MEETING〉は、最初沖縄だけでやろうって話だったの。当然俺が行きたかっただけです。
西村:ホントにやりたいことしかやってないですよね(笑)。
曽根:言われみるとひどいですよねぇ…。
——今年はどこか遠征の予定は?
曽根:残念ながらないですね。
——この勢いだとそのうち海外とかでやりそうですが。行きたいだけの理由で(笑)。
渡邊:グアムとかいいね。ユーミンin 香港みたいな感じで。ツアーを作って、みんなで。
曽根:それいいねぇ!
渡邊:あとは苗場とかスキー場で。
——それじゃ全部ユーミンのパクリですよ(笑)。
曽根:僕らはパクってナンボですからね。
西村:俺、SHELTERの仕切りでツアーをやってみたいと思ってるんですよね。
曽根:ああ、面白そうじゃん。
西村:でもバンドのチョイスとか難しそうで。やってみたいことはいろいろとあるんですけどね。