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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ブッチャーズ×54-71(2002年10月号)- シェルターで新しいことをやっていきたい

シェルターで新しいことをやっていきたい

2002.10.01

規格外の組み合わせによる規格外のシェルター昼夜2公演が実現!ブッチャーズと54-71のインタビューに同行し、話を聞くだけと思っていた自分はただのライヴハウスの人であり、どちらかといえば口下手。そんな小市民をインタビュアーにして取材させる『ROOF TOP』編集部は基本的に狂っています。こんな新人インタビュアーにのんびりと付き合ってくれた2バンドに感謝。インタビューというより座談会だったのですが、愛情あふれる話にまとまっております。(interview:西村仁志/SHELTER

シェルターで新しいことをやっていきたい

──ブッチャーズと54-71の交流はいつ頃からなんですか?

吉村:
シェルターがきっかけだよな。俺が思い出すのは…シェルターの表で呑んでたんだよね。あれが結構印象が深いかなぁ…。あの時も2公演やってたよな、年末で。

川口:ああ、そうそう! 大晦日にシェルターとロフトのライヴを掛け持ちしてたんだ。[註:2000年12月31日、シェルターとロフトで行われた〈THE FINAL OF 20th century〉のこと]

──吉村さん、54-71に付いて回ってましたよね。

15_6.jpg川口:ロフトでDe+LAXの次だったんだ、俺ら。で、De+LAXのファンが「ピックくださ~い」とか言ってるのを吉村さんが懸命に拾ってんの(笑)。

吉村:「何しに来たんですか?」ってロフトの店員に言われたから、「ローディーです」って。

──吉村さんは時々シェルターの店員にもなりますからね。シェルターのカウンターに入る許可が下りてるのは、吉村さん、高田さん、ヘラさん(200MPH)、三原(重夫)さんだけなんですよ。「あの人たちはもうしょうがない」ってカウンターのスタッフが言ってますから。

堀川:吉村さん、シェルターのスタッフだったんだ?(笑)

──自分でお客さんにビールついで回るくらいですからね(笑)。今回の〈official bootleg〉は、ブッチャーズが54-71を誘った感じですか?

吉村:うん。お前(西村)と俺で話してて…お前も絡んでるんだよ。「シェルターで年に1回くらいは新しいことをやるんだ」「新しいことをシェルターに提供するんだ」って俺が言ってたんだよ。

──俺が覚えてるのは、ナンバーガールの(中尾)憲太郎さんとかと「ラモーンズが1日に2公演やってたよね」って話をしてて。それで「1日に2公演やってくれるようなバンド、いないですかね?」みたいな話を吉村さんにしたと思うんですけど。

吉村:あ~ン。でも、俺も思いつきで「1日2公演」って言ってたよ。

──そうそう。それで、「そういえば俺もそういうのをやりたいと思ってたんだ」って。

吉村:去年も〈ハラコロ〉(HARAKIRI KOCORONO)をシェルターでやって、「ビールの箱持ってこい!」とか「これじゃ足りねぇ!」とかやったけど[註:後方の観客がステージを観やすいようにと、吉村の配慮からビール・ケースで急造の足場を作った]、それでも「年に1回くらいは新しいことを提供するんだ!」って…。

──結構前から言ってましたよね?

川口:最初は吉村さん、「夜中、朝、昼の3公演にするんだ!」って言ってましたよ。「夜の公演はやらない」って(笑)。

吉村:だけどジャニーズは1日に何公演もやって凄いよな。クルクル回るのが大変なんだよ、あれ。

──ジャニーズはこの間、1日5公演やってましたよ。[なぜかジャニーズ・ネタに詳しい西村]

堀川:5公演!? …今オレ、火ィついたな…負けたわ! まぁでも、奴らは口パクだしね!

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