通し券チケットの特典は“愛情”!
──また話が脱線しまくってるんですけど、昼と夜で衣装替えとかあるんですか? これもよくジャニーズがやってますけど。[なぜかジャニーズ・ネタに詳しい西村]
川口:昼、思いっきり派手な恰好してくるか?
高田:あ、俺、吉村さんからもらったヤツ着ようかな。
吉村:ああ、デサントね。スピード・スケート用の真っ赤なユニフォームな(笑)。
高田:あれはフォーマルな衣装だから、オフィシャルな時しか使わない。
吉村:あのスーツは元々、カウパァズの(高橋)一朋の持ち物なんだよ。何に使ってたかは知らないけど。
高田:じゃあ今度札幌行った時にお礼を言わなきゃ。
吉村:あと当日、お客さんがチケットを買うのに並んでくれるんだったら、俺も並ぶな! そういうことにしとこう!
──(笑)並んでどうするんですか?
吉村:そういう意気込みで臨むってことだよ! 並ぶよ、俺は! シェルターの周りをクルクルクルクル回るよ! …そういえば、〈ハラコロ〉の時にバァちゃんがその波に巻き込まれたっちゅうのがおッかしいよな(笑)。
堀川:お婆ちゃんッ!? 吉村 当券が販売される時間まで、客がシェルターの周りをクルクル回ってるらしいんだよ。 ──「16時から並んで下さい」ってことになってて、それまでお客さんは横にあるローソンの前とかにいるんです。で、「どうぞ」って言った途端にお客さんがガーッと来て…。
吉村:それに婆ちゃんが巻き込まれたんだよ(笑)。俺、その瞬間見たかったなぁ~。
──確かにあのお婆ちゃんは災難でしたよね。ケガがなかったから良かったですけど。
吉村:とにかく今度の昼夜2公演…何が違うかって普通だと思うよ。普通にやろう。目的は、シェルターの1日2公演だから。
──確かにシェルターで同じアーティストが1日に2公演やるのは初めてですよ。
吉村:だから「シェルターで新しい試みを年に1回くらいはやっていこう」って。
──じゃ、これが終わった瞬間に来年のことも考えなくちゃいけない、と?
吉村:そうだよ!
川口:1日に3公演、4公演…ってどんどん増えていくかもしれない(笑)。
吉村:いや、今度やる〈ハラコロ〉だってシェルターで通らなかったんだよォ[註:取材当日はナンバーガールの解散発表前でした]。「月曜日から金曜日までやろう」っていうのが。
──土日じゃなくて月~金ですか!?
吉村:そう。土日はやっちゃいけない。「月~金の昼夜を埋めよう」って。でも、どうやらみんな、余り信用してくれなかったらしくて。…どうだい、今回の1日2公演は?
堀川:まぁ…昼夜やる時間を合わせても2時間もないっすよね? 練習のほうが長いんじゃないかなぁ…。
射守矢:今、ワンマンでどれくらい?
川口:16~17曲。今回のモーサムとのツアーの時は12曲くらい。丁度1時間くらいですかね。
吉村:じゃあ…今度も1時間と1時間だなぁ、やっぱな。普通はこういう場合だと40分ずつだよな? ということは、20分+20分で40分お得なんだ。昼夜観る人は80分お得。だから、通 し券で観る人はもう1回分観れるほどお得ってことだ。
川口:30分ずつで3公演っていうのもアリですよね?
吉村:ああ、うんうん、楽勝! それなら1日4公演だな。
堀川:20分で4公演?(笑) でも、それでもできるよね?
──そんなに間を空けなければできると思いますよ。ちなみに、通し券の特典は特にナシですか?
吉村:う~ん…当日のその場の雰囲気で「何かあげよっか?」ってなったら決める…。でも、もし何かあげるなら、俺はおにぎりとかがいいなぁ…。食べたらオシマイ。そういう残らないのがいいね。
──握りますか?(笑) 通し券、確か100枚くらいだったと思うんですけど…。
吉村:ヨシ! 1人10個くらいだ、全員で握るのは。大丈夫だよな? 「ありがとうございました~」って配ろう! だけど、「通 し券でおにぎり付きです」って言われて、通し券買うか?
堀川:どうかなぁ~。多分、通しで観る人は間にメシを食うと思うんだよね(笑)。
高橋:だから、お客さんに判るようにすればいいじゃん。ウチらがステージやってる時に横でブッチャーズが米を研いで、ブッチャーズがやってる時に横でウチらが握って…。
吉村:ヨシ、おにぎり付きだッ! 握ってこよう! 家で炊いてくるべ! 具は任せる!
射守矢:メンバー各人の経済状況によって具の中身が変わる、とかね。「あッ、このおにぎり具が入ってねぇよ!」とか、「ご飯が茶色いよ!」とかさ(笑)。
吉村:それでいこう! 意味判んないもん。ダメだったら100円で買ってあげるよ。
──通し券に“愛情付き”って書いといて、「“愛情”って何だろう?」って思わせるとか。
吉村:あ、それいい、それいい! やっといいこと言ったな! だってよォ、〈ハラコロ〉ん時にさ、シェルターの外で券がなくて入れない人がいたんだよ。で、俺に「中に入れて下さい」って言うわけよ。でもさ、その一部始終をその向こうの人とかも見てるんだよ。
川口:それキツイなぁ…。
吉村:だから、「ゴメン! 他に誰もいない時に1人だったら入れてあげられるのに…。ゴメン、それはできない!」って答えて、思わずジュース奢っちゃったもん。
──そう、あの時振る舞ってましたよね。
吉村:振る舞ったよォ~。あの時、2,000~3,000円しかなかったのに全部使ったもん。
堀川:いい話だなぁ。
吉村:だから、通し券には“愛情付き”。ステッカーとか記念品っぽいものより、食べてなくなるほうがいいよな?
高田:判らないっすよ、冷凍して取っておくマニアがいるかもしれないし。
吉村:(笑)いねぇだろう、「不味くて食えねぇ!」っちゅう奴はいるかもしれないけど。
にぎり、ふぐり、探り、ネバります
吉村:あとアレだ、合体ユニットの名前は言ったよな? “バック・ストリート・ボーイズ”。これはちゃんと書いといてくれ。
川口:吉村さんが言うには、“裏スジ・ボーイズ”だと(笑)。“ボーイズ”の“ズ”は“Z”で、ポコ○ンの、裏スジのボーイズなんだって。
吉村:だって“バック・ストリート”だから“裏スジ”だろ? 突き当っちゃうからね。なんせ『裏のスジの突き当り』(小誌に連載されているブッチャーズの人気コラム)だから。
射守矢:俺が関西へ行った時に、道を尋ねたことがあってさ。そしたら、「ああ、あそこね。裏のスジの突き当りだよ」って言われたの(笑)。「何処だそこ? 先っぽか?」って(笑)。
吉村:単にそれだけなんだよね。そこから始まってるんだよ、“バック・ストリート・ボーイズ”は。英語に直訳してみればこれだろ? それ以外は考えられないもん。
堀川:直訳かどうかは判らないけど(笑)。ということは、あの本家も“裏スジ・ボーイズ”ってことか?(笑)
──じゃあ、最後に“愛情”に対する意気込みをみなさんから。
堀川:“愛情”を持って全国を回りますので、足を運んでほしいですね。
射守矢:えーと…“にぎり”を付けますんで来て下さい。
吉村:“にぎり”を付ける? “ふぐり”じゃないよね?
川口:“ふぐり”を付ける?(笑) それは俺の役目だ!
吉村:「おイナリさん一丁~」ってな(笑)。そんなネタばっかりだねぇ。それ以上発展しないのがいいよな。
川口:じゃあ僕は“ふぐり”を付けます! よろしくお願いします!
吉村:“にぎり”“ふぐり”と来た。さぁどうする?
佐藤:…“探り”を入れます。
吉村:そう来たかぁ~。じゃあ俺はねぇ…“ふぐり”もう1個行こうかな! 人間のラジエーターだからね! ちゃんと冷やしとかないとな、うん。
高田:“にぎり”も“ふぐり”も噛みしめて…っていうところで。楽しみにして下さい。
吉村:さぁ小松。
小松:ああ…ゴメン、今トイレに行ってたから。何?
──“愛情”についてのコメントが、いつの間にか“ふぐり”の話になっちゃったんですよ。
吉村:愛情を握って、ふぐって、探って、またふぐって、噛みしめて…みんな続いてるんだよ。噛みしめたらどうする? 愛情を、だぞ。連想ゲームだ。
小松:えーと……じゃあ“ネバり”ます。
一同:(爆笑)