(前回からのつづき)そして脈拍を上下させるのは心肺に過度の負担をかけるので、とにかく絶対安静状態を強要された。身動きができず、数日をその状態で固定され、あれほど強いと思っていた自分が、かなりメンタルもやられてしまった。
別項で書かせてもらったように、思い切り人生観も変えさせられてしまったのだ。そして絶対的に足らなかった体内酸素濃度も超高濃度酸素マスクで少し落ち着いてきたかなと、医者の許可は得ていないが、自覚できた部分もあるので、気になっていた昨年の鈴木慶一とのPKOの残りのレコーディング楽曲が送られてきていたのを思い出した。
どうせ動けないのだからと危篤明けのベッドでPDFの譜割に合わせて、残りの4、5曲書き上げてしまった。
これで全曲かなと確認できると、また昏睡状態に入るという前代未聞の危篤あげの作業をこなしたPくんなのでした。