麻薬(魔薬)をプリ〜〜〜〜ズ!
大人げないのかもしれないけど自称“少年革命家Y”がどうしても好きになれない(笑)。10歳のガキに向かって腹が立つというのもどうかとは思うけれどダメ。苦手。
小学生の頃、あーゆー口の達者なクラスメイトと上手くいかなかったトラウマか? 理屈をこねる同級生は10歳オイラの天敵だった。
つーか、不登校ユーチューバーの彼に怒ってるというよりも、その周囲の大人たちにムカついてるのかもしれない。なんかわかった顔して擁護チックな発言をする奴らに苛っ。
オイラは良いも悪いもわからない。ただ映像を見ててムカつくだけだ。でも、それがオイラの答えなんだと思う。
あと、彼の顔がキライ(笑)。
アハハハハ。失礼。でも、これ大事なこと。
コンセントピックス♪
☆
顔がPA——N! パンパンに腫れてしまった。まー、痛いなんてもんじゃない。痛い? いや違うな。口の中にカッターの刃を何枚も入れてお茶碗1杯のゴハンを食べるようなもん。わかりづらいか?
今回は口の中だけでなく目と耳にまできてしまった。歯医者で虫歯の根っこ治療をしているのでバイ菌が入ったのかもしれない。
オイラの通ってる歯医者さんは豪徳寺にある。癌の病院に紹介状を書いてもらい2ヵ月前から通いはじめた。ちなみに、下の前歯8本くらいすべてが酷い虫歯。それを今、こつこつ治している。
下の前歯ということは癌が転移していたリンパ節である。確か8ヵ所の転移だったはず。最終的にはもっと増えたかな? 舌の裏付根の口腔底癌がバババBBAっと拡散希望で転移。それがレベル4!
ま、昔の話だ(1年前だけど)。で、現在の悩み&痛み。手持ちの薬でどうにか耐えてきたのだけれど、その薬も残り少なくなってしまった。病院に行ってもらってくればいいのだけれども、オイラの薬というのは麻薬である。その辺の病院では入手出来ない。
主治医の診察は週明けのため、今日・明日・明後日と薬ナッシングで乗り切らないといけない。NO—————!
顔がパンパンっに腫れて膨らみ別人のようになってしまった(笑)。
鏡を見ながら爆笑……顔もそうだけど喉元の縫痕も痛々しい。
ここに丸い穴を開けて呼吸をしていた。懐かしい。てへ
鏡を見ながら爆笑……顔もそうだけど喉元の縫痕も痛々しい。
ここに丸い穴を開けて呼吸をしていた。懐かしい。てへ
義舌って世の中にないのかしらん?
担当医不在を承知で癌病院へと電話をする。外来予約コール・センター。電話はキライだ。話が通じないから。ま、相手には「アウアウアアアア」としか聞こえないわけだからしょうがないんだけど。
つながったのは声の感じからして年配の女性らしい。オイラみたいな話し方に慣れているのか、アウアウ・トークに驚きはしなかった。
が、やはりコミュニケーションが取りづらいのは確かなようで、何度も何度も同じことを聞き返される。またかよ? と思いつつも、彼女の言い方は優しく、オイラを苛立たせることはなかった。長い時間をかけて説明をして薬をもらう手続きが完成したときには軽い感動すら覚えた。明日、お昼の1時に金杉先生<仮名>を訪ねればよい、とのこと。
ふう。やれやれ。
スッゲー大変(笑)。いや、マブで。たったこれだけのことに43分くらい。どっと疲れる。しばしオナニーの賢者タイムに突入。この1年で人間としては退化した(笑)。出来ないことばかり。それは認めざるを得ない。リバウンドがここまでとは思ってもみなかった。手術ってそれくらいスゴい。身体に無理なことやったんだな。
舌切って、そこにお腹の肉を移植させたんだもん。血管ごとガッチャンコ。アハハハハハハハ。神への冒涜だ。そんなことしちゃダメダメ! って神様が怒っちゃったんだろうな。顔パンパンの理由。
☆
ブルーハーツ『PAN』。1回もまともに聴いたことがない。「いや、あれが隠れた名盤なんですよ〜〜!」という趣味人も多いけど……オイラはいいや。ジャケットも微妙だし(ホワイトアルバムってか?)。
オイラの中であの作品はブルーハーツの正規版としてはカウントされていない。最後は『DUG OUT』。オイラはそれでいい。このことに関してはあまり言わない、書かない。はい、終了。
ちなみに、文章で関わったベスト盤『EAST WEST SIDE STORY』もあまり聴いてない、聴けない。恥ずかしくって。でも、あんときのことは今でもよ〜〜く覚えてる。オイラ、このベスト盤のライナーノーツ、帯コメントを書かせてもらってるんだけど、話が来たときには“これは一生の仕事になるな”って思った。
だから、特別な気持ちで書いたのを覚えてる(いつも本気で書いてまーす!)。部屋にこもって泣きながら書いた。文字数が決まってなかったから書きまくって気づけば10卍以上書いたんじゃないかなあ? 止まらなかった。もちろん、カットしたけれど。で、そんときに決めた。
もうこれでブルーハーツに関して書くのは最後にしよう、と。
ま、その後もバリバリ書いてるんだけど(笑)。てへ。もう書くことはないと毎回思うんだけど、新しい言葉が出てくるから不思議。
5歳の頃のオイラ。パンティーを頭にかぶってるらしい。
今とやってることまったく変わらない。少年変態革命的下着泥棒
今とやってることまったく変わらない。少年変態革命的下着泥棒
初対面でそれ言う〜〜〜〜!?
「はじめまして」と金杉先生に挨拶をする。初対面。ストレートの真っ黒な髪の毛は吉田栄作よろしくセンターわけ。やたらと大きなサイズの白いプラスチック製フレームのメガネは大江千里から? どこか80年代の雑誌『宝島』チックな青年、推定年齢34歳。
ハンパなく童貞っぽい。そればっか気になった。オイラのDT探索アンテナが大きく反応。童貞じゃないにしろ、経験人数は1人でその相手は現在の彼女、もしくは奥さんだと思われる。結婚指輪はしてなかったけど、お医者さんだから不思議ではない。
オイラは自分の症状を説明し、担当医の診察予定が週明けの月曜日なので、それまで3日分の痛み止めが欲しいことを伝えたつもりだったのだが……。興奮していたのか言葉を上手く発することが出来ない。落ち着いて話そうとするのだけれど「アウアウアアアアア」。
結果、ノートとペンでの筆談となった。
1000のバイオリンは響かない。
「ちょっといいですか?」と金杉先生はオイラの顔と首を触った。そして、「部屋をかえましょう」と大きな診察椅子のある部屋へと小走りで移動。鼻からの麻酔をしてカメラ付の管を通し、頸部を確認する。
難しい顔をする先生。オイラは痛み止めのお薬が欲しいだけなのに。ひと通り検査を終えるとぽつり。「これは浮腫みというよりも、再発じゃないですかね〜〜〜?」
「はああああああああああああああああっ!?」
そんなサラッと簡単に言う?
嘘でしょ。普通の顔して。初対面の人間に? 昨年9月の手術後、「再発ですね」という言葉を初めて聞いた。オイラがいちばん聞きたくないワードが再発と転移。それを真顔で面と向かって言われんだからたまったもんじゃない。
「触った感じ、そうだとは思うんですよ。かた過ぎるんで。かなりかたいんですよ。再発だと思いますね、これは」、普通に言うDTにオイラは腹が立った。再発って要するに癌ってことだ。癌宣告。
最初に癌宣告を受けたときともまた違うショック。いや、勘弁してもらいたい。冷静になればなるほどに信じたくない。
童貞SOヤング・ドクター御茶ノ水ニテ死す……
冗談じゃない。マブでシャレになんない。
オイラの主治医であるMセンセーや入院してからずっと気にしてくださってる多くの先生方、看護師さん……手術前からオイラを知ってる病院のスタッフさんたちは丁寧に言葉を選んで接してくれている。
でも、初めて会ったDTのヤング・ドクターはパパっとパパパパPUFFYでオイラの顔と首をチラ見&タッチだけで「再発ですね」と重たい言葉をカジュアルにブッこんできた。
みんな、その言葉を使わないよう気をつけているというのに。ちゃちゃっと軽く見て触って「再発ッスね?」って……それはあんまりだ。
言って良いことと悪いことがある。
知らないのはしょうがない。でも、院内共有しているパソコンのデータでオイラの身体の現状はわかるはずだ。「それじゃ、舌を動かしてくださ〜〜〜い」って、ブッ殺してやろうかと思った(笑)。「あ、難しいか?」だって。このクソ野郎。FUCK!
泣きたい気分で「アハハハハ」って嘘笑い。この日、再発という言葉を聞いたことにより、治まらない痛みも手伝って、オイラは寝るに寝れない地獄のような3日間を過ごすことになった。
「再発」。
いちばん避けたかった。入院、手術などを考えると、今後のスケジュールも考え直さないといけない。7月、9月と『ティッシュタイム』があり、10月22日には豊洲PITで『ティッシュタイム・フェスティバル』が予定されている。さすがにオイラがいないと成立しない。だとしたら再発の手術はすべてを終わらせた後に? むーーーーん。
死んだフリ(笑)。って、馬鹿。トホホ。あ〜〜〜〜ん(号泣)。
オイラのナイチンゲールの一部。都部ふぶく。
今の自分はもっと好きさ♪ これがないと生きていけない。
特に左上。堀ちえみもテレビで特別に強い薬をもらって……
って話してたけど、この薬のことだと思う。
癌患者のマスト・アイテム!
今の自分はもっと好きさ♪ これがないと生きていけない。
特に左上。堀ちえみもテレビで特別に強い薬をもらって……
って話してたけど、この薬のことだと思う。
癌患者のマスト・アイテム!
☆
再発ではなかった。
泣けてきた……。
週明け、主治医のMセンセーにCTスキャンも含めきちんと検査してもらった。その結果は再発ナシ、と。浮腫みも徐々に治まっているみたいだ。顔の腫れは歯治療の菌感染。抗生物質をもらった。
ホッと一息。そして、あのヤング・ドクターの顔を思い出す。どうして平気で「再発」なんて言葉を使ったんだろう? 理解に苦しむ。彼は一体、今までどんな人生を送ってきたんだ?
大人も子供も関係ない。性別も関係ない。喋れる舌がある人間は言葉をもっともっと大切にすべきだ。ベロが無いオイラからしたらうらやましいだけのシックスナインなオーラル・プレイ。
再発じゃなかった……安心して睡魔が。病院内のお薬待ち時間にロビーのソファーで爆睡。
ババアの乳首を吸おうと思ったら舌が無い、という悪夢。ベロ無いのすっかり忘れてた。オイラ、まだ舌が無いということを受け入れてないのかもしれない。目が覚めてひどく落ち込んだ。オイラ、ディープキスとかクンニとかと無縁の世界の人間になっちゃったんだなあ……って、今頃&今更?(笑&涙)。
童貞ドクターに「再発ですね」と言われたことを担当医のMセンセーに告口した。すると、無表情で「癌のことは気にしないことです」と一言。なんか感動した。でも、このセンセーがオイラのベロ切ったんだよな?(笑) 最初は半分だけ、って言ってたのに……目が覚めたら全部じゃねーか! 悪夢。アハハハハ。死刑っ。
癌<ガン>とのつきあい……まだまだ長そう。腫瘍を切ったらお終いだと思ってたら大間違い。頑張ルンバ。当分は死ねないッス。
オイラの執事じゃない主治医であるMセンセーに助けを求め、
診てもらうことに。精密検査の結果、再発でないことが判明!
病院の長椅子にてホッと一息撃沈ポの瞬間をパパラッチ。悪夢で目覚める
診てもらうことに。精密検査の結果、再発でないことが判明!
病院の長椅子にてホッと一息撃沈ポの瞬間をパパラッチ。悪夢で目覚める
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