《《《緊急特別編!!》》》
オトコの人も泣くのネ……
堀ちえみの名曲「リ・ボ・ン」のサビの部分が頭の中をず~~っと流れている。なんか上手く言えないんだけど、オイラの性春&青春オナニー応援ソングだったりする。
・石川秀美
・堀ちえみ
・松本伊代
・早見優
<順位深意味有>
この四天王なのよ。10代イノマー性年のオナニー四星球。一緒の部屋だった直樹<実弟>が証人になってくれるはず。いや、とにかく、弟が心配するくらい、堀ちえみの写真集でオナニーばっかしてた。
中学、高校とアイドルの写真集でばかりオナニーしてた。大袈裟じゃなく1日に5~6回と時間の許す限り。元気だったなあ……
オイラたちバカ兄弟の部屋は“それぞれが1日に何で何回オナニーしたか”がわかるシステムになっていた。これを説明するのは長くなるのでまた。今回の本連載は3,000文字を目指してるんで。6,000文字は書き過ぎだ。こういった本編と関係ないくだらない話はカット。お通しカットきくち東京に戻る。
※
オナマシのニュースがSNSに流れると聞いていた午前中、別件でオイラのLINEはパンパンだった。『堀ちえみ、同じ癌みたいッスね?』、『堀ちえみって知り合いですか?』、『対談しましょう!』。
LINEが流れ込んできたのはオイラが歯医者に行く、部屋を出る直前だった。歯医者は10:00から予約を入れていた。この1週間くらい右下の歯が全滅ってなくらいに痛く、ほっぺがプクーーーっと腫れている。
癌<ガン>放射線治療の副作用かと思っていたのだけれど、それだけでもないみたいだ。虫歯だな、と。歯医者に来たのは手術前だったので半年ぶり以上。相変わらず先生はスタレビのボーカルに似てた。
口の中を見てもらうと、『虫歯ではないみたいですね。歯茎が痛んでるようなんで抗生物質を出すから3日、飲んでみてください』と。マブで? こんなに歯が痛いのに。信じていいのかしらん。ちと意味がわからなかった。
卒アルに柏原芳恵の写真を貼ってた世代
納得いかないまま部屋に戻り、パソコン(デスクトップ!)でツイッターをチェック。でもって、テレビを観ると『堀ちえみさんが口腔癌を公表した』というニュースばかり。舌癌の報告を自分のブログでしたみたい。
なるほど。そゆーことか。オイラとちえみちゃん(昔からこう呼んでるの!)は同じ年。だから、卒業アルバム以外の同級生で射精するっていう快楽をオイラに教えてくれたのは彼女だったような気がする。
いや、石川秀美の太腿もそりゃ素晴らしい。手紙From佐川君世代のオイラは焼かずに生のまんま、刺身醤油かなんかでいただきたいと思ったもんだ。松本伊代、早見優に関してはまったくチンポはうんともすんとも微動だにしなかった。痩せすぎてた。食べれるとこが少ないと思った。中高時代からオイラはセミぽっちゃりのコが好きだった。
野呂佳代は最高級品。問題ナッシング。ベストだ。ただ、さすがに手島優、JUJUクラスになると微妙で、問題視されることが多い。あ、これは最近の話なんだけどね。個人的な。
いや、でも、10代の尖ったオナニーで言えばベタだけど菊池桃子、斉藤由貴なんだよな。この2トップ。『MOMOKO』と『DELUXマガジン<デラマガ>』の創刊号はザーメンで紙面がパリッパリになるまでズリーセンに使用した。オイラと直樹の性春がつまってる。
って、何の話? 『スコラ』は? 『GORO』は? 『DUNK』じゃなかったのはキョンキョン派じゃなかったからだろうな。
そっか、オイラ、昔から女のコの刈上げってダメだったんだな。今気づいた。
癌<ガン>と性春。
3,000文字。
レベル4までいってしまった理由
ちえみちゃんの癌<ガン>も驚いたけど、それよりもビックリしたのが7人も子供がいて、今の旦那が3人目だということ。西村知美がテレビで自分のコーマンが臭い、臭うとカミングアウトしたとき以来の衝撃だった。
そっか、アナーキーね。やるじゃんかさ、堀ちえみ。同じ年でバツ2、これまで様々な病気と闘ってきた。血液型も星座も一緒? これ、他人と思えない。他人なんだけど。
どんなに少なくとも7回はセックスしたんだよな、って落ち込んだ。こんなこと書いてちゃいけない。でも、文章に寄り道は大事。よそ見を恐れちゃいけない。これはオイラが『文章の学校』で生徒に教えたこと。
「ゴールさえハッキリわかってれば、いくらだって寄り道してください、ええ、是非」
<イノマー偽教授>
で、ちえみちゃんの癌<ガン>告白ニュース。
みんなの関心ごとはレベル4について。身体からのSOSに気づきながらもどうしてそうなってしまったのか? と。そして、癌であると医者から宣告されたときの心境と受け入れ方について。その辺のことに興味と不安と恐怖が集中しているような気がした。
ここにしゃいこーのサンプルがいます(笑)。
いちばんHOTな情報を提供できる人間もどきが(笑)。教えちゃうあるよ、舌ないけどw
10時間10人体制という大手術は堀ちえみとまったくと言っていいほど一緒の工程。本人は意外にもアッという間だったりする
オロナインじゃ癌は治らない(?)
前振りが長くなったけれど、今回の『自慰伝』は緊急特別編。
“ガン張れ!ちえみちゃん&イノマー”でお送りします。
もちろん、事務所&本人・未公認。許可取りなんて面倒だし、必要ない。お節介が病気を救う。これ間違いない。
これまで既出のニッキンタマや本稿『自慰伝』とかぶることが多いかもしれませんが、その辺はご愛敬。同じ人間、イノマーくんの文章なんで、そうそう変わりはありません。
聞いたことあるよ、読んだことある! っていうのはNGワード。そこんとこ464キュー。
口腔癌にもいろいろある。ちえみちゃんは舌癌。オイラは口腔底癌。ま、奇遇にも同じレベル4ッス。転移もリンパ節に。これも一緒。オイラの場合は両首&胸の上まで転移してた。リンパ腫が13とか16とか? もう忘れた。
なぜ、ここまで気づかないのか? って。気づいてはいるのよ。だから、彼女はお医者さんに行きまくったんだと思う。そう、本人は気づく。だって、痛いんだもん。ハンパねーよ、癌<ガン>の痛み(笑)。そりゃ合法麻薬でブッとばすしかない。
オイラが口内の痛みに気づきはじめたのが2017年後半。この辺のことはオイラのニッキンタマ過去を読んでもらえればわかる。癌<ガン>以外の情報がほっとんどだけど。最初に病院に駆け込んだのが2018年1月(?)。ちなみに手術は2018年の9月5日ね。
気づいてから半年なんてもんじゃない。約1年だ。近所の総合内科へと行った。出された薬は軟膏でデキモノだと。アゴの下のポッコリに塗ってくれ、と。舌の付け根の癌<ガン>がアゴの皮膚に出てるってことは、この時点でがっつり転移していたことがわかる。
「どうすればいいですか?」と近所のY(ヤブ)医者に聞くと「触らないことです。触っちゃダメです。大きくなっちゃうので」って。オマエは触れよ!(笑)。触診しろ。問診とちら見だけ。それじゃあ、癌はわからないよ。
オイラ、1月のニッキンタマで既に「舌を切らないといけないような大病だったら、まだチンポを切られた方がいい。歌だけは、神様、歌だけはオイラから奪わないでください」って書いてる。可哀そうに。半年後にはチョッキンだよ。
オロナインを塗る度に、アゴの下を触るとコロコロする。ぶっちゃけ、こんなんで治るのかなあ? という不信感しかなかった(笑)。そりゃそうだよ。オロナインだもん。
『リンパですね』としかY医者は言わなかった。もっと突っ込んで聞けばよかったと反省。「いや、リンパですけどどうなってるんですか?」って。ここで大きな病院に行けばよかったんだよな。
“大したことない皮膚病だ”という自分が勝手に作った逃げ道を信じたかった。Y医者の皮膚病だという言葉にすがった自分も確かにそこにいた。Yを責められない。
流行りのキス病?
2018年1月にオナマシはピーズのハルさんをゲストに呼んでの『ティッシュタイム』を行った。その時のライブ写真を見て古くからの友人から「イノ、ちょっと痩せたな」というメールが届いた。
確かに体重は落ちてはきていたが、2016年12月からお酒をヤメたことが原因だろうと思っていた。それでも何となくその言葉がしばらく気になって離れなかったので、また近所の同じ病院へと行った。
「キス病ですかね? アハハハハ」とY医者は笑った。ウィルス感染症らしい。性病かと聞くオイラにY医者は性病ではないと手を叩いて大笑いした。血液検査をしてもらうことにした。Y医者は首、アゴを皮膚の上から軽く触るだけで口の中を見ようとしなかった。
アゴ下のポッコリは大きくなり、2つにわかれていた。そして、そのまわりにも小さなポッコリが。念のためとエコーを見るも、異常ナシと。『リンパですね』。わかってるよ!
結局、抗生物質をもらって帰ることに。ウィルスは電車とかでも咳やくしゃみでもらっちゃうことがあるのでマスクは着けてくださいね、と。あとはまー、手洗い、うがい。
5月にはガガガSPを迎えての『ティッシュタイム』があった。ライブ次の日、アゴの下のグリグリがちと大きく、固くなっているような気がした。考えてみるとオイラは口腔底癌の舌の付け根に居座った親玉というよりも、転移した首まわりのリンパ節、子分たちに自分で気づいたわけだ。レベル3~4で。
この辺がオイラのバカなところ。それでもま~~た同じ医者に行っちゃったんだよね。耳鼻咽喉科とか歯医者とか行かなかった。だって、皮膚病だって言われてたんだもん。間違っても歯医者になんか行かない。で、同じ繰り返し。軽い触診&オロナイン。あ、オロナインに悪意はありましぇん。
でもって、7月のサンボマスターを呼んでの『ティッシュタイム』が終わり、20周年記念アルバム『オナニー・グラフィティ』のレコーディング準備。その合間に大きな病院で診てもらう決心をようやくする。
日赤へと行き、数日後にはあっさりと癌が判明。しかも、レベル4。
口腔底癌<ガン>。
ガーーーーーーーーン。
クールな女医さんだった。「口腔癌ですが、首、鎖骨まで転移が見られるのでレベルは4です。病院の紹介状を書くので受付へと持っていってください」
=イノマーの叫クンニンニン=
「町医者信じちゃラメラメ♪ 怪しいと思ったら迷わず&すぐに大きな病院へGO――――! レベル2下げくらい余裕なり」
追伸:早期発見マブ大事。
癌宣告された直後の写真。いつか必ず使うときがくると思いパシャり。一生の記念にと撮影しておいた。やっぱ役に立った(笑)
さすがのオイラも癌はNGだった(笑)
CTスキャン→生検→発表→正式宣告
≪約1ヵ月はかかるかも? 生検っていう細胞をメスで切り取る拷問が人生でいちばん痛かった経験かもしれない。これからの人、しみませんね……人それぞれッス≫
癌<ガン>を宣告された瞬間についても気になるみたいね。オイラはDOだったんだろ。むーーーーーん。面倒だな、って。
あと、これはいろんなとこで言ってるし書いてるけど、これをどう笑いに変えるか?
スゲー新しいネタをもらっちゃった、授かっちゃった! って思った。1階受付へと向かう下りのエスカレーター、気が遠くなるほど長く感じたなあ。重いよ、神様……って。
でも、神様(いるとしたら)が決めたゴールまでオイラは生きなくちゃ、進まないといけないんだよな、って。でも、ここで諦めちゃう人は諦めちゃうんじゃないかな?
オイラはまだ受け止めてなかった。何かの間違いだ、って。オイラが癌なんかになるはずがない!って。絶対に何かの間違いだと。でも、まー、大概は当たってるよ。残念だけど、癌です。誤診というのはそうない。トホホ。
だって、同行してくれた“イノマーくんを救え”のメンバーにも呆れられたけど、オイラ、日本屈指のそれこそNO1ともいえる大病院で手術日が決まった日、病院内レストランで「誤診だと思うんだよな」って真顔で言ってたからね。間違いだと思う、って。「だから、手術は受けない!」
自分が癌だと受け入れるまで1ヵ月はかかるんじゃないかしらん。宣告されてその日に「はい、そうですか」とはいかない。こんだけいろんな人が生きてる中、何で自分が?ってね。思うのよ、誰もが。だって、オノチン、癌じゃないじゃんかさ! って(笑)。
NGナシのオイラでも思ったんだから。さすがに癌は勘弁してよ、って。癌と自分のことを『ボク』って言う女のコはNGなんで。
では、自分が癌であると受け止めたとする。オイラの場合は“受け流した”んだけど。じゃ、次に何をするか。チームを作ること。癌はひとりではムリ。家族、恋人、友達……とにかく、ひとりで癌と向き合おう! っていうのは難しい。無理だと思う。
オイラは本当に多くの人に助けられた。
ライブ終了後に本紙『ルーフトップ』の取材を受ける。オイラはくたくたなんてもんじゃない。気力&体力0状態でギブアップ
オイラ、もしかしたら癌だと最初に報告したのLOFT RECORDSだったかも?(笑)
はあ。また6,000文字以上書いちゃった。これ、次回に続くパターンだな。じぇんじぇん話がオチてないもん。やれやれ。
早期発見と癌宣告を受けたときの話。あと、まず誰に報告すべきか? ま、いっか。もうすぐ終わらせないと。次回、次回。あれば。
そう、だから、多くの人に助けられたオイラ。オナマシの20周年記念アルバム『オナニー・グラフィティ』も12月5日にリリース出来たし、2月には6日に名古屋、15日に東京とレコ発のショート・ツアーも無事に終了。
ツアーは10日の日曜日が十三ファンダンゴ&15日金曜日が新宿LOFT。2日間のライブレポートは本紙今月号のどこかに掲載されてるはず。オイラがライブ終了後、インタビュー受けてますーーーーー。チェキラ。
えっと、話がズレたな。確実に。何だ?
※
レコ発ニュースが出るってんでスタンバってたらホーリーのニュースだらけでビックリ。オイラは何だかなあ、なんて。そんな日。
レコ発ツアー・ファイナルの新宿LOFTステージでオイラ、ちと、言わなくていい余計なこと言っちゃったかな? って。それも記事になって何万人という読者に……ま、いっか。
でも、あのとき本当に思ったこと。その辺のことに関しても次回の『自慰伝』で書こうかな?(笑)。言い訳。わかんない。もっとHOTなニュースが入ってくるかもしれないしね。
TELL ME SOMETHING YAPPY NEWS
I’M IN THE CRAZY WORLD
つーことでまた次回。オナマシくん、しばらくライブはないかな。リハビリに集中できるかしらん。滑舌? もうちっとハッキリ発音出来るように頑張りまっしゅ。ま、頑張ってもダメなもんはダメなんだけどね。だって、舌ねーんだもん(笑)。
開き直り。
開いて治るもんならいくらでも掻っ捌いてくれーーーーーーー。
TO BE CONDIROME
アウアウアアとライブ中のMC……聞き取れたお客さんいるのかな? 何を話そうとか一切考えてなく、そのままを伝えたつもり