レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
1994年11月はロフトに4回、シェルターに1回。
・11月2日:G.M.F / ジェイソンズ / SCRAP TAMBOURINE / DOG IN BLANKET(ロフト)
・11月7日:SOUL SONIC FORCE / SUPER JUNKY MONKEY / WRENCH / SLIME FISHER(ロフト)
・11月20日:BUZHOUL / THE BRUTISH BULLDOGS / GUITAR WOLF / THE MONSTER A GOGO’S(ロフト)
・11月24日:CASBAH / GARLIC BOYS / NUKEY PIKES(ロフト)
・11月26日:S.D.S. / MAD3 / GUITAR WOLF / G.M.F(シェルター)
最も印象に残っているのは、11月2日のG.M.F企画『COLLABORATION』。
ちなみにG.M.Fは、時期によって「GMF」や「GxMxF」と表記されていました。今回はフライヤーに載っている「G.M.F」を採用いたします。
この日のトップは、都内を中心に活動していたミクスチャーロックバンドのDOG IN BLANKET。自主企画『GO! GO! パンチラNIGHT』を開催していたアンチノックで観ることが多く、ロフトで観たのはこの日が初めて。
デモテープを所有しているので載せておきます。ドラマーの古谷昌彦氏からもらったことは覚えているんですけど、いつ頃だったか記憶が定かではありません。
2番手は、1992年にリリースされた7曲入りCD『NAVJO DYNAMITES』にハマってから、頻繁にライブを観に行っていたSCRAP TAMBOURINE。
新しい音源が発表されることを待ちながら、1993年にリリースされた『RAD』と『BANG! YOUR HEAD』という2枚のオムニバスアルバムに収録された楽曲を聴きまくっていました。
『RAD』はBMGビクターから発売されたコンピで、COCOBATやDOOM、COALTAR OF THE DEEPERS等が参加。SCRAP TAMBOURINEは “Learn From The Past”を提供しています。
3番目は、当連載に何度も登場しているジェイソンズ。
第15回で取り上げた7月17日のイベントと同様に、この日のライブもウォークマンで録音しています。私の記憶が正しければ、ヴォーカリストのHIDEさんに許可をもらっていたはず。もしも無断で録っていた場合はメンバーに謝罪しますよ。
セットリストです。
1. ミートボール
2. Kill The Poor
3. Terminator
4. DNA
5. オールライフ
6. Super Natural Man
7. Marlboro Punkman
8. Helicopter
5曲目の“オールライフ”という曲名に聞き覚えがなかったので、実際にテープを聴いてみたところ、“Freak Show”というタイトルで1stアルバム『EXCELLENT RICE SHOP』(1995年)に収録された曲でした。
トリは、4月からライブに通い始めたG.M.F。
この頃にはすっかり楽曲を覚え、7インチやアルバムがリリースされることを待ち望んでいました(曲名は知らなかったけど)。
一番好きな曲が1995年に出たオムニバスCD『THE ULTIMATE FAST BEATS』に収録され、 “Think About This”という曲名であることを知りました。
私が購入したのは、翌年発売されたアナログ盤です。
歌詞を変え、“Think About”と改題された同曲の再録版を、1997年にリリースされたG.M.Fの1stアルバム『IN MY MIND』で聴くことができます。
ENDOH(vo)のサイン入りLPを掲載。
4バンドともばっちり楽しませていただき、終演後にロフトで行われた打ち上げにも参加。酒を飲まないENDOHが場を盛り上げていたのが印象的でした。
ご存じの方も多いと思いますが、ENDOHは後にアパレルメーカー「Devilock」を立ち上げた遠藤憲昭氏です。
* * *
最後にお詫びを。
第20回に、昨年の11月10日にスタジオコーストでenvyを観たことを綴った際に「来年1月に閉館するコーストに行くのは、おそらくこの日が最後」と書きましたが、諸事情によりその後も一度だけコーストに行きました。謹んでお詫び申し上げます(そんなこと、誰も気にしてないと思うけど)。
五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール
レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。