LOFTと私
レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
1994年9月23日は、H.G. Factの企画イベント『H.G.F.P.』を観にロフトへ。
出演はHALF LIFE、GMF、WRESTLING CRIME MASTER、BLIND JUSTICE。好きなバンドばかりです。
HALF LIFEとGMFは当連載で取り上げたことがありますが、WRESTLING CRIME MASTERとBLIND JUSTICEは初登場ですね。両バンドとも、ロフトで観たのはこの日が初めて。
トリを務めたWRESTLING CRIME MASTERは、大阪を拠点に活動していたハードコアバンドで、関東のキッズからも注目を集めていました。
この時期に『TREND STOMP EP』という7インチをリリースしたような気がします(定かではありませんけど)。
envyの前身バンドであるBLIND JUSTICEを初めて観たのは、1994年4月20日(三軒茶屋ヘブンスドア)。その日以降、ライブに通うようになりました。ちなみにGMFを初めて観たのも同じ日です。
同年6月5日、下北沢屋根裏で行われたオールナイトイベントにBLIND JUSTICEが出演。共演はWRENCH、COAL-TAR、GMF、WRESTLING CRIME MASTER、SLIME FISHER、COKE HEAD HIPSTERS、Hi-STANDARD、GOD’S GUTS。envyの前身バンドとハイスタの対バンって、今考えると貴重ですね。
終演後に、初代ギタリストの飛田雅弘氏から2ndデモテープを購入しました。初めて入手したBLIND JUSTICEの音源です。
2代目ギタリストの河合信賢氏がBLIND JUSTICEに加入したのが1994年の半ば。河合氏曰く「1、2回、(飛田氏と)ツインギターでライブを行った」とのこと。
9月23日の『H.G.F.P.』に河合氏がいたことは間違いないと思いますが、飛田氏も一緒に弾いていたのか思い出せなくて。27年前のことなので記憶が曖昧なんですよね・・・。
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今回のコラムを作成していた期間に、envyのライブを観に行きました。2021年11月10日にスタジオコーストで開催された『Tucky’s Mastering Presents - FULL BIT Vol.1』というイベントで、envyはトリ前の3番目に出演。
彼等のライブを観たのは、昨年の2月末以来。国内でコロナの感染者が増えはじめた頃です。
コロナ以降、やっと生で体感できたenvyのパフォーマンスは壮絶のひと言。スカスカのライブハウスで観ていたBLIND JUSTICEを思い出し、感慨にふけりながら大会場に鳴り響く爆音に身をゆだねたのであります。
envyのメンバーがステージを去り、少しだけ余韻に浸ってから、トリのバンドが出てくる前に会場を後にしました。
来年1月に閉館するコーストに行くのは、おそらくこの日が最後。envyの熱演をコーストのラストライブにしたいと思ったので。