LOFTと私
1993年12月12日。友人に誘われ、久々にシェルターへ。彼が贔屓にしていたバンドには、それほど惹かれるものがなかったけど、ものすごーく暇だったので。
共演は、何度かライブを観たことがあって音源もなかなか良いと思っていた某バンドと、4人編成のガールズバンド。
あの日は3組全てのライブを観たはず。しかし、2番目に出たバンドのインパクトが強烈すぎて、残り2組の記憶が一切ありません。
全くと言っていいほど予備知識がなかったSUPER JUNKY MONKEYのパフォーマンスは、あまりにも衝撃的でした。
ジャンルを超越した楽曲と、卓越した演奏技術に驚愕。当時、都内にも僅かながら存在していたミクスチャーロックバンド達とも異なるオリジナリティーを感じたんですよね。
そしてヴォーカリストの存在感。ダイナミックな身体の動きと、ステージ上でグワッと振り下ろされる上半身にワンテンポ遅れて伸びてくるおさげ髪が魅惑的で。
呆気にとられ、しばらく棒立ちで見入ってしまいましたが、最終的には前後左右に身体を揺らしていた記憶があります。
4日後に三軒茶屋ヘブンスドアで行われるライブをレコーディングして、ライブ盤を出すという告知がありました。なんとしてでも行きたいと思ったものの、大好きな2バンドが出演するロフトのイベントと同日。既にチケットを購入していたのでそちらを蹴るわけにもいかず、泣く泣く諦めました。
終演後、会場の外でSUPER JUNKY MONKEYのメンバーが機材を片付けていたので、ニコニコ顔でバッキバキにベースを鳴らしていた人(かわいしのぶちゃん)に声をかけ、必ずまたライブを観に行くと伝えました。4人ともステージ上の印象より遥かに小柄で、「こんな女の子達が、あんな音を出していたとは・・・」と、またまた驚いてしまったのです。
帰り際にもらったアンケート用紙と同じものが手元にあるので掲載。当日もらった用紙は、びっちり書き込んで郵送したので。
電話番号やFAX番号が記載された部分はトリミングしておきました。
SUPER JUNKY MONKEYのメンバーは、ちゃんとアンケートに目を通していたようです。数ヶ月後、ヴォーカリストの睦ちゃんから(ライブ中に)名前を聞かれた際に、苗字を伝えると「ゴベヒロアキくんじゃん!アンケートを読んだよ~」とフルネームを覚えてくれていたので。
当時入手したステッカーも載せときます。
以上で終了。最愛のバンド、SUPER JUNKY MONKEYとの出会いをお届けしました。
五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール
レコード&昭和プロレス愛好家。そしてサイン入りレコード蒐集家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。https://note.com/gobe_vinyl