今年は思うところがあって毎年恒例のソレダケ復活上映に不参加の予定だったけど、敬愛する石井岳龍監督から
「歳をとらないズルい奴にまたシネマート新宿で逢いましょう」
とツイッター上でメッセージをいただいていたので、今年も5月27日はシネマート新宿で過ごすことになりました。彼の地から呼ばれたということでしょうか。
特に示し合わせたわけでもないのに渋川清彦さんもお越しだったので(射守矢さんもいらっしゃった)、監督と渋川さん、シネマート新宿の宮森さんをお迎えして予定になかった舞台挨拶を急遽やることになり、有無を言わせず司会をやらされました。
『マニアックとか一部の熱いファンとかいう表現は簡単だけど、いまどき、映画一本を「見たい」気持ちを受けて一晩でも上映することはとても難しいと思います。「愛されている」の一言に尽きるんだと思う』
ツイッターにあったソレダケに対するつぶやきです。
まさにこの言葉に本作のすべてが集約されているように思えます。
もちろん「愛されている」のは作品だけではなく、「歳をとらないズルい奴」もまた然り。
ズルいよね。本当にズルいよ。