先週の金曜日、オリジナル亜無亜危異としては33年ぶりの新作『パンクロックの奴隷』(お世辞抜きで超名作!)の発売記念トークライブでMCをやりました。
わたくしROCK BANDの『四月の海賊たち』がリアルタイムで、白状するとアナーキーの最初の3枚よりも大好きなのですが、今回の新作は素ン晴らしく、良い。これぞ不屈のパンクロック、という感じ。風刺も諧謔も毒もてんこ盛りだけど、ポップでユーモアの含有率が絶妙。
同じバンドメンバーである前にダチ。だからこその結束や絆の深さ、マリさんへの思いが言葉に発せずとも端々から伝わってきたし、茂さんのダジャレ満載のチョーシコキ喋りは相変わらず最高でした。
終演後、だらだらとバースペースで打ち上がっていたら、茂さんに「椎名がそこまで新しいアルバムを聴いてくれてるんだったら俺にも言いたいことがある!」と言われ、有志の皆さんと終電後にもう一軒。楽しい時間を過ごせました。
それにしても、あのロンドンのレコーディングでコバンさんがバッタリ遭遇したポール・マッカートニーから煙草の自販機の使い方を教わった話は聞けて良かったなぁ。
4人揃うとトークにグルーブが生まれて、今までさんざん聞いた話でもすごく新鮮に響きました。
あの和気藹々とした感じと今度の新作のクオリティの高さ、それに同封されているライブ映像(今年の1月の新宿LOFT)を観ると、今の亜無亜危異は過去最高に最強かもしれません。
あと、開演前に札幌ファミリーの家々の電気がやっと復旧したと連絡をもらって安堵しました。本当に良かった…。