なにこれ! 実質的に最終期のルースターズが揃い踏みじゃん!
“FOUR PIECES”のジグソウ・パズルがまさかの再現! 花田裕之+下山淳+穴井仁吉によるTHE NEON BOYZ(≒THE ROOSTERZ)のライブに三原重夫が急遽参加!
ルースターズのオリジナルフォーは別格として、後期の“Z”は最後の4人が最強だと信じて疑わぬ身としては女房を質に入れてでも観たいのだが、あいにくこの日は先約が入っているのだった……うぅ。
去年の三原さん抜きのTHE NEON BOYZはラッキーなことに観られたんですよ。フロア過密な上にお三方ともステージ上でまさかの座り演奏だったのでお姿はほぼ見られなかったけど。
振り返ればルースターズ最終形“Z”の最初の再結成は新宿ロフトで、そのライブをDVD化できたのは身に余る光栄なのでした(なんと監督を務めさせていただいた!)。
あと、ジプシーズの3rdアルバムのインタビューの時に「キミみたいな人がルースターズの末期にレコード会社にいたら状況は変わってたかも」と下山さんに言われたのは嬉しかったなぁ(中3の自分に聞かせてやりたい!)。
離合集散を繰り返すバンドはみっともないと昔は思ったものです。
だからビートルズは偉いと思っていたこともありました。
でも近年、メンバーが元気でまたバンドを一緒にやりたい気持ちがあって、お客さんもそれを望むのならどんどんやるべきだと考えるようになったのです。
なぜなら、いつの日かメンバーの誰かが亡くなってしまうから。
フィッシュマンズのようにボーカルが入れ替わりでゲスト参加するライブをやれるバンドもいれば、ブッチャーズのようにあの日から時間が止まったままのバンドもいる。でもどっちにしたってあの時のままのバンドには戻れない。
Life is very short, and there's no time
For fussing and fighting, my friend
とビートルズも唄ってましたよね。
「人生はとても短いから、争ったり問題を起こしている暇なんてない」と。真理だと思うのです。
実際、サポート・メンバーだったとはいえ、“Z”の再結成ライブでタンバリンを高く飛ばして(そして派手に落として)いた朝本浩文さんは泉下の客となってしまった。
渋公の解散ライブは朝本さんも含めた“FIVE PIECES”ライブだと勝手に思っていたので、とても悲しかった。
そうだよ、ジャニス・ジョプリンも「Get it while you can」と唄っていたでないですか。愛もバンドも再結成も生きているうちに。…って、なんか暗いな(いつものことか)。
いずれにせよ、今回のTHE NEON BOYZ(≒THE ROOSTERZ)のライブは完売とのこと。また機会を設けてロフトでもぜひライブをやっていただきたいものです。