1,000人規模のキャパシティと12台ものカメラを導入して開催された『TOUR 新世界2014 FINAL ONEMAN GIG』。全35曲で構成されたこの作品は、バンド史上最強のクオリティとなっている。映像開始直後、バックドロップからも放たれる哀愁や期待感に心酔する中、爆音と共に全灯したバックライトに映し出される男たちの光と影、今確かに始まった革命の瞬間を捉えた映像はまさに圧巻で、初めから歓喜の涙を流してしまいそうになった。「歯車にまどわされて」から走り続ける決して涙なしには見ることのできない本編やアンコールでの「Zin! Zin! ストップモーション」の強烈な盛り上がり、普段は見ることのできない楽屋でのメンバー同士の会話も収められていて、すべてが見所になっている。ライブ終了後、ステージからメンバーが去った後に映し出される「名も無き夜の約束は…」から始まる言葉は、男ならば必見な最高に痺れる言葉で締め括られている。（下北沢SHELTER：田中直生）