Rooftop ルーフトップ

REPORT

トップレポート『バズリズム LIVE』Day2にUNISON SQUARE GARDEN、go!go!vanillas、THE ORAL CIGARETTES、東京スカパラダイスオーケストラ、SUPER BEAVERら5組が4時間超にわたって競演!

『バズリズム LIVE』Day2にUNISON SQUARE GARDEN、go!go!vanillas、THE ORAL CIGARETTES、東京スカパラダイスオーケストラ、SUPER BEAVERら5組が4時間超にわたって競演!

2022.11.08

『バズリズム LIVE 2022』Day2公演が11月6日(日)に神奈川県・横浜アリーナで開催された。
『バズリズム LIVE』は日本テレビ系列の番組『バズリズム02』が発信する音楽イベントとして2015年にスタート。今回で8回目を迎える。

00MC-00146.jpg00MC-00880.jpg前日のDay1は様々なジャンルのアーティストが結集したが、2日目のDay2はバンド系。石川みなみ(日本テレビアナウンサー)と共にステージに現れたMCのバカリズムは、場内を見回し、『昨日はペンライトが多かったけど、今日は己の肉体だけでぶつかっていくぜ! みたいなお客さんが多いですね』と2日間のお客さんの違いを分析。
2020年、2021年は新型ウイルス感染症拡大を受け人数制限の中での開催を余儀なくされたが、今年は晴れて収容人数の規制が全面解除(マスク着用、声出し禁止は引き続き)され、2日間満員の22,000人を動員。久し振りの満席の会場を見てバカリズムも感無量気味で、Day2の開始を宣言した。

① UNISON SQUARE GARDEN

01UNISON SQUARE GARDEN-00104.jpg

01UNISON SQUARE GARDEN-00187.jpg

Day2最初に登場は第1回(2015)、2018年に続く3回目の出演となるUNISON SQUARE GARDENの3人。鈴木貴雄のドラムが激しく一閃すると、ギターとベースが一気に叩き込まれる。ここからは曲間殆どなしのノンストップでバンドは爆走する。歌詞がマシンガンのように飛び出す斎藤宏介のボーカルに合わせ、ドラムもベースも超高速で併走。このスピーディな演奏は3人の卓越した技術があってこそ。特に斎藤宏介の音域の広さは圧巻。低音から高音まで縦横無尽に歌いきる。しかもその声は限りなく透明で美しい。
 

01UNISON SQUARE GARDEN-00429.jpg

01UNISON SQUARE GARDEN-00858.jpg

ラストの「kaleido proud fiesta」では攻めた演奏はそのまま、メロディはポップとアンバランスなのに秩序がある楽曲だ。全7曲をほぼノンストップで疾走、MCも一切なし。トップバッターとはかくあるべし!という姿勢を見せつけた。バックステージに降りる手前で、斎藤宏介は客席に向き直り、オフマイクで『ア・リ・ガ・ト・ウ!』とお礼をしていた。

② go!go!vanillas

02go!go!vanillas-00984.jpg

02go!go!vanillas-01047.jpg

2組目は『バズリズムLIVE』初参戦のgo!go!vanillas。賑やかに登場するや、いきなりフルスロットル全開モードで演奏に突入。ベースとギターはニコニコしながら広いステージを走り回る。落ち着きこそないが、広い横浜アリーナで、大勢のお客さんを前にしてライブが出来る楽しさを全身で表現。go!go!vanillasのベースはアイリッシュ・ダンス音楽と、カントリー&ウェスタンと、ロカビリーの楽しいところを抜き出して、ごっちゃまぜにして演奏する。観るほうにもその楽しさは伝播する。
 

02go!go!vanillas-01330.jpg

02go!go!vanillas-01912.jpg

3曲目の「エマ」ではベースの長谷川プリティ敬祐が音頭をとって、西城秀樹の「YOUNG MAN」のように“E・M・A”とアルファベット・サインでオーディエンスと掛け合う。セカンド・シングルの「デッドマンズチェイス」では長谷川、牧達弥にドラムのジェットセイヤとリードボーカルを歌い継ぐ。ホントに楽しそうに演奏する。牧達弥はUNISON SQUARE GARDENのスピーディな演奏に触れ、『人間の限界を超えた半端ねーライブをしてたんで、俺たちも思い切り超えていきたいと思います!』と後半の盛り上げを宣言。その言葉通り、ぶっ飛ばす演奏で35分のステージを爆走した。

③ THE ORAL CIGARETTES

03THE ORAL CIGARETTES-02087.jpg

03THE ORAL CIGARETTES-02149.jpg

3組目は昨年に続いて2度目の参加となるTHE ORAL CIGARETTES。バンド登場のアナウンスが流れるや、場内は大いに沸く。『2回目です! よろしく!』とシャウトし、「GET BACK」「5150」を挨拶代わりにと超爆音で叩き込む。トラック・スーツ姿の自身を見直し、ボーカルの山中拓也は開口一番『ボク、白シャツにネクタイじゃないんですけど…。バズリズムにドレスコードあったっけ? スカパラさんもスーツやろうし』とぼやく。そういえばUNISON SQUARE GARDENも、go!go!vanillasもボーカルはネクタイ着用だった。ベースのあきらかにあきらから『大丈夫やて、SUPER BEAVERは絶対ネクタイ違ゃうよ』と慰められる始末。気を取り直して『最初から飛び跳ねてちょうだい!』と3曲目の「ENEMY」に突入。オーディエンス全員がその場でジャンプし、場内のエネルギーはマックス状態に。
 

03THE ORAL CIGARETTES-02226.jpg

03THE ORAL CIGARETTES-02603.jpg

その勢いのまま、後半も絶好調で走りに走る。5曲目の「カンタンナコト」ではメンバーに合わせて全員がヘドバン。声こそ出せないが、これでオーディエンスもバンドと一体化。横浜アリーナの客席全体がヘドバンで揺れる光景は壮観だ。ラストの「狂乱Hey Kids!!」では、レーザービームが激しく行き交い、場内は混沌とした世界に転じる。『小さいライブハウスでも、大きい会場でも愛の強さというもんは一緒なので、あなたが行きたいライブに行ってまた遊びに来てください!』と呼びかけ、ステージを降りた。

④ 東京スカパラダイスオーケストラ

04スカパラ-03262.jpg04スカパラ-04010.jpg

谷中敦の『We are 東京スカパラダイスオーケストラ! 行くぜ!!』で始まったスカパラ。番組にはよく出演しているが、意外にも『バズリズムLIVE』は初参加だ。2曲目の「Glorious」では客席で“タオル回し”が始まり、続く「Can't Take My Eyes Off You -君の瞳に恋してる」では場内、跳んだりはねたりの大騒ぎ。パーティー・バンドの面目躍如だ。
 

04スカパラ-03761.jpg04スカパラwith斎藤宏介-03905.jpg

『本日参加したバンドの中で最年長です』と照れながら話すドラムの茂木欣一は、『みんなの未来の幸せを祈って歌いたいと思います』と「君にサチアレ」でリードボーカルをとる。バカリズムが脚本を手がけ、今年3月に公開された映画「ウェディング・ハイ」の主題歌だ。続いて翌日(11月7日)にリリースされる新曲「紋白蝶」を初披露。谷中が『ゲストの登場です!』と呼び込まれたのはUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介。両者がコラボした「白と黒のモントゥーノ」をステージで再現される。
 

04スカパラwithバカリ-03731.jpg

04スカパラwithバカリ-04193.jpg

ゲストはまだある。アルコール飲料のCMでお馴染みの「Paradise Has No Border」の演奏中、テナーサックスのGAMOの呼びかけで登場したのは、なんとバカリズム! なんとアルトサックスを持って出てきた。GAMOから『どうぞ!』と促されると、メイン・パートをサックスで吹く。ずっこけこそあったが、1フレーズをなんとか完奏。スカパラとバカリズムのコラボレーション、これが初めてではない。2017年2月14日、名古屋で行なわれたWANIMAのライブにスカパラがゲストで参加。バカリズムはゲストのゲストとしてスカパラのステージに飛び入り参加。その際もサックスを手に乗り込んでいる。この共演のために、バカリズムはサックスを購入し練習に励んだそう。ともあれ、バカリズムのサプライズ・ゲストにお客さんも大喜び。最後はメンバーに引き連れられて花道ステージにも行き、やんやの大喝采を浴び、恐縮しながらステージを降りた。

⑤ SUPER BEAVER

05SUPER BEAVER-05201.jpg

東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーションで興奮冷めやらぬステージに、バカリズムが登場。石川みなみがコラボねたを降ると『言い訳させてください! ホントはもっと吹けるんです!』と弁明。リハーサルではもっと完璧にできたと証拠のスマホ映像を公開。確かにさっきの本番より上手だ。『憧れのスカパラさんに囲まれ、緊張したもので』と反省しつつ、『バズリズムLIVE 2022』Day2、最後の出演アーティストをコール。『バズリズム LIVE 2022』最終日の大トリは2年ぶりの参戦となるSUPER BEAVERだ。ボーカル渋谷龍太の『アリーナのライブ、お疲れさまでした! ここからはライブハウスです。よろしく!!』でスタート。2曲目の「青い春」では、早くもオーディエンスが両腕を上げウェーブ。この日出演した4組はいずれも爆音で圧倒したが、SUPER BEAVERは爆音なんて生易しいもんじゃない。オーディエンスを失神させるほどの破壊力がある轟音だ。
 

05SUPER BEAVER-04554.jpg

05SUPER BEAVER-04686.jpg

『スカパラ先輩がバカリズムさん呼んで、フィナーレみたいなライブしちゃったもんだから、俺たちどんな顔して出ればええのかなと思ってましたが、あなた方を見たら安心しました』とオーディエンスの熱い反応にひと安堵。
 

05SUPER BEAVER-04667.jpg

05SUPER BEAVER-05303.jpg

3曲目の「美しい日」の冒頭、渋谷龍太はマイクなしの生声で歌唱。オーディエンスもこの意気に手を打って応じる。広い会場に生の歌とクラッピングの音が響き渡る様はちょっと感動的な光景だ。
 
SUPER BEAVERは2005年結成以来、メンバー・チェンジもなくライブハウスを根城に活動してきた。『18年間支えてもらって助けてもらって。本気でやるとこうなる、ってゆーのをあなたに見てもらいたくって。あなたは自分の貫いた姿勢を見せていく人だ。大事な人のことを思い浮かべて聴いてくれたらサイコーだな』と「人として」、「アイラヴユー」の2曲を最後に歌う。渋谷の歌唱力の凄さを改めてオーディエンスの胸に響かせ、『今日1日おつかれさまでした。お世話になりました、ありがとうございました!」と残し、ゆっくりとステージを降り、2日間に渡って開かれた『バズリズム LIVE 2022』が終了した。
 
『バズリズム LIVE 2022』、2日間の模様は日テレ『バズリズム02』、Hulu、日テレプラスにて後日放送される。放送日程は下段参照。(Photo:山内洋枝)

バズリズム LIVE 2022 Day2 /セットリスト

2022年11月6日(日)横浜アリーナ
① UNISON SQUARE GARDEN
01.世界はファンシー / 02.天国と地獄 / 03.カオスが極まる / 04.フライデイノベルス / 05.スロウカーヴは打てない(that made me crazy) / 06.シュガーソングとビターステップ / 07.kaleido proud fiesta
 
② go!go!vanillas
01.⻘いの。/ 02.お子さまプレート / 03.エマ / 04.デッドマンズチェイス / 05.one shot kill / 06.カウンターアクション / 07.マジック
 
③ THE ORAL CIGARETTES
01.GET BACK / 02.5150 / 03.ENEMY feat.Kamui / 04.BUG / 05.カンタンナコト / 06.BLACK MEMORY / 07.狂乱 Hey Kids!!
 
④ 東京スカパラダイスオーケストラ
01.DOWN BEAT STOMP / 02.Glorious / 03.Can't Take My Eyes Off You -君の瞳に恋してる / 04.君にサチアレ / 05.紋白蝶 〜インストver〜 / 06.白と黒のモントゥーノ feat.斎藤宏介 / 07.Paradise Has No Border feat.バカリズム
 
⑤ SUPER BEAVER
01.名前を呼ぶよ / 02.青い春 / 03.美しい日 / 04.ひたむき / 05.人として / 06.アイラヴユー
 
MC:バカリズム / 進行:石川みなみ(日本テレビアナウンサー)

バズリズム LIVE 2022 / 放送情報

日本テレビ『バズリズム02』:11月25日(金)
※BiSHワンマン、12月2日(金)、12月9日(金)※放送日は地域によって異なります。
Hulu:12月17日(土)独占配信スタート
日テレプラス:12月24日(土)20:30〜 / DAY1&2 一挙放送

関連リンク

このアーティストの関連記事
ロフトチャンネル
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻