Rooftop ルーフトップ

REPORT

トップレポートa flood of circle、金属バット&四星球を招いた異色イベント『KINZOKU Bat NIGHT』を開催!

a flood of circle、金属バット&四星球を招いた異色イベント『KINZOKU Bat NIGHT』を開催!

2022.08.29

a flood of circle presents『KINZOKU Bat NIGHT at なんばHatch』が8月24日に開催された。a flood of circle(以下、flood)に『KINZOKU Bat』(2012年発表ミニアルバム『FUCK FOREVER』収録)という楽曲があることから、昨年9月20日に京都磔磔で開催された芸人の金属バットとの異色ツーマンイベント。今年は、なんばHatchに場所を移し、金属バットと親交が深くツーマン経験もある四星球も迎えてのスリーマンイベントとなった。
 

a flood of circle9.jpga flood of circle1.jpga flood of circle7.jpga flood of circle3.jpga flood of circle6.jpg

前回はflood→金属→flood→金属→floodという順番で行なわれ、今年は、そこに四星球も入ることで、どう進んでいくかが注目されたが、トップバッターはもちろんflood。佐々木亮介の『かっとばせー!』というシャウトが始まりの合図かの様に幕が切って落とされ、ド直球ストレートな1曲目『KINZOKU Bat』でスタート。気怠くつぶやく歌い出しから、『ぶちのめしてくれ』と絶叫する。初っ端から、このフルスロットル…。『ミッドナイト・クローラー』、『泥水のメロディー』と立て続けにぶちかましていくが、その勢いは全く止まらない。『狂乱天国』では、佐々木はギターを置いてストローを差した鬼殺しを片手に不敵に『ふざけろよBaby』と絶叫する。というか、さっきから絶叫するとばかり書いてしまっているが、だって仕方ない、とにかく絶叫なのだ…。『All I want is Rock’N’Roll music』という歌詞にも表れているが、彼が欲しいのは本当にロックンロールだけなんだなと納得するしかないほどの絶叫。この日の佐々木は、危険な匂いもするくらいに迫力が凄まじかった。そのまま『Sweet Home Battle Field』に突入し、佐々木は四星球の小道具であるフラフープをHISAYOの頭からかけたりとやりたい放題。そして、再度歌われる『KINZOKU Bat』で〆られた。『今日は日本で一番わけわかんない夜だぜ!』と佐々木は明かし、そんな今日の夜を『ロックンロールと大爆笑』と称したが、本当にわけわかんない凄まじき夜が始まった。
 

金属バット1.jpg金属バット2.jpg金属バット3.jpg

『奴等が来るぞ~! 紹介します! 金属バット!』と佐々木から呼び込まれて、まるで先程の『KINZOKU Bat』が出囃子の役割を果たしていたかの如く、小林圭輔と友保隼平が用意されたサンパチマイクの元に歩いてくる。あれだけ自由にやりまくられたら、どう考えてもやりにくいよなと思っていたら、案の定ふたりは『やりすぎでっせ!』と苦笑い。それでも音楽シーンの時事ネタをイジリながら、しっかりと盛り上げていく。NSC時代になんばHatchが入るビルの前で漫才の練習をして、そのビルにトイレだけ借りに来ていたなどと思い出も語る。最近よく音楽イベントに呼ばれることも不思議がり、それでも音楽のお客さんの温かさを褒めながらも、演奏中に水を飲んだり、モニターに足をかけるというライブあるあるをイジっていく。実際に水を欲しがり、佐々木とHISAYOが、それぞれ小林と友保に持ってくる一幕も! が、肝心のネタを小林が飛ばしてしまうハプニングもあり、四星球を挟んでから再び同じネタをやると宣言して最初の出番を終えるという波乱の展開に、観客たちは大喜びしていた。
 

四星球3.jpg四星球2.jpg四星球4.jpg

続く四星球は北島康雄がひとり登場して、金属バットのネタをイジリながら、今回のflood→金属→四星球→金属→floodを、チュートリアルがM-1でも披露したバーベキューの名作ネタで例えていく。根っからのお笑い好きで知られる北島なので、そのひとり喋りさえ、まるで漫談の様に聴こえてしまう。この日はゲームがテーマで、ゲームの登場人物に扮したメンバー3人も登場。金属バットに観て欲しかったと言いつつも、先程ネタを飛ばした事で金属が今ネタ合わせ中なことをバラしたりしながら、四星球特有の観客を巻き込んでいく魅せ方で楽しませる。お馴染みの段ボールで作ったテトリスの小道具、爆弾に見立てた本物のスイカなど、とにかく畳みかける。小林がモニターに足をかける時に、敬意から手を合わせていたことをすぐに真似て、サンパチマイクに手を合わせたりと、ずっと北島は心から楽しそうであった。
 

四星球1.jpg四星球5.jpg四星球6.jpg

元々芸人への憧れが強く、そしてバンドへの憧れも強く、結果辿り着いたというコミックバンド。北島にとって天職でもあるし、大好きな芸人と大好きなバンドが盛り込まれたイベントを一番満喫していたのは絶対的に彼であろう。今日これまでに使った段ボール小道具を福笑いみたいに組み合わせて友保の顔をパネルにしたり、段ボールで作ったテトリスのパーツでa flood of circleの文字をパネルにしたり、金属バットのふたりいわくネタの伏線回収を見事に行っていく。最後はパンキッシュな『薬草』を歌って、しっかりと締めたはずなのに、そこで終わるわけもなく、小道具で使ったスイカでスイカ割りへ。ところがスイカが転がって舞台から落っことして割れるというハプニングが! 金属バットのネタ飛ばしハプニングに続く、四星球のスイカ落っことしハプニングで、もっとわけわかんない特別な夜へと爆走していく。
 

金属バット4.jpg金属バット5.jpg金属バット6.jpg

二回目登場の金属は舞台上に匂うスイカに笑いながらも、さっき途中で飛んでしまった占いのネタのリベンジに挑むも、やり直していることに恥ずかしくなってしまい挫折してしまう。他のネタを挟み、最後、また占いのネタのリベンジに挑むも、やはり恥ずかしくなってしまい挫折! 音楽イベントという普段とは違う舞台だからこそ観れるハプニングの連続に、観客は大満足している。いつもの粗削り感とも異なる今日ならではの粗削り感を観れたのは得でしか無かった。前回と違い配信ライブが行われていなかったので、現場に来た人だけのお楽しみ感も生舞台ならではで素晴らしかった。
 

a flood of circle4.jpga flood of circle5.jpg

二回目であり、この日の大トリでもあるflood。最初の勢いはそのままであるが、よりじっくりねっちょり聴かせながら突っ走る。四星球の友保パネルと自分たちのバンド名のテトリスパネルを持って来たり、モニターに足をかける時に小林と同様に手を合わせたりと、佐々木も四星球と金属のネタをなぞらえていく。正真正銘のクールでかっこいいロックンロールバンドなわけだから、そこまで別にする必要もないのだが、金属と四星球から刺激を受けながら暴れまくるfloodは、この日でしかないライブで見応えがあった。
 

a flood of circle8.jpga flood of circle11.jpg

磔磔の時に冗談とはいえ、次はなんばHatchでやりたいと金属から言われたことを敢えて真に受けて、すぐになんばHatchを押さえたという。そして、以前から大好きだった四星球を呼ぶことも思いついたと振り返る佐々木。しかし、気付くと主催者の自分たちが一番アウェーになったとも笑っていた。でも決して攻めることを忘れることはなく、二回目の本編ラストだけでなく、アンコールラストも含めて、この日、四度目となる『KINZOKU Bat』で、この日を完全に〆た。
 

a flood of circle10.jpg

『またやりたくなっちゃった! またやっていい?!』と最後に佐々木が言い放ったみたいに、また何回でも、また何度でも、この組み合わせは観てみたい。ここからは10月の代々木公園野外音楽堂フリーライブに、10年前のアルバム再現ツアーも控えているflood。この日は、そんな今後のライブに向けての豪華すぎるキックオフイベントの様な夜であった。(取材・文:鈴木淳史 / 写真:松本いづみ)

商品情報

伝説の夜を君と THE MOVIE -2022.07.08 Live at LINE CUBE SHIBUYA-

2022年10月5日(水)発売
[Blu-ray:¥8,800(税込)]
Tour 伝説の夜を君と FINAL at LINE CUBE SHIBUYA+15周年ベストセットツアー FIFTHTEEN at Zepp DiverCity Tokyo
[DVD:¥4,950(税込)]
Tour 伝説の夜を君と FINAL at LINE CUBE SHIBUYA

<Tour 伝説の夜を君と FINAL at LINE CUBE SHIBUYA>
収録曲:
01. A
02. Dancing Zombiez
03. クレイジー・ギャンブラーズ
04. Blood Red Shoes
05. 狂乱天国
06. Rex Girl
07. Welcome To Wonderland
08. 月に吠える
09. 世界が変わる日
10. ブレインデッド・ジョー
11. バタフライソング
12. 春の嵐
13. R.A.D.I.O.
14. テンペスト
15. プシケ
16. 北極星のメロディー
17. シーガル
18. 白状
19. 伝説の夜を君と
20. 花火を見に行こう
21. I LOVE YOU
22. Beast Mode

<15周年ベストセットツアー FIFTHTEEN at Zepp DiverCity Tokyo> ※Blu-rayのみ収録
収録曲:
01. ブラックバード
02. ミッドナイト・クローラー
03. Dancing Zombiez
04. ロックンロールバンド
05. 泥水のメロディー
06. Human License
07. Sweet Home Battle Field
08. 月面のプール
09. I LOVE YOU
10. 理由なき反抗(The Rebel Age)
11. New Tribe
12. Lucky Lucky
13. Blood Red Shoes
14. Boy
15. Beast Mode
16. シーガル
17. ベストライド
18. 北極星のメロディー
19. 伝説の夜を君と
20. GO

Live Info.

Tour FUCK FOREVER & I'M FREE

2022年9月10日(土)名古屋CLUB QUATTRO
2022年9月11日(日)梅田CLUB QUATTRO
2022年9月17日(土)渋谷CLUB QUATTRO
2022年9月18日(日)渋谷CLUB QUATTRO
2022年9月22日(木)札幌PENNY LANE24
入場チケット前売り:¥4,400(1Drink別) ※全自由

I'M FREE 2022

2022年10月20日(木)東京・代々木公園野外音楽堂
18:00 開演
入場無料
※ステージ前方に優先エリアを設置いたします。優先エリアの入場には「整理番号付き優先エリア入場券」が必要となります。優先エリア入場券は公演日以前に発行いたします。詳細は後日発表。

関連リンク

このアーティストの関連記事
ロフトチャンネル
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻