踊れるジャズバンド、TRI4THが15周年を飾る“Beyond”Tourのファイナル公演を6月7日(火)Zepp DiverCityにて開催した。
全国10カ所を回った“Beyond”Tourのファイナルとなった本公演では、The Birthdayのボーカル・ギターでもある“チバユウスケ”、かねてから親交の深いギタリスト”ヒラマミキオ”とバリトンサックス奏者”青木ケイタ”といった豪華ゲストを迎えてのライブとなった。
TRI4THにとって過去最大規模の会場となった本公演。
全国から多くのファンが集まり、開演前から緊張感と共に大きな高まりを感じた。
BGMが消え、会場全体に響き渡る拍手とともにステージに登場したTRI4THメンバー。会場の熱量は早くも上昇していく。
今回のツアーでは全公演においてセットリストを変更し、常にアップデートを続けてきたTRI4TH。ライブの定番楽曲はもとより、最新楽曲や懐かしい楽曲・未発表楽曲も詰め込んだTRI4THの過去から現在までを表現した公演になった。
ライブが進むにつれて観客のボルテージが上がっていくなかで、ドラムス伊藤の呼び込みと共にステージ上に現れたゲストアーティストのヒラマミキオ、青木ケイタ。TRI4THと共演経験がある二人のアーティスト。目の前で繰り広げられるアーティスト同士の音のぶつかり合いに会場は大きく波を打っていく。「Bring it on」、そして共演作品「Guns of Saxophone」の2曲を演奏し、会場は暗転。
妙な緊張感と興奮が入り混じる中、ステージに登場したのはチバユウスケ。
第一声とともに会場ははち切れんばかりの拍手と盛り上がりを見せた。
その圧倒的な歌声と存在感に引っ張られるようを勢いましていくメンバー。
会場の興奮が絶頂に達している中で、立て続けにライブは続いていく。
「LET JERRY ROLL feat.チバユウスケ」。
この曲は昨年9月にリリースした15周年記念アルバム「GIFT」に収録されている。
メンバーの憧れであったチバユウスケとコラボレーションした楽曲。
アルバムリリース後より熱望されてきたライブでの共演。遂にステージ上で実現した。
歓声は出せない中ではあるが、一人一人ができる最大限のリアクションがステージに向けられ、会場は更に盛り上がりを見せていった。ゲストアーティストとのコラボレーションは一瞬の出来事のようすら感じるものだった。
終盤になってもたたみかけるようにライブは続いていく。
ドラムス伊藤「15年前、何もわからない中、JAZZへの憧れだけで出来た曲です」というMCと共にTRI4THとして初めて制作した楽曲「BMWの女」を披露して本編は幕を閉じた。
アンコール含めて合計23曲を披露した本公演。
TRI4THの全てを見せつけた15周年の集大成とも言えるライブとなった。
アンコールのMCでは15周年を迎えての感謝の想いとともに、ライブを続けていくという意思表明と共に現在次回リリースに向けて楽曲制作中ということを語った。これからも20周年、30周年とTRI4THの活動は続いていく。(Photo by Victor Nomoto - Metacraft)
6月7日(木)Zepp DiverCity セットリスト
01. Beyond
02. For The Loser
03. ぶちかませ!
04. Freeway
05. Fiesta
06. Fineday
07. Goodtime
08. Stompin’Boogie
09. Just Roll <未発表曲>
10. Moanin’
11. Move On
12. Bring it on
13. Guns of Saxophone
14. Brand New Cadillac
15. LET JERRY ROLL feat.チバユウスケ
16. Green Field
17. solo part
18. Echoes
19. Sand Castle
20. FULL DRIVE
21. BMWの女
EN01. Dance’em All
EN02. SENRITSU