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「禁止には慣れているけど無事上映できてよかった」 頭脳警察結成50周年映画『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』、7月18日(土)初日舞台挨拶レポート

2020.07.18

【日程】2020年7月18日(土)
    本編上映/12:00~13:40(100分)
    舞台挨拶/13:40~14:00(20分)
【会場】新宿K's cinema(東京都新宿区新宿3丁目35-13 SHOWAKANビル3F)
【登壇者】PANTA、TOSHI、澤竜次、宮田岳、樋口素之助、おおくぼけい、末永賢監督
 
頭脳警察結成50周年映画『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』が7月18日(土)、新宿K's cinemaにて公開された。
上映後、頭脳警察のメンバー(PANTA、TOSHI、澤竜次、宮田岳、樋口素之助、おおくぼけい)と、末永賢監督が初日舞台挨拶に登壇した。
 
今回の舞台挨拶は、新型コロナウイルス感染防止対策として、登壇者が入れ替わりながら行なわれた。上映館の新宿K's cinemaはクラスターが発生した新宿シアターモリエールの近くの映画館ということもあり、そのことを受けてPANTAは「こんな危険な時にお越しいただき、ありがとうございます。禁止には慣れておりますが、無事上映できてよかった」と挨拶した。それに応える形でTOSHIが「よかったですね、上映できて。おめでとうございます」と述べた。
 

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その後、新しく加入したメンバーが入れ替わりで登壇。ギターの澤竜次は「頭脳警察に加入してからの1年間が、がっつり詰まっている。改めて鑑賞して、一ファンとして楽しめた。同世代や後輩に見せたい。単なる音楽ドキュメンタリーではなく、いろいろな興味の入り口になる映画だと思います」と述べた。
また、ベースの宮田岳は「頭脳警察50年間の歴史がぎゅっと詰まっている映画。そのファーストカットを自分のベースソロで始めたいと監督から相談されたときは、大変光栄な気持ちになりました」と語った。
 

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100分という上映時間が話題にのぼると、PANTAは「2年間ずっと撮影していたのに、よく100分にまとめられたよね。これだけ才能がある監督だとは気づかなかったよ」と笑いながら語り、それに対して末永賢監督は「ここ新宿K's cinemaは、かつて新宿昭和館があった場所。尺は100分で当たり前だと思っていた。でも、今は一度に40席しか開放できないので、皆さん何度も劇場に来てください(笑)」と返した。
 
本作は頭脳警察の50年の足跡を振り返っているが、なかでも1990年の再結成時のライブでは泥酔したTOSHIが踊り狂ったり、客席にタバコを投げたりと過激な映像が使用されている。それに対して、ドラマーの樋口素之助は「昔のTOSHIさんの姿を見て、もっと爆発してやらなきゃなと思った。今後はTOSHIさんみたいに暴れていきたい」と語り、PANTAから「TOSHIを真似ちゃダメだよ(笑)」と苦笑された。
 

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また、アーバンギャルドのメンバーとしても活躍中のおおくぼけいは「本作は映画初出演にして、自宅初公開作品でした」と笑いを誘いながらも、今後のコロナ禍での音楽活動について聞かれると「本作のラストがコロナ禍の渋谷のシーンなのですが、新型コロナによって新たな時代の節目を迎えていると思う。頭脳警察のメンバーとして、新たなバイブレーションを起こしたい」と語った。
 

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『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』を上映する全国の劇場情報はこちらをご参照いただきたい。
 


 

商品情報

映画『zk/頭脳警察50 未来への鼓動』

出演:頭脳警察(PANTA、TOSHI、澤竜次、宮田岳、樋口素之助、おおくぼけい)
   加藤登紀子(歌手)、植田芳暁(ミュージシャン)、岡田志郎(ミュージシャン)、山本直樹(漫画家)、仲野茂(ミュージシャン)、大槻ケンヂ(ミュージシャン)、佐渡山豊(ミュージシャン)、宮藤官九郎(脚本家)、ROLLY(ミュージシャン)、切通理作(評論家)、白井良明(ミュージシャン)、浦沢直樹(漫画家)、木村三浩(活動家)、うじきつよし(ミュージシャン)、桃山邑(演出家)、春風亭昇太(落語家)、鈴木邦男(活動家)、足立正生(映画監督)、石垣秀基(ミュージシャン)、アップアップガールズ(仮)(アイドル)、鈴木慶一(ミュージシャン)、髙嶋政宏(俳優)ほか <登場順>
監督・編集:末永賢
企画プロデュース:片嶋一貴
プロデューサー:宮城広
撮影:末永賢、宮城広
整音:臼井勝
スチール:シギー吉田、寺坂ジョニー
企画協力:田原章雄(PANTA頭脳警察オフィシャルFC)、徳田稔(TEICHIKU ENTERTAINMENT)
企画・製作プロダクション:ドッグシュガー
製作:ドッグシュガー、太秦
配給:太秦
[2020年/DCP/モノクロ・カラー/スタンダード・ビスタ/5.1ch/100分]
©2020 ZK PROJECT
2020年7月18日(土)より新宿K's cinemaほか全国順次公開!

【作品データ】
ベトナム戦争と学生運動に日本が揺れていた1969年、“頭脳警察”もまた活動を開始した。その過激にして挑戦的な歌詞とライブパフォーマンスにより、たび重なるレコード発禁処分や楽曲の放送禁止処分を受けてきた彼らは、昨年2019年に結成50周年を迎え、新たなプロジェクトを始動した。
ギター・澤竜次(黒猫チェルシー)、ベース・宮田岳(黒猫チェルシー)、ドラム・樋口素之助、キーボード・おおくぼけい(アーバンギャルド)といった若きミュージシャンを加え、“頭脳警察50周年バンド”を結成! “頭脳警察”と同じ時代を歩んできた者、その背中を追ってきた者、あらゆる世代の表現者の証言とともに、変わらぬ熱量を保ち続ける“頭脳警察”の現在と過去を追うことで、日本におけるカウンターカルチャーと、サブカルチャーの歴史を浮き彫りにしていくドキュメンタリー作品である。

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