オオフジ風花が9月16日リリースの1st EP『脳の奥の奥の光』より「蛾」を先行配信し、リリックビデオを公開した。
これまで「風花」として活動してきたが、「オオフジ風花」へと改名。「蛾」は「風花」名義で発表されていた作品で、今回改めて再ミックスおよびリマスタリングを施したことで、楽曲が持つ鋭利なエッジとダイナミズムがより一層際立つ仕上がりとなった。
眩い光に惹かれ焦がれながらも傷つき、己の脆さや醜さに苛まれる心情を「蛾」というモチーフを通じて描き出したエモーショナルなナンバー。楽曲前半では、浮遊感のあるミニマルなトラックと、ささやくように紡がれる繊細なウィスパーボーカルが静寂な孤独を表現。一転して中盤以降は、感情の堤防が決壊するかのように激しいビートとグリッチノイズが雪崩れ込み、リスナーを一気にカタルシスへと引き込む。「静」から「動」への鮮烈な転換とアグレッシブな音像は、アーティストとしての圧倒的なポテンシャルと独自の世界観を強く提示している。
リリックビデオは、フォトグラファーの濱中長月が映像制作を手がけた。ミニマルな空間設計の中でリズミカルかつ断片的に現れるタイポグラフィが印象的で、楽曲の展開に伴って増幅していくノイズや歪み(グリッチ)が言葉とビートにシンクロする、スリリングで先鋭的な映像作品に仕上がっている。
【オオフジ風花プロフィール】
幼稚園の頃からピアノに触れ、小学生時代には早くもピアノによる作曲を開始。音楽を通して自身の世界を表現する喜びを知る。中学校に進学すると同時に、DTMによる本格的な楽曲制作をスタートした。
ボカロやポップス、エレクトロニックのカルチャーを独自のフィルターで濾過したサウンドは、ローファイでチルな心地よさと、胸を穿つような切なさを同居させる。確かな鍵盤の技術に裏打ちされた美しいピアノの旋律と、洗練されたビートが交錯するトラックの上で、琴線に触れるエモーショナルな歌声が叙情的な世界観を鮮やかに描き出す。
早熟なクリエイティビティと、聴き手の心を掴んで離さない圧倒的なポテンシャルを秘めている。
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