日本を代表するサックス奏者であり、世界のフリージャズ・シーンを牽引し続ける坂田明が、1980年から1982年の間に日本コロムビアより発表した9タイトルが一挙配信開始となった。
テクノ/ニューウェーヴ系の先鋭的な作品群から、圧倒的な熱量を誇るフリージャズ、さらにはジャズを武器に「笑い」へと切り込んだ異色作までが含まれており、わずか3年の間に見せた多角的な創造性と集中力に圧倒される。
今回配信されたのは、昨今の国内外の音楽シーンでも特に再評価の機運が高まっているテクノ/ニューウェーヴ系の作品群として、坂田明名義の『テノク・サカナ』、小川美潮・千野修一・神谷重徳との伝説的ユニットWha-ha-haの『死ぬ時は別』『Live Dub』『下駄はいてこなくちゃ』、そしてSakata Sextetによる『TRAUMA』の5作品。アヴァンギャルドな毒気と電子音が交錯するこれらの作品は、今日のシーンから見ても尖鋭的で新鮮な衝撃がある。
一方で、坂田明トリオによる『POCHI』をはじめ、Sakata Orchestra名義で発表された『4O'Clock』とベルリンでのライヴ録音を基に再構築した『Berlin 28』の3作品では、坂田氏の真骨頂とも言えるフリーキーなジャズが存分に味わえる。さらに、『20人格』ではジャズを武器に「笑い」に鋭く切り込み、前衛音楽とユーモアが交錯する坂田のエンターテイナーとしての側面が色濃く反映された唯一無二の作品となっている。
配信対象9タイトル一覧
配信開始日:8月12日(水)(各音楽配信サービスにて)
・『テノク・サカナ』(1980)坂田明
・『POCHI』(1980)坂田明トリオ
・『20人格』(1980)坂田明
・『死ぬ時は別』(1981)Wha-ha-ha
・『4 O'Clock』(1981)Sakata Orchestra
・『Live Dub』(1981)Wha-ha-ha
・『下駄はいてこなくちゃ』(1981)Wha-ha-ha
・『Berlin 28』(1982)Sakata Orchestra
・『TRAUMA』(1982)Sakata Sextet
作品詳細はこちら
発売元:日本コロムビア株式会社
【坂田明 プロフィール】
1945年、広島県呉市出身、広島大学水産学科卒業。1972〜1979年に山下洋輔トリオに参加。80年より「Wha-ha-ha」「坂田明トリオ」「サカタ・オーケストラ」などを結成してヨーロッパツアーを皮切りに独立。以後様々なグループの形成解体を繰り返しながら世界中で活動。また、長年にわたるミジンコの研究普及活動が認められ、日本プランクトン学会より特別表彰を受けるなど、音楽家の枠に収まらない多才な活動を展開。「ジャズ西遊記」「ミジンコ道楽〜その哲学と実践」など著作も多数。














