▲トクマルシューゴ
群馬県伊勢崎市の商業施設「いせさきガーデンズ」がリニューアルオープンにあわせて、館内の環境音楽/BGMを一新。トクマルシューゴ(音楽家)と柴崎祐二(評論家/音楽ディレクター)が監修を担当した。
H.Takahashi、Tatsuro Murakami、TOMC、西村直晃(敬称略/五十音順に記載)の4名による書き下ろし楽曲を収録した特別コンピレーションとして展開されている。
『Isesaki Mallscapes』
1. 西村直晃 - Pollano
2. Tatsuro Murakami - 朝日の兆し
3. H.Takahashi - Elevator Music 1
4. TOMC - Mallsphere
5. H.Takahashi - Elevator Music 2
6. TOMC - Springfield Reverie
7. 西村直晃 - Curtain
8. H.Takahashi - Elevator Music 3
9. 西村直晃 - Kankyo
10 .TOMC - Meisen
11. 西村直晃 - Aeorian
12. Tatsuro Murakami - Moonbeams
13. 西村直晃 - Dispersion
14. Tatsuro Murakami - Dream Dreams
監修:トクマルシューゴ・柴崎祐二
▲Tatsuro Murakami
東京生まれ、ギタリスト・プロデューサー。高校卒業後にブラジルへ渡り、日本人として初めてサンパウロ州立タトゥイ音楽院ショーロ科をクラシックギター専攻で卒業。現地でサウンドトラック制作も学び作曲家としての活動を開始し、現在までにアンビエント系の海外レーベルより5枚のアルバムをリリースしている。約7年間のブラジル滞在の後帰国し、帰国後は国内のブラジル盤リリースや通訳、興行企画等にも携わる。タージ・マハル旅行団(現Stone Music)ギタリスト、USレーベルMystery Circlesの日本支部代表。2025年に最新作”Mita Koyama-cho”をLPリリース。(写真クレジット:Anais-karenin)
▲H.Takahashi
東京を拠点とする作曲家、建築家でありレコード・ストア【Kankyō Records】を運営。
UKの【Where To Now?】、USの【Not Not Fun】、ベルギーの【Dauw】【Aguirre】、日本の【White Paddy Mountain】といったレーベルからアンビエント作品をリリース。
また、”やけのはら”、”P-RUFF”、”Yudai Osawaとのライブユニット”UNKNOWN ME”や”Atoris”としても活動。
2024年からは、Atorisでも共に活動する”Kohei Oyamada”とのユニット”H TO O”として、デビューアルバム『Cycle』をUK【Wisdom Teeth】よりリリース。
▲TOMC(トムシー)
ビート&アンビエント・プロデューサー。
カナダ〈Inner Ocean Records〉、スウェーデン〈Insert Records〉、日本の〈Kankyo Records〉〈Local Visions〉〈カクバリズム〉など、国内外の人気レーベルから作品を発表。2023年作『True Life』は “2020年代のNujabes” と称され、海外音楽メディア〈Small Albums〉の年間ベストアルバム企画にも選出された。
近年は、半世紀超の歴史を持つ日本のパイオニア的実験音楽集団〈タージ・マハル旅行団(現・STONE MUSIC)〉に参加し、インドツアーにも帯同。一方で、J-WAVEへのマンスリーDJミックス提供や小室哲哉・tofubeatsらとの対談、大阪・関西万博でのライブも行うなど、メジャー / アンダーグラウンドの垣根を超えた独自の活動が注目を集めている。
文筆家の一面もあり、近著に『J-POPの音楽的冒険:レアグルーヴ感覚で楽しむ日本のメジャーポップス』(DU BOOKS) など。
▲西村直晃
1990年 東京都生まれ。
のこぎり演奏、日常風景の音楽化、作曲などを行なっている。
Eテレ番組づくり、「タモリ倶楽部」出演、全国でワークショップ講師も手掛けてきた。
〝のこぎりバンド〟でも活動中。銭湯と蕎麦が好き。
トクマルシューゴ
ギターと玩具を主軸に無数の楽器を演奏する音楽家。米NYのインディ・レーベルより1stアルバムをリリース。無名の日本人、日本語歌詞であったにもかかわらず、各国のメディアで絶賛を浴び世界中から注文が殺到。国内外のツアーやフェスにも数多く出演。CM、ドラマ、映画、舞台、アニメーション、様々な分野でも楽曲制作している。現在はEテレやアニメ『ちいかわ』の音楽も担当している。また保育研究にも携わっている。2024年には新アルバム『Song Symbiosis』を発売!
柴崎祐二
1983年、埼玉県生まれ。評論家/音楽ディレクター。2006年よりレコード業界にてプロモーションや制作に携わり、多くのアーティストのA&Rを務める。単著に『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす 「再文脈化」の音楽受容史』(イースト・プレス 2023年)、『ミュージック・ゴーズ・オン~最新音楽生活考』(ミュージック・マガジン、2021年)、編著書に『シティポップとは何か』(河出書房新社、2022年)等がある。