Rooftop ルーフトップ

NEWS

トップニュース運に見放されたパンクロッカーとその妻のふりをする天涯孤独の女、そして何年も会っていなかった弟との数日間を描く『蘭島行』(鎌田義孝 監督作品)が9月20日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開。9月15日(月・祝)にROCK CAFE LOFTで公開記念トークライブ開催

運に見放されたパンクロッカーとその妻のふりをする天涯孤独の女、そして何年も会っていなかった弟との数日間を描く『蘭島行』(鎌田義孝 監督作品)が9月20日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開。9月15日(月・祝)にROCK CAFE LOFTで公開記念トークライブ開催

2025.09.11

Ranshima_KeyVisual_FIX (06.27修正).jpg

鎌田義孝が監督を務めた『蘭島行』が、9月20日(土)よりユーロスペースほか全国の劇場で順次公開される。
 

人生の悲哀と明日へのかすかな希望が織りなす帰郷譚

『蘭島行』メイン画像A.jpeg

本作は、運に見放されたパンクロッカーとその妻のふりをする天涯孤独の女、そして何年も会っていなかった弟との数日間を描く。
 
パンクロッカー崩れの独身男(芳夫)に音信不通だった弟(悟史)から電話が入る──。
どうやら、母親(美智子)が自殺をして昏睡状態のようだ。男は何年も帰っていない故郷、北海道小樽に向かった。わけありの女(真紀)を連れて。男はその女に嫁のふりをしてくれと頼んでいた。母親の喜ぶ顔が見たかったのだ。果たして、意識不明の母は目を覚ますのか? 男の願いは叶うのだろうか? 
会話も少なくぎこちないまま、二人は小樽の蘭島駅に降り立った……。
 
2025年2月に開催された世界三大ファンタスティック映画祭のひとつ、ポルト国際映画祭に出品され、監督週間部門 コンペティション 主演男優賞<木村知貴>を受賞。ポルトガルの人々の心を魅了した。
メガホンを取ったのは、『YUMENO ユメノ』『TOCKA[タスカー]』に続く、長編三作目となる鎌田義孝監督。
前二作品と同様に本作も北海道で撮影、小樽市近郊の蘭島をロケ地に選んだ。
 

『蘭島行』メイン画像B.jpeg

▲日和山灯台(小樽市祝津の高島岬にある赤白ツートンカラーの灯台)にて
 
主人公の芳夫には木村知貴(『はこぶね』『室井慎次 敗れざる者』)、真紀には輝有子(『逃走』)、弟の悟史には足立智充(『夜を走る』『夜明けのすべて』)、母の美智子には竹江維子(『TOCKA[タスカー]』)。
音楽は山田勳生(『EUREKA』『はるねこ』)、共同脚本を中野太(『二人静か』『蒲団』)が担っている。
 

IMG_7605.jpeg

IMG_7606.jpegIMG_7607.jpeg

ポルト国際映画祭チーフディレクターのベアトリス・パシェコ・ペレイラは「3人のキャラクターが魅力的で先の展開が読めないところが興味深い。『蘭島行』は家族の生と死を捉えたファンタジーの枠を超えた奥深い作品だ」とコメント。
また、同映画祭ディレクターのマリオ・ドミンスキーは「知貴も有子もアメージングな俳優だ! 『RANSHIMA BOUND』はファンタジーの枠を超えた!」と本作を称賛している。

監督・鎌田義孝コメント

IMG_7616.jpeg

遠く離れた親の死をどう受け止めたらいいのか? 身近に起きた出来事からこの映画を考え始めました。
人間の最後の自由は、死に方を選ぶこと。だけど実際、思い通りになんか死ねないだろう。
いい人生って何なのだ? 現実と妄想が入り混じる気持ちが続いている。
それでも、どうか『蘭島行』が一人でも多くの人の心に届いて欲しいと願っています。
 

250915_adachi-571x800.jpg

なお、公開直前の9月15日(月・祝)には新宿区歌舞伎町のROCK CAFE LOFTで公開記念トークライブが開催される。
鎌田監督が出演するほか、足立正生(映画監督)、大川裕明(役者/監督/RUDE BONES)、増田俊樹(俳優)がゲスト出演する(配信チケット会場チケットの二種を用意)。詳細はこちら

商品情報

映画『蘭島行』

出演|木村知貴 輝 有子 足立智充 竹江維子
企画・監督|鎌田義孝 脚本|中野太 鎌田義孝
音楽|山田勳生 プロデューサー|山野久治 撮影|新宮英生 録音・助監督|植田中
製作・配給|鎌田フィルム
2024年|カラー|日本|84分|©鎌田フィルム 映倫レイティング|G
2025年9月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

【Story】
東京に住む売れないパンクロッカーの佐々木芳夫(木村知貴)は、母が自殺を図ったという連絡を受けた。
彼は妻のふりを頼んだ黒沢真紀(輝有子)を連れて、生まれ故郷の北海道蘭島に駆けつける。
エリート建築デザイナーの弟・悟史(足立智充)を加えた3人は、母が目を覚ますまで奇妙な時間を過ごす。
芳夫は母の日記に、「死んだら父の遺骨と一緒に海に散骨してほしい」と書いてあるのを目にした。
母の願いを悟史にも告げ、芳夫たち3人は母の散骨場所を探しに出かけるが・・・。

Live Info.

『蘭島行』公開記念トーク|足立正生 × 鎌田義孝 運に見放された男、天涯孤独な女

392703-505d31d2.jpg

【出演】
鎌田義孝(映画監督)
【ゲスト】
足立正生(映画監督)
大川裕明(役者/監督/RUDE BONES)
増田俊樹(俳優/LOFT CINEMA)
ほか飛入りゲストあり!
 
【日程】2025年9月15日(月・祝)
【時間】開場12:00 / 開演12:30
 
【配信チケット】
¥1,000
▼アーカイブは2025年9月29日(月)22:00まで購入可
2025年9月29日(月)23:59まで視聴可能
▼チケットはツイキャスにて販売中。購入はこちらから
 
【会場チケット】
前売チケット¥1,300
当日チケット¥1,500
※共に飲食代別 / 要1オーダー¥500以上
▼予約はこちらから

関連リンク

このアーティストの関連記事

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻