『爆裂都市 BURST CITY』『ELECTRIC DRAGON 80000V』などの傑作を生み、最新作『箱男』も大きな話題を呼んだ鬼才、石井岳龍(ex.石井聰亙)監督が、日本大学藝術学部映画学科在籍時、23歳の若さで発表したインディペンデント映画『狂い咲きサンダーロード』。
日本が世界に誇る近未来バイオレンス映画であり、今なお伝説として語り継がれ、各界に影響を与え続ける本作が、公開から45周年を記念して特別再上映が決定。

今回の復活上映は、オリジナル16mmネガからリマスターされた<オリジナルネガ・リマスター版>での上映となるが、このリマスター版は2016年に石井監督、撮影の笠松則通が全面的に監修し制作されたもので、現在本作を観る上でベストな状態だ。

そして、今回の復活上映にあわせて企画された<45周年記念予告編>も遂に完成。
すでに先日公開された特報映像も大好評でSNSを大いに沸かせたが、今回は『狂い咲きサンダーロード』ファンなら誰もが真っ先に思い浮かべる泉谷しげる、PANTA&HALの楽曲が収録された、まさに「完全版」と呼べる待望の予告編だ。

映画オープニングと同じ、打ち捨てられたバイクの映像とノイズ音で静かに幕を開けると、「ワン・ツー・スリー……」と泉谷しげるの声が始まりを告げる名曲「電光石火に銀の靴」のスタートとともに、轟音を鳴らしてエンジンをふかすバイクたち。そして、映画本編から抜粋された、ネオンサインで「Crazy Thunder Road 狂い咲きサンダーロード」と表示される伝説的タイトルクレジットが。
この時点ですでに鳥肌モノだが、その後も「愛される暴走族になろう」というリーダーたちの呼びかけに反旗を翻し、仲間と爆走を続ける主人公・仁の姿と名セリフの数々に、胸が熱くなること必至だ。
予告の中盤からは、こちらもサンダーロードの代名詞的楽曲の一つ、PANTA&HALの「ルイーズ」が、遂に自分を敵とみなして力で排除を試みる暴走族や政治団体のリーダーたちとの全面戦争を迎える仁たちの戦いを盛り上げる。
そして再び「電光石火に銀の靴」の熱狂とともに迎える終盤では、自分たちの道を走り続ける仁と仲間たちの姿や、パンクで爆走感溢れるサイバーな映像がめまぐるしく一気にたたみかけられ、観る者の魂を激しく揺さぶる。


この予告編は、石井岳龍(ex.聰亙)監督自らも監修に参加。POPさとCOOLさ、SPEED感やテンションを大事にしたといい、映像や音声にも細かく意図を反映。「思わず走り出したくなるような」満足のいく予告に仕上がったという。
また、完成した予告を観た泉谷しげるも「カッコいいな!」と絶賛。製作者たちも納得の、伝説的作品にふさわしい新たな胸躍る予告編になった。

さらに、すでに発表されたシネマート新宿公開初日の「泉谷しげるミニライブ&舞台挨拶付き上映」に加え、名古屋、関西、九州、北陸など、様々な地域で石井岳龍監督の舞台挨拶&サイン会などのイベントが続々決定。
「泉谷しげるミニライブ&舞台挨拶付き上映」はチケット発売から数時間で333席が即完売したほどの人気だっただけに、各地でも熱のこもった舞台挨拶付き上映になることは必至だ。決定済のイベントは下記の通り。
『狂い咲きサンダーロード』公開45周年記念特別復活上映 上映日程及び舞台挨拶&イベント日程

★東京:シネマート新宿(8/22金より上映)
[上映後イベント]8/22(金)19:00の回上映後 *チケット完売済
ミニライブ:泉谷しげる|舞台挨拶:石井岳龍(ex聰亙)、泉谷しげる、緒方明
★愛知:伏見ミリオン座(8/29金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]8/30(土)11:30の回上映後
★京都:京都シネマ(8/29金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]8/30(土)16:50の回上映後
★大阪:kino cinéma心斎橋(8/29金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]8/31(日)11:35の回上映後
★兵庫:元町映画館(8/30土より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]8/31(日)15:00の回上映後
★福岡:KBCシネマ(9/5金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/7(日)時間調整中
★佐賀:シアター・シエマ(9/19金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/19(金)17:30〜18:00サイン会、18:30の回上映前舞台挨拶
★新潟:高田世界館(9/26金より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/26(金)19:00の回上映後
★富山:ほとり座(9/27土より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/27(土)10:00の回上映後
★福井:メトロ劇場(9/27土より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/27(土)時間調整中
★石川:シネモンド(9/27土より上映)
[監督舞台挨拶&サイン会]9/27(土)時間調整中

*その他の地域・劇場でも実施予定あり、調整中
商品情報
映画『狂い咲きサンダーロード』
<製作> ダイナマイトプロ / 小林紘(上板東映)/ 秋田光彦(狂映舎)
<監督> 石井聰亙 <脚本>石井聰亙 / 平柳益実 / 秋田光彦 <撮影>笠松則通
<音楽> 泉谷しげる / パンタ&ハル / THE MODS
<出演> 山田辰夫 / 小島正資 / 中島陽典 / 劇団GAYA / 南条弘二 / 小林稔侍
1980年 日本 / 本編96分 / カラー / ビスタ / モノラル
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8月22日(金)、シネマート新宿ほか全国順次復活上映!
【STORY】
バイク! ロック! バイオレンス! 日本インディーズ映画の最高峰に輝き、今なお多くのファンを生み続ける伝説的作品──
暴走族“魔墓呂死”の特攻隊長・仁は、「市民に愛される暴走族」を目指す同輩や自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗を試みた末、遂には右手を切断されてしまう。しかし、どん底に堕ちてなお抗うことをやめない彼は、バトルスーツに身を包み、幻の街サンダーロードで最後の決戦に挑むのだった!
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