Rooftop ルーフトップ

NEWS

トップニュース森山未來・佐藤江梨子が出演する『その街のこども 劇場版』、阪神・淡路大震災30年の節目に特別再上映決定

森山未來・佐藤江梨子が出演する『その街のこども 劇場版』、阪神・淡路大震災30年の節目に特別再上映決定

2024.12.17

森山未來と佐藤江梨子が出演する『その街のこども 劇場版』が、阪神・淡路大震災30年の節目に全国各地で再上映される。
 

『その街のこども 劇場版』サブ02_m.jpg

阪神・淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日、NHKで放送された『その街のこども』は、実際に震災を体験している森山未來と佐藤江梨子の切なくリアルな演技に加え、心の傷を抱えたまま生きる若者たちを優しい眼差しで描いた渡辺あや(『ジョゼと虎と魚たち』)の脚本が大きな話題を呼び、放送後には視聴者から感動と絶賛の声が多数寄せられた。
 

『その街のこども 劇場版』サブ01_m.jpg

『その街のこども 劇場版』サブ08_m.jpg

その後、本作は第36回放送文化基金賞を受賞。さらに反響は拡がり続け、遂に『その街のこども 劇場版』として、NHKの制作したドラマとしては初の全国公開が決定。テレビ版にはない未公開シーンを加えたその劇場公開版も多くのファンに愛され続けてきた。
 

『その街のこども 劇場版』サブ03_m.jpg

『その街のこども 劇場版』サブ04_m.jpg

そして、阪神・淡路大震災から30年を迎える2025年1月、多くの要望に応えて全国各地の映画館で再上映が決定。
物語の舞台となった神戸では、シネ・リーブル神戸にて、1月17日(金)より1週間の上映中に連日、日替わりで主演の森山未來、脚本の渡辺あや、音楽の大友良英、井上剛監督らを招いた上映後トークイベントが行なわれるほか、東京でもシネマート新宿にて1月18日(土)に森山未來、佐藤江梨子、井上剛監督による舞台挨拶が実施される。その他の上映劇場、日程は下記の通り(追加の可能性あり)。

『その街のこども 劇場版』阪神・淡路大震災30年特別再上映 上映劇場

sonomachi_poster.jpg

◉兵庫:シネ・リーブル神戸|1月17日(金)~1月23日(木)
【上映後イベント】
1月17日(金):京田光広(プロデューサー)、松下麻理(神戸フィルムオフィス スタッフ)
1月18日(土):森山未來(主演)、井上剛(監督)
1月19日(日):大友良英(音楽)、聞き手:森本アリ(音楽家/「三田村管打団?」「音遊びの会」)
1月20日(月):永幡由美子(神戸フィルムオフィス 元スタッフ)、聞き手:松下麻理(神戸フィルムオフィス スタッフ)
1月21日(火):慈 憲一(灘百選の会 事務局長)、聞き手:土屋千佳(神戸フィルムオフィス スタッフ)
1月22日(水):堀之内礼二郎(映画『港に灯がともる』プロデューサー)、聞き手:京田光広(プロデューサー)
1月23日(木):渡辺あや(脚本)、聞き手:片岡達美(神戸新聞・文化部次長)
 
◉大阪:シアターセブン|1月11日(土)~1月17日(金)
【上映後イベント】1月16日(木):井上剛(監督)、京田光広(プロデューサー)
 
◉東京:シネマート新宿|1月17日(金)~1月23日(木)
【上映後イベント】1月18日(土):森山未來(主演)、佐藤江梨子(主演)、井上剛(監督)
 
◉京都:京都シネマ|1月17日(金)のみ
【上映後イベント】1月17日(金):井上剛監督
 
◉その他 上映劇場
1月17日(金)のみ上映
北海道:シアターキノ / 宮城:フォーラム仙台 / 熊本:DENKIKAN / 沖縄:桜坂劇場
 
1月12日(日)のみ上映
長野:松本シネマセレクト
 

『その街のこども 劇場版』サブ06_m.jpg

『その街のこども 劇場版』サブ05_m.jpg

また、今回の再上映に伴い、主演の森山未來と佐藤江梨子、井上剛監督らスタッフに加え、2011年の初劇場公開当時から本作を熱く支持し、応援を続けているライムスター宇多丸からも、「生涯忘れ難い一作」と絶賛するコメントが届いている。
 
災害の当事者でありながら被災者とは自認しきれず、周縁のものであるという感覚を拭えない。
あれから30年を経て、日本にそのような感覚を持つ人はどれほどいるのでしょうか。
なんにせよ、この映画は火山大国で今を生きるわたしたちの、ひとつの中心の物語なのかもしれません。
──森山未來 
 
『その街のこども』は2009年から2010年に撮影していました。キャストだけでなく、スタッフの多くが関西出身なのもあり。
震災を間近で見て来たスタッフの方々の熱い思いも沢山入ってます。
──佐藤江梨子 
 
『その街のこども』って〈こども〉をタイトルに入れてて良かったなと思います。あの夜のこどもたちの未来を想うだけでなく、
あの夜の先に起きた、もっとたくさんのこどもたちがいる〈今〉を、僕らは知っているから。
──井上剛(監督)
 
15年前、辛い記憶を祈りにかえて、世界に蒔いてみました。
それがどうなったのかを見においで、と呼ばれているのだと信じて私も神戸にまいります。
──渡辺あや(脚本)
 
「互いの荷物を背負い合う」会話劇として、ありふれた光景(団地の一室から漏れる灯りと、人影……!)を奇跡に変えるロードムービーとして、生涯忘れ難い一作です!
──宇多丸(RHYMESTER)
 

商品情報

映画『その街のこども 劇場版』

<監督> 井上剛(「64(ロクヨン)」「あまちゃん」「いだてん~東京オリムピック噺~」)
<脚本> 渡辺あや(『ジョゼと虎と魚たち』「カーネーション」「エルピス-希望、あるいは災い-」)
<音楽> 大友良英(「あまちゃん」『花束みたいな恋をした』「エルピス-希望、あるいは災い-」)
<テーマ曲> 阿部芙蓉美「その街のこども」
<出演> 森山未來(『シン・仮面ライダー』)/ 佐藤江梨子(『ミッドナイトスワン』)/ 津田寛治(『首』)/ 白木利周
2010年 日本 / 本編83分 / カラー / ビスタ / ステレオ / ドラマ ©2010NHK
配給・宣伝:株式会社トランスフォーマー
2025年1月、阪神・淡路大震災30年特別再上映決定

【STORY】
1995年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。
偶然出会ったふたりの想いが、夜の街にあふれ出す──。

こどもの頃に震災を体験し、いまは東京で暮らす勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。彼らは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる。震災が残した心の傷に向き合うため、今年こそ「追悼のつどい」に参加すると心に決めていた美夏に対し、出張の途中に“なんとなく”神戸に降り立っただけだと言い張る勇治。全く異なる震災体験をしたふたりの間には、大きな溝が広がっているように見えた。しかし、“ある場所”に差し掛かったとき、美夏は勇治が長年抱え込んできた過去を垣間見ることになる。復興を遂げた真夜中の神戸の街を背に、これまで語ることのできなかったふたりの想いが、不器用にあふれ出そうとしていた。

このアーティストの関連記事

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻