10月放送開始と同時にドラマファンから熱い感想が次々沸き起こり、スリリングな展開で毎話視聴者をうならせる連続ドラマ『エルピス ― 希望、 あるいは災い ―』のシナリオブックが、来年1月に河出書房新社より刊行される。
話題のドラマ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』
話題の連続ドラマ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』(制作著作 カンテレ)は、スキャンダルによってエースの座から転落した元人気女子アナ・浅川恵那と、バラエティ番組の若手ディレクター・岸本拓朗が12年前に起きたある連続殺人事件の冤罪疑惑を解明するために奮闘する全く新しい社会派エンターテインメント。
主人公二人の複雑な境遇、微妙な人間関係のもつれや葛藤、舞台となるテレビ局による政界への忖度、政治家と地元有力支援者との癒着といった様々な状況、思惑が絡み合う、息もつけないスリリングな展開が多くの視聴者を惹きつけ、「今秋No.1ドラマ!」といった声が多く寄せられている。
企画・構想から約6年を経てドラマ化が実現
このオリジナルドラマの脚本は、自身初の民放連続ドラマとなる渡辺あやによるもの。2016年春、本作プロデューサー佐野亜裕美と構想を練り始めた企画が約6年の時を経て、『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』として、今年ついに実現。この間に手掛けた『京都発地域ドラマ ワンダーウォール』(2018年、NHK BSプレミアム)、『今ここにある危機とぼくの好感度について』(2021年NHK総合)といった作品でも描かれた、個人と社会の軋轢と葛藤というテーマを更に深化させ、エンターテインメントへと昇華させた比類ない作品となった。本書には渡辺と佐野による「特別対談」も収録されている。
魅力の核心は展開とセリフ
出演陣の演技、演出、音楽、衣装など、毎話見どころに溢れ、放送と同時にSNS他で話題を呼ぶ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』。その魅力の核心は、何といっても予想のつかない驚きの展開と、各話の随所で交わされ、視聴者の胸を刺すセリフだ。今回発売が決定したシナリオブックは、各シーン、名セリフを振り返るための最良のツール。シナリオブックを片手に再度ドラマを振り返ることで、新たな魅力の発見と感動が得られるだろう。
「私はもう、のみこめない。これ以上」
「のみこみたくないものは、のみこまない。でないともう」
「死ぬし、私」
(浅川恵那「#1
商品情報
エルピス ― 希望、あるいは災い ―
著者:渡辺あや
税込予価:2,200円(本体2,000円)
体裁:46変判/並製/320頁(予定)
ISBN:978-4-309-03093-7
発行:河出書房新社
発売日:2023年1月31日(火)予定