killmilkyが初のフルアルバムを12月25日(水)にリリースする。これに先駆け、収録曲「シニフィアンが溶け出す」のMusic Videoが公開された。
▼「シニフィアンが溶け出す」Music Video
killmilkyは、2020年に小森まなこ(Vocal / Guitar)を中心に結成。同年、「誘蛾燈」「白昼夢」のMusic VideoをYouTubeにて発表。2021年7月に初ライブを敢行し、以来シューゲイズ・シーンを中心にライブ活動を展開。2022年4月に1st EP『If you kill milky me』、2023年7月に2nd EP『虚構のサンクチュアリ』をリリース。苛烈なノイズの轟音と、その隙間から響き渡るフィメール・ヴォーカルで、狂気と情念が渦巻くサウンドを鳴らしてきた。
そして、2024年3月からは四部作となるシングル「シニフィアンが溶け出す」「あいまいなフィギュール」「意味のないシーニュ」「トレ・ユネールがあいまいになって」を毎月7日にリリース。ラカンやレヴィナス、ドゥルーズといった哲学のモチーフを交え、これまで以上にコンセプチュアルな世界を提示した。
Music Videoが公開された「シニフィアンが溶け出す」は、イントロの水の滴る音と、トリッキーに変容するギターが鮮烈な印象を与える1曲。メイン・コンポーザーである中野ち子(Guitar)の思想、フェチが全面的に色付いた言葉やサウンドは、その映像をもって完成される。美しさ、儚さの中にひそむ不安。侵食される視界。滲む狂気。どこかグロテスクな感覚。祈り。それらを象徴する、妖しげな表情で歌う(二対の)小森まなこの存在──killmilkyが初期から持っていた退廃美や時代不詳のイメージを、より高い解像度で提示する、“狂ったポップネス”という形容が相応しい映像に仕上がった。
フルアルバムの詳細は今後killmilkyのSNSで徐々に明かされていく。
【killmilkyプロフィール】
小森まなこ(Vocal / Guitar)
中野ち子(Guitar)
わだ(Bass)
★(Drums)
東京を拠点に活動する4人組バンド。
苛烈なノイズの轟音と、その隙間から響き渡るヴォーカルで、狂気と情念が渦巻くサウンドを淡々と鳴らす。